猫はコインを貯める
- 猫ミステリ (36)
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リリアン・J. ブラウン女史(1913-2011)の代表作「シャム猫ココ・シリーズ」の第22作(英語版2000刊行)です。 『猫はチーズをねだる』で爆破されたニュー・ピカックス・ホテルが新装オープンします。クィラランの財産を管理するK基金が再建を行ったため、クィラランの母親の旧姓にちなんでマッキントッシュ・インを名付けられます。壁には亡き母の肖像画が飾られるほどの手の込みようです。(注:クィラランの持つ莫大な財産は、母から相続したものではなく、母の親友ファニー伯母さんから相続したものです『猫は郵便配達をする』参照) ところが、新装オープンしたホテルで殺人事件が起こります。被害者は、数年ごとにピカックス市を訪れる宝石商デラキャンプ。ピカックスの女性たちには称賛され、男性たちにはうさん臭く思われていた謎の多い人物でした。警察は、失踪した若い女性アシスタントの行方を捜します。 本作では、クィラランのルーツが明らかになります。クィラランの顧問弁護士であったオズモンド・ハーセルリッチ(89歳)が病死し、クィラランにクリンゲンショーエン家書簡を遺します。その中には、母アニー(アン・マッキントッシュ)が親友ファニー(フランセスカ・クリンゲンショーエン)に送った手紙が入っていました。クィラランは、父や祖父母についてはじめて知ることになります。 なお、今回はクィラランの話に重点が置かれていて、ココやヤムヤムの出番は少なめです。とはいえ、二匹はいつものように納屋の中を引っ掻き回します。ココは自信満々に自分の傑作(散かし具合)を見下ろし、ヤムヤムは罪悪感を感じて隠れます。 カバーイラストは、山城隆一氏(1920-1997)の素敵なイラストです。山城隆一氏は、猫のイラストや絵本で有名です。 | ||||
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彼が彼の弁護士からもらった、彼の亡母が生前、ファニーおばさんに宛てて書いた手紙で、彼女の家系は華麗なる一族ではないことが判明し、彼の亡父が生前、罪を犯していたことが判明したことで、彼が家系自慢をするのをやめてよかった。しかし、彼も罪を犯したので、彼は母親の自慢をできる人間ではない。 亡くなった彼の母親が気の毒である。 | ||||
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シャム猫ココシリーズ。 文庫の表紙の絵は、猫のいろいろな姿勢を書いています。色使い、猫の姿の捉え方など、それだけでも購入する価値があると思いました。 主人公クィラランは母の知り合いの金持ちから遺産相続を受けた人間です。猫との間友達のような、猫に使われているような関係が面白い。 猫と主人公が特別の能力を少しづつ持っているようだ。 今回は、主人公が、昨年爆破され新装開店したホテル。宿泊する謎の宝石商が殺され、宝石と助手が行方不明。シャム猫ココはクィラランの貯金箱からコインを。 生活感の溢れる話題が多いのは、リリアン・ブラウンの経験が入っているのでしょう。 | ||||
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同じシリーズの他の本と比べると、いまいちKoKo&YamYam の登場回数が少ない気がする。KoKoも今回はとても「普通の猫っぽい」、戸外での活躍がなかったから?宝石商の殺人事件に地元の人間も絡んで、というのが今回の事件。他の本を読んでいない人でも、設定などはシリーズファンにはしつこい、と思われるくらいきちんと説明されているので楽しめると思う。 | ||||
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