壱里島奇譚
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2010年に出た単行本の文庫化。 熊本の離島である「壱里島」を舞台とした長篇SF小説だ。 東京から派遣されたサラリーマンが特殊な調査に取り組んでいくのだが、やがて島内を二分するような大問題がもちあがっていることがわかり、否応なしに巻き込まれていくというストーリーだ。 しかし、雰囲気的にはあくまでもゆるい。 ハートフルなラストが、いかにもな梶尾作品だった。 | ||||
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熊本の天草地方にある架空の島「壱里島」を舞台にした村おこしファンタジー。 ファンタジーの部分を妙に引っ張らず、サラッと描ききったところはさすが。こんなに早くネタばらしして大丈夫なの!? と思ったが、そのまま飽きることもなくラストまで読めた。のどかな田舎で、主人公と木訥な人たちとが織り成す人間模様が気持ちよく、また最後は少しジンときた。やはり梶尾真治にハズレなし。 | ||||
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梶尾作品は、最後に必ずどんでん返しがあってドキッとさせられます。面白かったです。 | ||||
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大会社の中で自分を見失っていた主人公が、離島での体験を通じ、島民とふれあい、奇妙な体験をし、成長していく、そんな話である。 ヴォネガット風にショートショートにすると、「それ、どっかで聞いたような話でさ、、」と突っ込まれてしまいそうだが、あえて作者は島民とのふれあいを描きたかったのだと思う。 一般的な、離島や山村における「閉鎖的・排他的」というイメージを払しょくしたかったのか?そういう意味では、大丈夫だ。 | ||||
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熊本在住のSF作家・梶尾真治の最新長編。天草地方の壱里島(いちりじま)という架空の離島で起こった不思議な物語である。 SFというと昔話をひっくり返した未来話というイメージがあるが、この物語は現代のどこにでもありそうな地方の離島が舞台となっている。物語としてはフィールド・オブ・ドリームの日本版と言うべきか。日本のどこにでもありそうな離島で起こった危機を主人公を取り巻く魑魅魍魎たちが救うという点において、そして強烈な懐かしさを伴うという点において。 島の人情の描き方といい、細部の料理の描写といい、著者の現実を描く力は確かである。その上にSFの想像力を載せるのが著者の特色である。 父親が熊本出身で家の墓も熊本市の郊外にあるという個人的な事情もあって、当分、この著者の描く熊本を中心とした物語から目が離せそうもない。 | ||||
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