節約は災いのもと
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このシリーズは、4冊とも順番に読みました。 とても楽しく読めるし、謎解きもあるし、さらに社会的なテーマも盛り込まれていると思います。 本国では、もっとシリーズが続いて出ているそうなので、是非とも読みたい!次のシリーズ5、6と出て欲しいと思います。 | ||||
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近年に限らず、また洋の東西を問わず、売れない(出来が良くないでは無い)作品はひっそりと続編の刊行が停止されます。 コミックの場合、おざなりでも最終回が用意されるので未だ良心的と言えるかもしれません。 この作品は好奇心から捜査チームを組んだ使用人と、捜査能力は無いですが、人情味溢れる人柄が素晴らしい警部の対比が楽しい作品でした。 本邦未訳の作品も本国には控えているため、何とかして続編を刊行して頂けないかと願っている作品です。 | ||||
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良き時代のロンドンを舞台にしたある警部補の使用人達が主人に悟られない様に事件を解決して主人の手柄にすると言うコメディ要素の推理小説です。 | ||||
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ほのかなユーモアもありますが何よりも本格的なミステリーを書く事に力を注ぐ著者の真剣な熱意が感じ取れますので私にとって毎回読むのがとても楽しみなジェフリーズ夫人と使用人探偵団シリーズ第四作です。東京創元社さんは本当に訳題のつけ方がとてもお上手だなと特にコージー系はお見事な出来栄えだなと何時もいたく感心しておりまして、今回も実際にありそうな諺をもじっただけではなくて読んだ後に内容的にもかなり意味深な題名だったのだなと気づきましたね。それから残念ですが最近は東京創元社さんも昔みたいにシリーズを長い時間をかけてでも地道に紹介されるという方針ではなくなって来た様にお見受けしますので、本シリーズも何時突然に紹介が打ち切りになってもおかしくないなと覚悟していますが、でもまああまり先の事は考えずに今時点の読ませて頂ける喜びを大切にしてとにかく次回作の刊行を楽しみに待ちたいと思いますね。 ウィザースプーン警部補が投資に失敗したお陰でジェフリーズ夫人と使用人達は家計費節約計画を実行する様にと言い渡された所為でみんな何時になく不機嫌になっていた。しかも旦那さまが今回担当させられたのは容疑者の誰もが疑わしくて中々犯人を一人に絞り切れない半端ない超難事件で一向に成果が上がらず皆のイライラがますます募るのだった。 今回は主要な容疑者四人の誰もが疑わしくアリバイもはっきりしなくて十分に犯行が可能だという厄介な状況が呈示されておりまして、誰が厚かましくしらばっくれているのだろうか?と首を捻らされますが、またまたセオリーや先入観や固定観念を逆手に取った鮮やかな名推理でいわば読み手の眠っていた目をぱっちりと見開かせてくれますね。どんなにだらしなくて愚かそうに見えても油断して重要な手掛りを見逃してはいけないのですね。さて、今回も使用人探偵団の面々はみな一生懸命にがんばりましたね。頼りない従僕のウィギンズは溺愛する飼犬フレッドが警察犬の才能を発揮したと大袈裟に思い込んで我が事の様に喜ぶ姿が微笑ましかったですし、馭者のスミスはちょっとヤバそうな一面も見せましたが最後の犯人追跡シーンでは大いに活躍しましたね。そして料理人のグッジ夫人は質素な食事を開発して節約の惨めさを旦那さまに存分に知らしめた功績が大ですし、メイドのベッツィは悲しい過去を思い出させる危険な地域へ勇敢に乗り込んで少し落ち込みながらも気丈に奮闘しましたよね。アメリカ人の友人ルティは故郷の知識を生かして老いても尚健在振りを見せてくれましたし執事のハチェットは心細げな娘ベッツィを優しく見守ってくれただけでも十分に貢献したと言えますね。そしてウィザースプーン警部補は風邪に始終空腹という最悪のコンディションの中でもそれなりにまあよく頑張った方だと思いますし、何よりも疑り深い性格でなく暗示にかかり易いのが幸せでいいなと思われある意味で深く悩まない大らかなアバウトさが羨ましくもありますね。そして我らがジェフリーズ夫人は今回相当に悩み苦しんで自信も揺らいだ事と思いますが、それでも自分を信じ必ずや最後には真実の閃きが降りて来ると心に言い聞かせ片時も冷静さを失わずに決して安易に妥協しないのがさすがだと思いますよね。協力者達への気遣いの心を忘れない優しさやウィザースプーン警部補を上手に誘導して成功への道に導いてあげる技も何時もの様に絶品のお見事さでしたよね。それから最後に思えば彼らはみな縁の下の力持ちで誰から褒められる訳でなく報酬が得られるのでもないのにひとえに旦那さまの為にと必死でがんばる姿勢は気高いですし、今回みたいに楽しいだけでなく時には苦しい時もあるだろうと思いますがこれからも懲りずに奮闘努力して欲しいなという願いも込めて、「よくがんばったね、本当にご苦労さま」と皆さんにねぎらいの声をかけてあげたいなと思いますね。 | ||||
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