猫は郵便配達をする



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初公開日(参考)2002年01月
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長編小説

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猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2002年01月01日 猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)

もと新聞記者のクィラランは莫大な遺産を継いで、ピカックスに移り住むことになった。相続に付随する郵便物の山は悩みの種でも、郵便配達に凝っているシャム猫ココと、美人弁護士に助けられて、頬はゆるみっぱなしだ。もちろん好奇心は健在で、過去の失踪事件を調べはじめるが、とたんに不審な事故が続発する。そんなとき、ココがくわえてきた手紙に、事件を解く健となる、意外な事実が!シリーズ初期に書かれた未訳作品。 (「BOOK」データベースより)




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猫は郵便配達をするの総合評価:8.33/10点レビュー 6件。Bランク


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No.6:
(4pt)

シャム猫ココ第6作、移住したピカックスで事件に遭遇

リリアン・J. ブラウン女史(1913-2011)の代表作「シャム猫ココ・シリーズ」の第6作(英語版1987刊行)です。
母の友人だったファニー伯母さんの莫大な遺産を相続したクィラランは、新聞社を辞め、シャム猫のココやヤムヤムと一緒に、北部の小さな町ピカックスの豪邸に引っ越します。詮索好きなクィラランは、5年前に消息不明になったメイドの行方が気になり調査を始めます。人口3千人の小さな町の住民は、表面は友好的ですが、裏には秘密と陰謀が渦巻いているようで・・・。

豪邸に届けられる大量の郵便物に、ココとヤムヤムは大喜びです。ココは意味ありげに郵便を咥え、ヤムヤムは郵便を隠そうとします。相変わらずの愛らしさです。
猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150772215
No.5:
(3pt)

二日酔いには迎え酒。

主人公が事故に遭い、退院し、彼がクリンゲンショーエン家の遺言について法律事務所を訪れた時、彼は、女性弁護士の顔が青ざめているの見て、彼女は二日酔いだから迎え酒が必要だと考え、彼女をディナーに誘い、カクテルを飲ませようとするのだが、その行為は危険である。彼は記者だったくせに間違った対処法を鵜呑みにし、実行しようとするのはどうかと思った。しかし、彼女はディナーを断ったので、迎え酒を飲まされずに済んでよかった。
猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150772215
No.4:
(4pt)

ピカックスという街は?

主人公がココと暮らす北の街はどこにあるのか?そんなことを考えながら読むと更に楽しく読めます!
猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150772215
No.3:
(5pt)

シャム猫ココシリーズ

シャム猫ココシリーズ。クィラランが、新聞記者を辞めてからのお話。
「ひとついわせて、クィル。教師にとって 本物の教師にとって 最高のご褒美は、素材を発見して、それに栄養を与え、大きく育っていくのを眺めることなの。
教師の本質をつくくだりがある。筋とは関係のない、人生の薀蓄があるのはうれしい。
アーチ・ライカ、アイリス・コブという新聞記者当時の知り合いが最初に登場するので、第一話、第二話からのつながりもよい。
ピカックス市へ来たあと、おばさんが亡くなり、グッドウェインター一族とのつきあいがはじまり、突然の事故。
その裏側が、一枚づつ剥がれていく。
殺人事件が多いが、あまり暗くならなく、当事者意識が薄いのは、シャム猫ココが本当の主人公だからかもしれない。
デザイナとしてのデイジー・マルが、死んだ後の話になっていて、一度も生きた姿で登場しないのは残念。
また、デイジーの有人、ティファニー・トロッターも、登場してすぐに亡くなるのも残念。
魅力的な人物を、おしげもなく殺していってしまう作風に驚く。
猫が郵便物を仕分けしているので、「猫は郵便を仕分けする」という標題はどうだろう。
The cat who played post office.郵便局ごっこなので、配達とは限らないという気がしています。
猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150772215
No.2:
(5pt)

猫は郵便配達をする

このシリーズは、原作者の執筆順不同で日本語版が出版されていますが、私は幸運にも最近1冊目より読み始めたので、順番通りに楽しむ事ができました。(この作品なしに、後続を読んでは、面白味も少しばかり欠けてしまうのではないかと思いますが)それを踏まえると、おもしろい作品でした。猫のココの仕草や、妙な行動は、猫と長年同居している私にとって、とてもかわいらしく、悪戯についても、いつもながら憎めないように思えました。今回はココが封筒をくわえて歩きますが、またとてもかわいらしく、賢い様子でした。これ以上書くと結末を開示してしまいそうなので、本編を読んで意外な結末に驚嘆してください。
猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150772215



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