第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞2作品のうち1作。選考委員、絶賛の話題作です。

信長でも秀吉でもなく、家康こそが天下人たりえた理由とは―。

やっちまったーーーー女優をめざす新倉帆乃歌は大事な時に今日もお寝坊さん。

29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。

雨は、哀しい過去を思い出させる。

高校一年の夏休み、仲石七果はクラスメイトから渡された自殺までの課題付きカレンダーを持って、自転車で旅に出た。

人をイラつかせる無神経な言動と、いいかげんに展開する華麗な(?)推理。

被生活保護者を担当するケースワーカーとして、大津市役所に勤める石坂壮馬。

「生きて、生きて、生きぬくんや!」1995年、神戸市長田区。

映画化された大人気の音楽ミステリー『さよならドビュッシー』シリーズ最新刊です! 難聴をかかえながらも、世界的なピアノ演奏コンクール、ショパン・コンクールに出場するため、ポーランドに向かったピアニスト・岬洋介。

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

この不祥事が表沙汰になれば辞職しなければならない!私立高校の美人校長から依頼をうけた速水涼次は、学園内で起きた女子高生盗撮騒動の調査を開始する。

江戸市井に住まう謎の浪人・新見左近。

「二十三年も前、余がまいた種の芽を摘み採ってきてほしい」。影御用を務めてきた夏目影二郎に新たなる命が下る。

大阪の港町で居酒屋を経営する藤太の元へ、中学の同級生・秋雄が少女ほづみを連れてきた。

山崎動物病院は、病院に来られないペットのための往診もしてくれる、町で人気のクリニックだ。

雨が上がった多摩湖畔で死体が発見される。都心に事務所を構える商事会社の社長だった。

吉宗の寵愛を受ける竹姫は、武運長久を祈願するため深川八幡宮に詣でることとなった。

転落死した男は、勤務先でかけられた横領の疑いを苦にして自殺したと思われていた。

男と一度も付き合ったことのないまま40歳を迎えた聡美は、突然、20年働いた会社からリストラを言い渡される。

ふた月前に妊娠中毒症で女房を亡くした鞆吉は、残された四人の子供を立派に育ててみせると誓ったはずが、蒲団にくるまって泣いてばかり。

家族をテーマに描いた6篇を収録。

世界で最後に生き残った象“ビヒモス”が逃げだし、人々を襲った。

渋谷猿楽町署内で奇妙な事件が発生。

奈良の由緒ある尼寺・尊宮寺の養女として迎えられた櫻香は、尼僧・妙蓮たちに大切に育てられた。

デパートに勤める鈴木佐恵子は、一人息子が起こした交通事故で、息子の就職内定が取り消されないか気が気でない。

書物シリーズ完結! 「この髪の銀にかけて、彼を破滅させる責務があるのです」 明かされる宿敵・書物偽造師(ミスター・クラウン)との因縁。

父は虎になった。幼いぼくと母を残して。

震災後の日本に現れたカリスマ総理・宮藤隼人は、“禁断の原発政策”に日本復興を託すが、その矢先、一人の日本人がアフリカで殺される。

天明四年三月、増改築の済んだ小梅村の尚武館道場に、旅塵にまみれた老武芸者が現れ、坂崎磐音との勝負を願い出た。

一人息子の伊与太が、修業していた絵師の家から逃げ帰ってきた。しかし顔には大きな青痣がある。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

“勇者候補”も残すところ、不死身と噂される“傭兵”と、かつて王宮に勤めていた“大魔導師”の二人。

推理研究会めあてに戸山大学に入った蝶子。だがうっかり酔いの追究が目的の〈酔理研究会〉なるサークルに入ってしまう。

研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。

イラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生。

大学生ユキが出会ったのは、演劇サークルに所属する大野さんと、シーンごとにバラバラとなった脚本に憑く幽霊の噂。

江戸の町の不思議事件を解決する“謎解き屋”を始めた静湖姫に、奇妙な依頼が舞い込む。

関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。

野球をあきらめ、おまけに就職先まで失った萩原良彦。彼がある日突然命じられたのは、神様の願いを聞く“御用人”の役目だった。

新天地ニューヨーク。一弥は新聞社で働きヴィクトリカは探偵事務所を構えた。

日本橋北内神田の照降町の髪結床猫字屋。そこには仕舞た屋の住人や裏店に住む町人たちが日々集う。

将軍家に献上する刀が、赤く怪しい光を放ち将軍・家重を襲う! 京嵐寺平太郎は"妖刀茶丸"を携え駆けつける。

怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

該博な心理学の知識に類まれな美貌。だが心理カウンセラー才希の評判は決していいとは言えない。

ちょいとドジを踏んでしまった“鼠小僧”こと次郎吉。

大嵐の中、命がけの航海の末に、やっと辿り着いた謎の島。

極端に臆病な幼い有里の初恋の相手は、文房具屋で買った銀のステッキだった。

日本占領下の東南アジアに、B29の大空襲を受けた東京に、原爆投下直後の広島に、そしてソ連軍が怒涛のように押し寄せる満州や樺太の地に医師たちの姿があった。

王は夢を叶えてくれるはず。だが。

「結婚したい女ができた」と明かした十日ほど後、警官が自宅で首を吊った。その二日後、河原で風俗ライターの死体が見つかる。

禍々しいモノが外にいる―。五年ぶりの怪談実話集。

十五万両もの大金を奪った女盗賊一味が信平らの協力で処刑されたが、頭の獄門首が消えたうえ、捕縛した役人らが次々と殺された。

昭和十七年。

18世紀英国。

『ワスレルナ』。妻を殺された復讐者たちは、世界の秘密を解かねばならなかった――。

7人の著者に与えられたテーマは「デッド・オア・アライヴ(生死の危機)」。

ベストSF2010第一位にして日本SF大賞を受賞した、海洋黙示録巨篇『華竜の宮』の続篇。

支援団体“パンディオン”の理事長・青澄は、陸と海との対立を解消するため、“ラブカ”の指導者のひとりザフィールとの接触を試みた。

生放送直前、余命6ヶ月の少女が姿を消した―史上最悪のミステリー、本番です。

同棲している彼女に、無差別殺傷事件の犯人と似ているといわれた日払い派遣アルバイトの蒼太は戸惑う。

「芸術探偵」シリーズ最新刊 深水黎一郎初の中篇集 モモちゃんが家族旅行で訪れたのは、不可能が可能になる不思議な街だった!! 少女が家族三人で訪れたのは、どこにでもあるような地方都市。

高校生の文人が唯一心を開くのはネットで知り合った年上の男性「アルタイル」。

まさにエクセレントカンパニー。1ドルで70セントの高収益を得るといわれる世界最大のフィルム会社、ソアラ社。

捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。

その日、各地に雨が降り、悪意や殺意が浮かび上がった。 雨が降り始めていた。

幕政を握る大老酒井の狙いは、やはり外様潰しか。

本業は医師(見習い)副業はおまけ絵描き そんな男がお家騒動を解決――だいじょうぶか。

街の弁護士・衣田征夫は、不慣れな殺人事件を担当することになった。容疑者は知人の峰岸諒一。

作家兼編集者の三津田信三が紹介された男、龍巳美乃歩が語ったのは、旧家、百巳家での迫真の実話怪談だった。

高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。

ある侯爵が、美しい養女を放蕩三昧の金持ちに輿入れさせようと企んだ。

中1の奈緒がピアノを教わっている絹子先生の元に、フランスからサティのおじさんがやってきた。

クラスの生徒の持ち物がつぎつぎと盗まれ、犯人にされたのは勉強も体育もだめな、いじめられっ子のみさ子。

もうすぐやってくるバレンタイン。秀明でも、「KZ」メンバーの誰にチョコをあげるのか、皆が夢中で話していた。

剣術家の戸田龍之介は、朋輩の三崎から酒に誘われた。

天明四年春、陸奥白河藩藩主松平定信が数人の供を従えて小梅村の尚武館坂崎道場を訪ねてきた。

敏腕エステティシャン・片桐彩名が殺された。

大好きな人と、ときめきの時間がすぎていく表題作。

山谷で日雇い労務者を派遣する手配師の朝倉譲二。二年半前、大金を黄領して逃亡した元公務員の父を追って、ここへ来た。

2000本安打まで残り10本。だが大阪ジャガーズの4番打者・宇恵康彦は不振にあえいでいた。

正義感に溢れ、家庭も顧みみず仕事に没頭する検事・志藤清一。

「母親として主婦として頑張ってきたけど、私の人生このまま終わりに向かうの……?」 教育費を捻出するため夫の両親と同居するお受験ママの淳子。

フリーライターの舞は不妊が原因で離婚し、アパートに引っ越してきた。

雪中酒を熟成する雪室から西洋柩に入った老人の刺殺体が見つかった。

岩手県盛岡市にある喫茶店、ドールズ。経営者の娘、月岡怜の身体には、江戸の名人形師・目吉が棲んでいる。

追う者と逃げる者。結界で限定された空間における、命を賭けた“鬼ごっこ"は、今まさに最高潮を迎える。

駆け落ちを計画していた十七歳の真琴だったが、彼はあっさりと金で彼女を捨てた。

大学生のぼくは、失恋の痛手を癒す感傷旅行と決めこんだ旅の帰り、フェリーに乗り込んだ。

長崎県五島列島のある中学校に、産休に入る音楽教師の代理で「自称ニート」の美人ピアニスト柏木はやってきた。

ショートショート・アンソロジー第3弾。

寂れたカラオケ・ボックスの一室に、奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たちが集う。

年の瀬が迫ったある晩、東上野のアパートの一室で顔のない男の死体が発見された。

江戸に衝撃が走った！上州の侠客、国定忠治が押し込み強盗を働いたのだ。

大正時代を舞台にした、探偵ホームズに憧れたお嬢様探偵の物語! 「あたくし、名探偵になることに決めました」。

坂本純平、21歳。埼玉県東松山市出身。

創立百周年を迎えた京都・宇治市にある北乃杜高校。