そして、何も残らない
- 卒業式 (27)
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青春ミステリーは好きだけど、これはダメでした。他の人が指摘しているように、登場人物のキャラ造詣やセリフ回しがあまりにも中二病的で、読んでいてイタ過ぎます。 実際、キャラの中学時代のやり取りが「こんな中学生はいないだろ」というレベル(例:「透は世界のすべてに興味を失ったような虚無感とを併せもった少年だった。そっけない態度でこちらを突き放した後に、急にアイスクリームを口に入れてくれたり、頭を撫でてくれたりする」とか、「神か猫。牙と爪を隠し持った、気まぐれで高貴なペルシャ猫」とか、「過去を拾い集めても未来は作れない」などなど)。 文化祭の様子もまるで何年も演奏してきたプロのラストコンサートみたいな描写で笑える。「シャウトをやめた透の甘いヴォーカルだけが残る。曲に圧倒されていた観衆が我に返ったように歓声を轟かせた」とか、「私は会場で人知れず涙を流した。体育館全体の熱気もまた絶頂に達していた」とか、「生徒たちはロックンロールの微熱に浮かされた。抑圧された自我が自然と解放されていったのだろう」とか。中学生なんてようやく本格的に色々な音楽を聴き始めるくらいの年齢でしょ。こんなプロデビュー出来るような演奏レベルに達したような、あまりに現実と懸け離れた自己陶酔的な描写が滑稽。あまりに中学生とは思えない人物描写の連続に、叙述トリックか何かと勘違いしたほど(笑)。 肝心のミステリーも結局ありがちな○○オチで、予想の範疇。途中のシーンでも「誰が、何のために」といった謎解き要素もほとんど無し。ラストも自己陶酔しまくりの収拾の仕方で感情移入できなかった。 | ||||
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私が中高生のころはやったバンドのメンバー名で、呼び合う事はすごく違和感をかんじました。 | ||||
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そして誰もいなくなったが、ベースなのでしょうが、私自身は、綾辻行人さんの十角館の方が、良く出来ているように思いました。 でも、充分面白かったですよ。 | ||||
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※真相を予見させる恐れがあります※ 物語の仕掛け (復讐は××である、ナユタは××である等) は、正直かなり早い段階で分かりましたので、カタルシスは皆無でした (もし分からなかったとしても、衝撃はそれほど大きくなかったでしょう、手垢の付きまくった手法でした)。 問題は、物語そのものよりも、中二病じみたキャラ造形と台詞回しでした。 作品世界そのものはごく普通の田舎街 (一応「浜沫市」と実在しない街にはなっていますが) であるのに対し、登場人物の外見・言動が「いくらなんでもこんな奴はいねぇよ」という程で、読んでいる間にその解離っぷりが目について仕方ありませんでした。 この著者の作品は初めて読みましたが、他もこのような作風なのでしょうか? 台詞回しについては、復讐が××であるが故なのですが、その点を踏まえても酷いと言わざるを得ないレベルであり、例えば、 「この俺は生まれながらに完璧な存在。進化なんざクソ喰らえだ」(153P) などは、実際に聞いたら悪い鳥肌が出るでしょう。 特に、スモーク、ドッグ、璃依紗については、××であることを抜きにしても、良識を疑う様な言動が目立ち不快でした。 クローズド・サークルになる状況も無理があり、現代日本版『そして誰もいなくなった』などと、間違っても名乗れないほど作りが甘いと言えます。 恋愛や青春や音楽に力を入れるより前に、ミステリ的な内容をもっと充実させて下さい。 | ||||
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