伊賀忍法帖
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
伊賀忍法帖の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
荒唐無稽だが抜群に面白い。山田風太郎恐るべし。一読の価値あり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み出したら止まらない面白さである。伊賀忍者・笛吹城太郎にとっては、妻の仇である憎い根来忍者荒法師7人組に、如何に挑むかがポイントなるが、毎度ながら独創的で骨太な忍法に驚かされる。展開のスピードも小気味良く、 柳生一族の助っ人が入ったりして、非常に読みやすく面白い。問答無用の傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
問答無用の大傑作「甲賀忍法帖」に比べると、本作は、一読後いまひとつ影が薄くも感じられるかもしれません。 ただ、風太郎忍法帖における「甲賀」が魔人同士の超絶的闘争の代表作だとすれば、「伊賀」は、「常人以上、超人未満」の主人公による魔人討伐という別の系統に属します(「江戸忍法帖」あたりがそうですし、「柳生忍法帖」もこれに近いかもしれません)。この点を区別しながら再読してみると、松永弾正久秀をめぐる虚実や、末尾に漂う抒情性など、さすがは山田風太郎と唸らされます。15年の歳月を経て松永弾正の前に立った笛吹城太郎は、魔人に変じていたのでしょうか? なお、90年代の伝奇ヴァイオレンスの一方の雄である菊地秀行が、一貫して「甲賀」(あるいは「忍者月影抄」)型の魔戦を書き連ねているのに対し、もう一方の長である夢枕獏は、「魔獣狩り」の文成仙吉、「キマイラ」の九十九三蔵、「黄金宮」の地虫平八郎など、「伊賀」型の超克を志向しているように感じられます。あるいは、朝松健の「逆宇宙」シリーズに、「伊賀」から「甲賀」への変遷を見ることができる、というのは僻目でしょうか? このように、風太郎忍法帖のふたつの系譜は、その後の作家によって継承されているのではないかと思います。もっとも、昨今のマンガにおけるトレンドなども踏まえると、前者の隆盛は自明なのですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の原作ですが、より時代を見据えた歴史物としても楽しめます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
男だったら誰でも一度は憧れる(かもしれない)松永弾正久秀が悪のボスとして活躍する忍法帖は、本作と『海鳴り忍法帖』。 信長曰く、久秀がなしとげた常人ではなし得ぬ3つの活躍のうち、主家三好家を滅ぼした事と奈良の大仏殿の焼き落としは本作で、残りの将軍足利義輝暗殺は『海鳴り忍法帖』で楽しめる。 女も権力も芸術も、自分の野望、欲望にどこまでも正直な久秀には、すがすがしくなるくらい。 復讐に燃える伊賀忍者と根来忍法僧、聖女と悪女、大幻術士と剣聖、それぞれ入り乱れての痛快エンターテインメント。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 18件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|