碑文の謎を解いた者は、右代宮家の黄金と家督を引き継ぐことができる―魔女“ベアトリーチェ”から届いた手紙の導くままに、ついに黄金を探し当てる長女・絵羽。

24世紀からやってきた“彼ら”の目的は、「人を不幸から守ること」だった…。

朝八時、地下鉄霞ケ関駅で爆弾テ

帝都を狙う恐るべきスパイ網!愛国探偵・横川禎介、謀略を暴く!異色スパイ小説。

おそのと正式に婚約を交わしたばかりの重兵衛だったが、朋友の作之助と吉原に行ったことが判明。

同乗したバイクで事故に遭い、恋人・淳一を亡くした泉美はその時の記憶をどうしても思い出すことができない。

裁判員裁判、その時私たちは何を体験するのか。

閉塞感が漂い、「希望」を持つことが難しい現代。

閉塞感が漂い、「希望」を持つことが難しい現代。

「過去」の背中に怯える芭子。「堀の中」の体験をいまだ不用意に口走る綾香。

大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。

仮想都市=ヴァーチャストリートで発生した殺人事件。第1回島田荘司推理小説賞受賞。

完全無欠の親友同士だった「錦組」も中学を卒業した。

女子大生・一咲の周りで起こり始めた小さな異変。差出人不明の置き手紙、煙草の吸い殻、非通知の電話…。

1976年、ソノラ砂漠から戻った二人の詩人、アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマは、メキシコを離れ、それぞれヨーロッパに渡る。

1975年の大晦日、二人の若い詩人アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマは、1920年代に実在したとされる謎の女流詩人セサレア・ティナヘーロの足跡をたどって、メキシコ北部の砂漠に旅立つ。

目覚める前、思念のなかで猛虎の爪に引き裂かれ、頭蓋が割れるさまを実感する。葉隠武士、斎藤杢之助独特の“死の鍛錬”―。

死人斎藤杢之助の前に次々と現れる陋劣な輩。

経団連会長が誘拐された!届いた声明文には懐かしの「かい人21面相」の文字が…。

同乗したバイクで事故に遭い、恋

「さあ、神無月だ――出番だよ、

ドラマ「臨場」オフィシャル・ガイド。文庫未収録作品一挙掲載。

江戸の夜闇のなか、屋根から屋根へ風のような身のこなしで瓦をわたり歩く、その名も世に聞こえた盗賊・鼠小僧。

敗戦間近、箱根に疎開中のドイツ軍潜水艦長・ネッツバントが変死した。遺体を発見したのは、旅館に住み込みで働く安西リツ。

テロウィルスに襲われた京都を巡る壮大な陰謀―京大教授が挑む、人類進化と狂気のミステリー。

千葉県房総市で、漁網用ロープで風車に吊された女性の死体が発見された。

もう、駄目だと思った。

訪ねてきた見知らぬ小男は、夫婦に奇妙な申し出をする。届けておいた装置のボタンを押せば、大金を無償でご提供します。

小学校生活最後の夏休み。辻貴雄と横田純は森の小屋で赤ちゃんを見つけた。

今から六十年前に帝国陸軍が村に配備した九六式カノン砲。あの日村が滅びたことを子どもたちは知らない。

「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。

1924年、春。ヨーロッパの小国ソヴュールに、極東から留学してきた久城一弥は孤独である。

「零崎一賊」―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。死んだ人間みたいな目をした少年と、顔面刺青の殺人鬼。

「零崎一賊」―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。

私はジョージ・サリッジ。仕事はともかく家庭に満足しているとは言えない。

出会ってたった五日で、中尉のイアンと結婚した看護師のミリエル。

「太宰は戦後日本に絶望して死にました。ぼくは21世紀の日本に絶望して死にます。

地獄の採掘現場、密林のジャングル、マラリアの死窟で、少年たちは―。

大量破壊兵器の衰退に伴い台頭した近接戦闘兵器体系・機甲兵装。

江戸参府のオランダ使節団が、自分たちの宿「長崎屋」に泊まるのを、るんと美鶴は誇りにしていた。

大学受験に失敗した和也は、仙台の予備校に通うため独り暮らしを始める。

…新たな激闘の瞬間、迫る!!武林館が初めて主催する総合格闘技ルールのトーナメントの開催を三月に控え、闘いと勝利に飢えた男たちの拍動が響き始めた。

マットは逃げのびた。だがベリンジャーは殺され、その友人ジャバとともにマットは弟の生死を確かめようとする。

南極の棚氷の崩壊を生中継していたテレビ局の女性ニュースキャスター、グレースたちの前で驚くべきことが起きた。

2007年6月に長篇『虐殺器官』でデビュー、日本SF大賞受賞作『ハーモニー』を遺して2009年3月に死去した作家・伊藤計劃。

時は1800年。ナポレオン軍はアルプスの峠越えの途中、古代の貴重な遺品に遭遇した。

ファーゴ夫妻は全部で12本あるナポレオンのワイン探しに乗りだすが、莫大な価値のあるワインを略奪すべく、強大な力を持つマフィアが執拗に彼らを追跡する。

ボクシング部で憧れの鏑矢の背中を追って地道な努力を続ける木樽。

アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。

聖書は多くの人びとの聖典であり、世界最大級のベストセラーである。

お嬢様学校の実生女学院に通う、中学一年生の智秋、巴、あけびが、隣接する男子校・実生中学の光紀と時生に出会った。

日本橋室町に店を構える小間物屋の主・清吉が、口入屋『弁天』の政五郎から、父親の遺した土地を取り返して欲しいと、馬喰町の公事宿『巴屋』を訪れた。

炎に包まれる山、黒い鳥。“失われた十支族”の末裔、芳賀舎念は危機を予知する。

〜ホンモノより熱い「警察」小説/鑑識、盗聴、銃撃戦…達人ぞろいのスーパーアマチュア集団!/スピーディで愉快で痛快なクライム・コメディ〜 二人の“制服警官”が悪徳宗教団体の裏金運搬車を襲撃した! だが、彼らは本物の警官ではなかった。

「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。

柳原堤下で、武家の心中死体が発見された。旗本にあるまじき不祥事に、遺された妻と幼い息子は窮地に陥る。

伝説のサイコセラピストであり、元警視庁プロファイラーの波田煌子が学習塾の事務員としてやってきた!だがその塾、厄介な生徒が揃っていて、家出にいじめ、カンニングに初恋と戸惑う塾長だったが、一番の悩みの種は波田煌子に。

不器用で繊細な恋愛模様を描いた、等身大の「あなた」の物語。

歴史と伝統に裏打ちされ、茶道の「心」ともいえる京都。その京都で『茶道検定』が開かれる。

柳生全九郎に左手を斬り落とされた徳川竜之助は、さびぬきのお寅の家で、お寅やお佐紀に看病され治療に専念していた。

辻斬りの現場を目撃してしまった、冬次の女房おまち。唯一の目撃者であるおまちが命を狙われた。

名古屋のホテルで寝巻姿のまま、背後から十数カ所刺されていた男性の遺体が発見された。

私立探偵・橋本の叔母みさ子は、京都の資産家。身延山参拝を計画し、旅行会社の早田敬子に付き添われて優雅に出発した。

僕らは親愛なる秘密結社「ウルトラマリン隊」を結成して、みんなが持ち込んでくる不思議な事件の謎に挑んでいた。

ロンドン五輪予選を兼ねた福岡国際マラソン2011。スタートラインに立つ選手にはそれぞれの人生があった。

15歳のテリーは母親と二人暮らし。

鑑定料は超高額。もし予言を外したら代償を払うという、闇の占い師―。

デパートで働くOL・高田梨絵は、厳しく支配的な母親の影響から、内気で自分に自信が持てないでいた。

1986年10月、大富豪“右代宮家”の親族会議は、三人の兄弟たちが当主代行の長兄・蔵臼からカネを無心しようと、不穏な空気に包まれていた。

「これからおまえにはゲームをしてもらう。“ノナリーゲーム”…生死を賭けた運命のゲームだ」。

地味なOL生活を送っていた美咲は、アイドルのようなルックスの若くお洒落な彼氏と付き合っている。

一度死んだ「ぼく」は人生に再挑戦するチャンスを得る。

大学生の佐藤夏市は、いつでも人肌に触れていないとダメという謎のビョーキを患うゲイ。

駐車場に現われた幽霊、愛用の古ダンスの行方、オフィスに座る見知らぬ同僚、人生相談からふりかかる思わぬ災難、満員電車での意外な人間模様、ラッキーナンバーをめぐる争奪戦、街角の署名の落とし穴…。

異端の官僚が事業仕分け人と対決する「一俵の重み」。期限切れ食材を使った確信犯の真意に迫る表題作。

みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。

「ママは余計なこと考えないで、無事に赤ちゃんを産んでくれればいいの」平凡な主婦みどりは、一人娘で産科医の曾根崎理恵から驚くべき話を告げられる。

美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。

そこへ行けば、救われるのか。

あれから三年―。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。

アイドル歌手・星沢夏美が自殺未遂し入院した。熱狂的なファンである本堂克彦は妹の千絵と病院への潜入を試みるが失敗。

秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦。

古事記の「国生み」神話、伊勢・奈良の遺跡、政治家と大企業の癒着、新興宗教…すべてがひとつにつながったとき、底知れぬ闇が浅見を戦慄させる!せまりくる危機、動機なき殺意。

消エルコトニシタ…。レディ・ジョーカーからの手紙が新聞社に届く。

「大津事件」「昭和の陪審裁判」「帝銀事件」「チャタレイ裁判」「永山則夫事件」…時代を変えた、12の法廷ドラマ。

宿無し一文無しのルンペン、リュジュ・アンフェルマン。性別不詳の巨人で、野生の小鳥を食べるラ・クロデュック。

才気あふるる奇才による異色の本格ミステリ集。「虎よ、虎よ、爛爛と―」ほか全13編。

一九九四年、一人の男が沖縄・万座毛から墜死した。遺骨を引き取った二十二歳の美しい娘も行方不明に。

野上の探偵事務所を訪れた女性の依頼人は、ふたりの少年が写っている古い写真を見せ、ひとりは自分の亡夫だが、夫の昔のことを知りたいので横にいる人物を捜してほしいと言う。

「今年で120歳」というおねえさんと出逢ったタカシは、彼女に連れられ、遠く離れた南の島で暮らすことになる。

時間銀行から時間を借りすぎ、1年間の寿命しか残っていない往時洋斗。

「貴方は、貴方の未来を知りたい?」能力者が集う街、咲良田。

名古屋に暮らす高校生の甘栗晃は、私立探偵だった父の跡を継ぎ、探偵業を始めたばかり。

きっかけは本当につまらないことだった。穏やかな暮らしを揺さぶった、彼の突然の暴力。

昭和十七年、南方へ命懸けの渡航、束の間の逢瀬、張りつく嫌疑、そして修羅の夜。

厳しいお笑いの世界で落語はどう戦っていくのか、本当の「芸」とは何なのか…!?竜二は数々の壁に阻まれながら、それでも落語の奥深さに魅了され、成長していく―。

イラストレーター森泉風子は、不