放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

気がつくと密室館と呼ばれる館にいた日戸涼。

雪に閉ざされた山荘で女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は同泊のゼミ仲間の4人。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

気がつくとあたしは演劇部の部室の床でのびていた。そのうえ八年間の記憶が失われ、現在あたしは母校で教師になっているらしい。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

科学知識を駆使したミステリを描いた、日本SFの先駆者・海野十三。

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。

親王誕生の祝宴に影を差す、盗賊と呪符の謎。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

探偵2人が招かれた邸で起こった殺人事件。

謎の絵の通りに、紳士淑女が縊られていく……。ご主人様、見立て殺人でございます――。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。

首のない死体が一つ。浮遊する首が一つ……。

周囲は「名探偵マコちゃん」と呼ぶけれど実は、ゴスロリ少女が謎解きをしているなんていえぬ。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

その死体は、三重の密室の最奥に立っていた。異様な形で凍りついたまま…。

児童書の出版社で働く香衣は、とあるきっかけで“カフェ・チボリ”に通うようになる。

炎の密室で愛が生む残虐なトリック!三つ子の巫女が揃い、秘祭が復活するとき、残虐で奇怪な事件がふたたび―伝奇本格ミステリの邪道にして王道!

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。

「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。

連続通り魔殺人事件―― 被害者は、○○○の生えた女子大生!? 妖しい謎を、美人作家が優雅にあばく！ 今度の奈津子はさらに過激！ 天下無双の推理劇、開幕。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

「じつはフランス製じゃないんだ、フランス人形は」「そうなの?」ある春の日、八駒家に持ち込まれたプラスチックの箱の中身は「冬の室内」といった趣の舞台装置と、その右のほうで行儀よく椅子に腰かけている少女の人形。

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。

変わった名前をもつ大学院生、中央。彼はちょっとレトロな撞球場「ビリヤードハナブサ」でアルバイトをしている。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

〈王国〉周辺の海域を荒らし回る海賊連合〈南十字星〉の首魁アルバート・リスターが、海賊退治で勇名を馳せる海軍提督バロウズ卿を誘拐した。

結婚式場へ向かうエレベータ内で、指名手配犯を監視していたふたりの刑事。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。

やっと酉乃の本心を受け止める事ができたと思ったクリスマスのあの日。

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。

死体は〈灼熱密室〉で甦る! 欠落を抱える者たちが陶芸で身を立てる山奥の函型の館。

“あるべきものを、あるべき場所に”が信条の怪盗グリフィンに、ニューヨークのメトロポリタン美術館にある贋作のゴッホを、本物とすり替えてほしいという奇妙な依頼が。

季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。

夫の刺殺容疑で逮捕された美人ピアニスト。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

第4回ミステリーズ! 新人賞受賞作の「夜の床屋」をはじめ、四季折々の「日常の謎」に予想外の結末が待ち受ける、新鋭による不可思議でチャーミングな連作短編集全7編。

「男子禁制」の魔窟で起きた 禍々しき密室連続殺人――。

一枚の絵が「もし贋物なら、見た瞬間、苦味を感じ、本物なら甘みをおぼえる」という天才美術コンサルタント・神永美有が、短大の美術講師・佐々木昭友と二人で鑑定にまつわる五つの難題に挑戦。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

「お前こそが殺人者だ、証拠が残っていたんだ」短編ホラー映画の主演女優としてロケ現場にやってきた舞利亜。

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

新宿に本社を構える不動産仲介業者、株式会社ツノハズ・ホーム。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

お父さんもお母さんもどこかに消えた。 この島にはぼくとお姉ちゃんしかいない。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。