猫はチーズをねだる
- 猫ミステリ (36)
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リリアン・J. ブラウン女史(1913-2011)の代表作「シャム猫ココ・シリーズ」の第18作(英語版1996刊行)です。 ニュー・ピカックス・ホテルに謎の女性が宿泊します。あの古ぼけたホテルに2泊以上泊まるなんて・・・、住民たちの噂の的になります。そんななか、女性が宿泊する部屋が爆発。掃除係の若い女の子アンナ・マリー・トムズ(20歳)が死亡し、謎の女性は失踪したため、町中が騒然となります。いつものように、シャム猫のココは謎めいた行動をとりますが、クィラランにはその意味が分かりません。 事件に騒然としながらも、町は<食の大探求>と名づけたイベントで賑わいます。新聞のフード・フォーラム、男性のみの料理教室、厩舎横町に新たにオープンした料理店や食材店、パスティ(肉や野菜を生地で包んだ伝統料理)・コンテスト、名士オークション(町の名士と半日デートできる)、自転車マラソン、などで大いに盛り上がります。ところが、またもや事件が発生し・・・。 ココとヤムヤムはチーズ好きになり、チーズをせがみます「アオン」。クィラランはブドウの種ぐらいの大きさの欠片を与えることにしたようです。ホームパーティーでは、ココはチーズの欠片を追いかけ、ヤムヤムは客の靴ひもを熱心に探します(靴ひもを解くのがヤムヤムの趣味)。 本筋とは関係ありませんが、猫のひげの数が話題になります。ヤムヤムやブーツィー(恋人ポリーの飼い猫)は片側24本なのに対して、ココは片側30本。ココの卓越した能力の証しのようです。 本作では、ココとヤムヤムの優しさが描かれています。自殺しようとしたある男を2匹は慰めます。ヤムヤムは膝に乗り哀愁をたたえた瞳で男をじっと見上げます。それを見たクィラランは思います「彼女は魔女だ」。男はすっかり元気になります。 カバーイラストは、山城隆一氏(1920-1997)の素敵なイラストです。山城隆一氏は、猫のイラストや絵本で有名です。 | ||||
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ホテルの爆破事件。 爆破対象ではない人が亡くなっている。 悲しい話なのに、新聞記者らしい淡々とした話が進んでいく。 チーズテーブルには3種類のブルー。 チーズの種類を知らない人にとっては、チーズ勉強のよい機会。 命の恩人から殺人を依頼された人。 蜂にさされて死んだ恩人。 加害者の片棒をかつがされた人の話は、しんみりしている。 今回も、ココの活躍は続く。 | ||||
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