猫は鳥と歌う
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リリアン・J. ブラウン女史(1913-2011)の代表作「シャム猫ココ・シリーズ」の第20作(英語版1998刊行)です。 クィラランが住むりんご貯蔵用納屋の近くにアート・センターが完成し、クィラランは、女性館長や、蝶の絵ばかり描く女性画家フィービー・スローンと交流をはじめます。 そんななか、アート・センターそばの農場で火事がおこり、一人暮らしのモード・コギン夫人が亡くなります。93歳の夫人に敬意を持っていたクィラランは行き場のない憤りを感じます。更に、夫人が生前に土地を売却したというノーザン・ランド土地開発が胡散臭く感じられ、調査を始めます。 本作は、いつもは平静な(感傷的にならない)クィラランが憤っているのが新鮮でした。読んでいると、彼の憤りが乗り移ってきたかのようにハラハラしました。はたして悪党は報いを受けるのか、最後まで気が抜けません。結末は・・・読んでのお楽しみです。 今回、クィラランは納屋の傍にあずま屋を建てます。ココはあずま屋から眺める鳥たちの姿に恍惚となります。7羽のカラスと友達となり、小鳥たちに歌を歌います。どうやら小鳥の鳴き声を覚えたようです「ケクケクケクケク」。一方、昆虫好きのヤムヤムはフィービーからもらった蝶が羽化して大興奮です。 また、ポリーの飼い猫ブルータス(旧名ブーツィー)は、雌の子猫カッタという相棒ができて人懐こい性格になり、天敵だったクィラランに頭を擦り付けるまでになりました。 他にも、クィラランの納屋に置き去りにされた2匹の猫が登場しますが、2匹はある場所を住処にすることになります。その場所はなんと・・・。 モード夫人が飼っていた年老いた5匹の犬たちも幸せになります。マクビー農場に貰われていき、少年に手厚く世話されます。 カバーイラストは、山城隆一氏(1920-1997)の素敵なイラストです。山城隆一氏は、猫のイラストや絵本で有名です。 | ||||
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死亡事故、殺人、火事など、実際の生活では遭遇したくない事象が、 登場人物の人間性、登場する猫の行動など、 物語を読む気にさせてくれる。 ある雰囲気を作り出した世界で、たんたんとことがらが進んでいく。 人気のCAT WHOシリーズ。 | ||||
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