赤の女王の名の下に
- タナトスシリーズ (5)
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今巻のテーマ(魚)はブラインドケーブ・カラシン…とみせかけて真の主役は立花兄弟に負けない奇人こと湊俊介警視正です。 あらすじにあるように4巻の事件の末にエリート街道から脱落し、復帰しようとあがく現在の彼と、彼の過去が描かれます。 ほろ苦い過去と、うまくいかない現在……と書くと切ない話なのですが、というか切ない話になるはずだったっぽい(作者後書きより […])のにどうしてこうなった。 汀こるものお得意の容赦なく、かつ身も蓋も無い物語が炸裂します。笑いあり涙あり事件あり、とてもオススメです | ||||
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何度も読み返しています。 お勧めです。 どんな人にもそんな時期があり、そして続いて行くのです。 | ||||
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THANATOSシリーズ第5弾。 全体の印象としては、ここまでの既刊の中では、メフィスト賞受賞の第1作『パラダイス・クローズド THANATOS』に次いで良いと思う。本を開いて最初の折り返しの部分に、今作でメフィスト賞応募のストックが尽きた旨の記述があるが、それを考えると、これまでの4作で、作品の出来のばらつき、或いはキャラの印象が作品ごとに微妙に異なるといった違和感を覚えたことも納得出来る。 今作もそういう意味では、過去の4作品とは共通する部分もあるが、異なる部分も多い。最大の特徴としては、第1作から登場していながら、これまでは、現場ではなく、事件から離れた位置にいた警察官僚湊が直接事件に関わっていることだろう。彼が主人公となっているため、必然最初から最後まで登場している。そのため、いつもの生物系の蘊蓄が少し抑え気味なきらいがあるのに対し、湊のディレッタントが全開になっている。ルイス・キャロルを筆頭に早口言葉から英文詩から色々と暗唱している。この辺りのペダンティックぶりは、読む人によって好悪がはっきり分かれるだろうが、個人的にはこのぐらいは十分許容出来る。 登場人物たちが、善悪どちらのスタンスにいるかはっきりしている、つまり善意の第三者、無関係に巻き込まれた人がほとんどいないと言っていいので、ミステリとしては、わりとシンプルな部類にはいると思う。途中に何度も挟まれる、回想シーンというか半妄想シーンが少々鬱陶しい気もするし、湊のキャラがちょっとやりすぎというかオープンにしすぎ感がある気もするが、全体としてはいい出来だと思う。 | ||||
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