ヴェトナム戦争で戦功を立て、親友の父の経営する銀行に入ったナットは、コンピューターの天才スー・リンと一目で恋に落ちた。

ホステスが扼殺された。彼女は常連客の誰かを強請っていたらしい。

迷走と妄想の迷探偵・紅門福助の元に奇天烈な依頼が飛び込んできた。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

東山俊一と三菜子はまもなく結婚一周年。

戯作者にあこがれる伝蔵は、風来山人・平賀源内獄死の噂を耳にした。

いまや稀代の人気戯作者・山東京伝となった伝蔵。吉原の馴染みの遊女・菊園と所帯をもったが、恋女房の様子がおかしい。

能登の古墳で若い女性の惨殺死体が発見された。

国内に点在する“聖地”で発見された惨殺死体はいずれも若い女性ばかり。身元を探れば全員が孤児救済のための施設出身者だった。

多摩川沿いの公園で、全身を骨折した惨殺死体が発見された。空木精作―彼は周辺の住民との接点も交友関係もない男だった。

こんな奴ら見たことない！

座敷童とは「福をもたらす童女の霊」という形だけでなく、愛らしいどころか不気味な姿をしたもの、また福だけでなく不幸の先触れである場合も『座敷童』の範疇に含むとしている。

大阪の新聞社に勤める新人記者・前田淳子が失踪した。

ソウルへ向かう機中で、29歳の野上陽介は麻里子という美しき人と知りあい、彼女のおかげで商談も成立寸前までこぎつけた。

飛鳥の巨石遺跡“鬼の雪隠”の傍で暴力団の捜査に熱心だった警部が死体で発見された。

四八歳の藍沢晶子には、陶磁器メーカーに勤める二歳上の夫・紳之と二三歳の娘・陽子がいる。

毎日のように届く脅迫状に悩まされる川手庄太郎。身に憶えはないが捨て置くこともならず、民間探偵に調査を依頼する。

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。

「犬男がやったんだ」劭疝犬神通り魔殺人事件で起訴された男は法廷で呟いた。弁護人も無罪を主張。

梨香子は33歳のエリート銀行員。

新宿歌舞伎町の治安を守るため新設された歌舞伎署。

ついに父を殺してしまったヒカルは、組織に追われる一匹狼のヤクザ・鉄男に導かれ、ともにオートバイで放浪の旅に出た。

博多行寝台特急「あさかぜ1号」の個室で男が毒殺された。被害者は成城に広大な邸を持つ資産家。

米アリューシャン列島西端の島キスカにロシア軍特殊部隊が侵入、空母ジェファーソンを巡航ミサイル原潜がつけ狙う!反乱コサック率いる侵略者を追い、SEALチームとトムキャットは猛吹雪の中へ。

臣従を申し出た呉の孫権が蜀と同盟した。魏の曹丕の怒りはおさまらない。

犯人当てゲーム“トロピカル・ミステリー・ナイト”に参加するため、南の島のリゾートホテルを訪れた臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖。

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。

破滅的な原発テロの教訓から、携帯情報端末による厳格な個人認証が課された近未来日本社会。

犬吠埼沖。藻のようの髪を揺らめかせながら、女の死体が漂っていた。

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。

レイ・シムラは、日系アメリカ人のアンティーク・ディーラー。

厳寒の季節に似合わず国際列車オリエント急行は世界各国からの乗客でいつになく混んでいた。

老人相手の詐欺犯が三島市内の隠れ家で刺殺された。男の足どりを辿ると、前夜一緒だった女の存在が浮かび上がる。

タニアを見かけませんか。僕の彼女でモデルなんですけど、ひどい夢遊病で。

引退した俳優が主催するパーティで、老牧師が不可解な死を遂げた。

密室で一人の少女が煙のように消えうせた…とはいってもそこは超能力者たちが押し込められ、不思議も秘密も盛りだくさんな第三EMP学園の女子寮でのこと。

開店前がいいと思う。会員に私立探偵がいるんだが、もて余した事件を抱えたときにはちょくちょく相談に来ているらしいぜ。

今年のクリスマスは、悪い冗談としか思えない―“サンディ・クローズ”という名の法廷未出頭者を追いかけるのに忙しく、ツリーやプレゼントを買う暇もない。

子供を作るか否かで夫とすれ違い始めた志奈子。幼なじみのプロポーズに戸惑う智美。

雲をつかむような探偵ゲームに巻き込まれたリッキー。残された時間もわずかとなって、万策つきかけていた。

「世界には三種類の人間しかいない―ギャンブルする男としない男、そしてギャンブルする男をたしなめる女。

船越達哉は41歳。

突然現われた美人ダイバーの稲森は、16年前のヨットの沈没位置を示す海図を船越に手渡す。

豪華客船は巨大な密室と化した！　浅見光彦、初の海外シリーズ！ 浅見光彦に豪華客船「飛鳥」の世界一周旅行を取材して欲しいという依頼が舞い込んだ。

伝道者ファルコナーの迫害により、故なき制裁で重傷を負った父。ただ耐え忍ぶ母。

ビリー・クリークモアが母から受け継いだのは、死者の魂を鎮める能力だった。だが、人々は彼に冷たく、疑いに満ちた目を向ける。

「伝説の文芸誌『あすなろの詩』を復刊しよう」―同じ志のもとに集まった6人の大学生たち。

ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。

新しい支店を誰が任されるか老舗ブティックは噂で持ちきりだ。

バツイチのOL美幸は、孤独をかみしめながら39回目の誕生日を迎えた。

忙しい忙しいを連発して、いつも社内を右往左往。休みたいのに休むのが怖い「一生懸命サラリーマン」森川昌。

駅のホームで突き落とされそうになる。見知らぬ車に乗せられて誘拐されそうになる―。

ダンサーくずれの敏子とヒモ暮らしの一生が引き起こした11歳の少女をめぐるちんけな誘拐事件。

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。

名探偵ポアロは偶然から、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。

東に麻雀の場が立てば、新幹線の人となり、西にドボンの教示を乞うて、勝負とならば、後姿は見せられない。

沖縄・やんばるの森は、人の手の入っていない自然がいまだ残る原生林だった。

トスカナ地方の領主の息子で、天使を思わせる美少年ヴィットーリオ。

村椿五郎太、25歳。先祖の不始末といまいち野心に欠ける遺伝子が災いして、うだつのあがらぬ小普請の身。

シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

男髷を結い、女剣士として身を立てることを夢見る知佐。

許嫁だったおすずが賊に襲われて自害した。自責の念を抱えながら、信太郎は賊を追う――。

ヤミ金融界の大物・北岡寛之助邸に二人組の強盗が侵入、現金5千万円を強奪した。

何か不愉快なことがおきようとしている。馴染みのバーで酒を奢られながら弁護士マローンは予感した。

荒れ果てた洋館で、学校の女王・竹中真利子が首なし死体で発見された!同級生の奥本美奈は、死体を発見した画家・明石尚子と、事件の闇の部分へと踏み込んでゆく。

勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ…。

精神科医・南川藍子の前にあらわれた三人の男たちは、それぞれが脳に「傷」を持っていた。

大学受験に失敗した諸口ヒカルは、有名作家である父親に抑圧され、鬱屈した日々を送っていた。

ダムの底から発見されたカメラマンとミス・郡上八幡の死体。

魏の曹丕、蜀の劉備、呉の孫権。天下は三分された。

自殺の名所、青木ヶ原樹海。西湖のほとりに在る巴屋旅館は死を前にした人々が多く訪れる。

―四十歳以上も年下の花嫁を連れて、シュルーズベリに華燭の典を挙げに来たドンヴィル。

用心棒稼業の里村半九郎のもとへ、町方同心が訪ねてきた。

49歳のサラリーマン、北野純一はがんのため、あと半年の命と宣告される。

第8回日本ホラー小説大賞受賞作、待望の文庫化！ 南の島に移り住んだ家族の周囲で起こる不思議な出来事。

「このなぞなぞを解いてほしいんです」依頼者がそう言って差し出した手紙には、意味不明の言葉や数字が並んでいた。

あの銀行を撃ち落とせ!謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。

両親を亡くしたイタリア少年・マリオと暮らすようになり、恵子とともに彼の「親」となることを決意した神尾。

「あなた、帰ってこないで」―池畑弘子の夫が行方不明になってからもうすぐ三年。

唇の上にひすい、金、銀が置かれた死体。10種類の宝石を飲みこみ、殺された母娘。

週末の午後、郊外の特設会場で開かれるアンティーク・フェアは素見や掘出し物を探す愛好家で賑わい、優雅な雰囲気をかもす。

―瞳を閉じてはいけない。女子高生がマッチ棒を目にはめ、瞳をこじ開けたまま自殺。

これまであらゆる詐欺を仕掛け、あらゆる人たちをだましてきたすご腕詐欺師の二人組、ロイとフランキー。

“G興産”で新しい高齢者用ケア付きマンションの準備計画に加わり、爽香は多忙な毎日。

宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。

菜摘もまた、店の客の紘子に一目惚れして付き合っていた。

薬品会社のOL栗子は、30歳を目前にして落ち込んでいた。職場はお局扱い、結婚見合いも断られ、家族も勝手気まま。

念願の医院開業が目前に迫った鳥影誠司の許に、父親の突然の失踪が伝えられた。

ランスは失踪した友人ループを捜していた。

四十年前の事件の黒幕と思われる男、タウンリーとは何者なのか?謎を追い、ループを捜して日本へ飛んだランスは、わずかな手掛かりを頼りに東京から京都へ向かう。

プレシャス・ラモツエ―ボツワナでただひとりの女探偵。34歳、かなり太め。

プレシャス・ラモツエ―ボツワナでただひとりの女探偵。34歳、かなり太め。