四季彩のサロメまたは背徳の省察
- サロメ (11)
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私立の名門校の朗読部の一室は学校理事長の息子である主人公の「花園」状態。女性関係において好き放題やりたい放題の彼の秘密の城にやってきた後輩「カラス」が、焦がれてしまった相手は主人公の許嫁で……という状況の中、人の死が、心の病が、そして耽美が絡みあうような内容です。 絵画におけるエロティシズムや本における性愛のトリビアを添え物として進む本編ですが、しかしながら主人公の軽薄さ・うかつさ・好色さ・ゲスさ・都合のよさ・人心配慮のなさ・自己中心さが話が進む毎に披露されていきます。 容姿に恵まれ、地位も約束され、そして人間的にしっかりした人物であれば、よほどの艱難辛苦が訪れない限り、語るような「お話」にはならないわけで、それはそれで事情として分かりますが、例えば女性を尻の形だけで判断しようとしたり、胸のサイズで貴賎を問うたり、あるいは自分の寝取られ趣味を開拓しようとして後輩に彼女を(身体だけ)あてがった結果、人違いが生じて後悔して傷心のポーズをとる……などという人物に心動かされたり、あるいは感情移入したり、などということは大半の人はもちろん、私もなりませんでした。 もし一つだけ美点があるとするならば、最後の結末……さながら犯人となった人物と焦がれた相手とを合わせ鏡の中に閉じ込めてしまううな眩惑さを伴った結末は、サロメを謡った内容の終わりとして相応しいものに感じました。そこだけは美点と言ってもいいかなと感じます。 | ||||
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青さと官能とサスペンス?が相まってかなり翻弄されました。登場人物も魅力的で引き込まれます。 | ||||
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