(短編集)
偽恋愛小説家
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女性心理に秀でたデビュー作で新人賞を受賞した若き男性作家とその編集者、そしてその友人に秘められた死と「なにが偽物であるのか?」ということを核たる謎として語られる恋愛と推理の連作短編小説です。 各話に一貫したテーマは「童話の新たな真実(解釈)」でしょう。主人公らの周辺で起こる事件や事故にメタファー(みたて)として各童話のシュチュエーションをなぞらえて進みます。皮肉屋でリアリスティックな面を持つ主人公がいっそ残酷ともいえる解釈で童話を解体し、同時に現実に起こった事件を解き明かす、といったプロセスで進んでいきます。 この「童話の解体・別解釈」という行為を受容できるか、拒絶してしまうかによって大きく評価は分かれるところでしょう。というのもデビュー作の「黒猫」シリーズを例にとれば分かります通り、評論や研究の世界は観察者の情報の取捨選択で大きく相貌を変えるというか歪めることも出来てしまうわけで。作中事件に沿って行われる解釈に「ぶっちゃけこじつけじゃね?」という疑念が一度でも芽生えてしまうと純粋な目では楽しめないかもしれません。 別の一点の優れた点として、後半のマニアックな視点トリックをあげたいところですが、これは「真っ直ぐに見える構造物が実は内部で複雑に捻じれていました」というような結果なので、人によっては「フーン。で?」となるかもしれません。自分は童話の解釈云々に疑いの目を向けてしまいましたが、最後に「やるじゃん」と思ったタイプでした。 | ||||
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最近本を読むようになったばかりですが、一気に読めました。 おとぎ話の新しい解釈があり、それに沿ったストーリーでとてもおもしろかったです。 | ||||
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おとぎ話(シンデレラや眠り姫等)の新解釈は面白いと思いました。 本編自体も読みやすく、一回さらっと読んですぐに二回目を読み始めるくらいには面白いと思ったんですが。 ラストの『月と涙』は少々唐突すぎやしないかと。 作中に、そこに至るまで恋愛面での過程をもっと盛り込んでほしかったです。 帯に『恋愛ミステリ』と書いてあったような気がするんですが、 恋愛面がとにかくおざなりに感じました。 | ||||
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おもしろい!するする読めます! 綺麗で整った雰囲気が常にある! | ||||
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