猫は川辺で首をかしげる
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リリアン・J・ブラウン女史(1913-2011)の代表作「シャム猫ココ・シリーズ」の第24作(英語版2002刊行)です。 クィラランは、ココやヤムヤムと一緒に、ブラッククリークの町にある<クルミ割りの宿>で休暇を過ごすことにします。ところが、そばの川で、キャビンに宿泊していた男の死体が発見されます。ブラッククリークの周辺には何やら怪しい気配があるようです。 本作では、クリンゲンショーエン家とリンバーガー家の歴史が詳細に語られます。両家の歴史が物語の背景に深みを与えています。なお、クィラランに莫大な財産を遺したファニー伯母さんは、クリンゲンショーエン家の最後の一人です。 クィラランは、旅行中のポリーの代わりに猫のブルータスとカッタの世話をします。帰宅したクィラランは、ココとヤムヤムから冷たくあしらわれます。ココとヤムヤムは、クィラランが競争相手(ブルータスとカッタ)と親しくするのは気に入らないようです。 本作では、さまざまな五行戯詩が登場します。日本の短歌についても触れられており、著者の博識ぶりが窺えます。 カバーイラストは、山城隆一氏(1920-1997)の素敵なイラストです。山城隆一氏は、猫のイラストや絵本で有名です。 | ||||
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シャム猫ココとヤムヤムの物語。元新聞記者のクィル。 バンバ妻夫、キャビン宿泊客、アバネシー妻夫、プロディ親子などが登場する。 行方不明者の死体。犯人の目星。 といえば、サスペンスもののようだ。 実際には、日常生活の記述と、元記者の視点が面白い。 猫好きの人には、猫にまつわる記述が面白いかもしれない。猫嫌いの人にはお勧めできないかもしれない。 アメリカ北部のカナダ国境付近の町を舞台に、アメリカの歴史、文化を知ることができるような記述もある。 | ||||
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イベント好きでめげないピカックスの住人が好きだ。シャム猫ココの管理下にある風変わりな大富豪でコラムニストのクィラランは すっかりこの街の風物詩としてとけ込んでいる。今回 ポリーは旅行中で 絵はがきだけ登場。旅先で男友達ができたかと思わせるコメントでクィラランをからかう余裕も。川辺のコテージに滞在する曰くありげな何組かの旅行者。不穏な空気におびえる宿の管理人の助っ人として出かけるクィララン。ココもヤムヤムもすてきだが 辺境のリゾート地に住む身としては ピカックスの住人の元気が好き。 | ||||
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ジム・クィラランとポリーの仲はすっかり安定。今回はポリーが旅行中。旅先からの絵はがきで 話題豊富なイケメンに会ったとにおわせてクィラランをからかったり 余裕である。クィラランは地元にとけ込んで もはや風物詩としての機能を持つに至っている。相変わらず 気前がよく親切心と好奇心あふれるクィララン。元気でめげないピカックスの住人(過疎地一応リゾートの住人としては 理想像 かくありたい)。しかし川辺のコテージに宿泊した 一癖二癖曰くありげな滞在者たち。そして・・・シャム猫ココは 管理下にあるクィラランを動員することに。どうも手元に「猫に飼われる人」の本がたまり始めたこのごろです。 | ||||
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