ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを
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ドラマ化決定!と言われても違和感ないほど、面白い作品でした 凡人だが究極のいい人と、優秀な小悪魔ちゃん。 この二人のコンビがサクサクと事件を解決していくのが小気味よかったです。 マジメな主人公はいい人なので応援したくなるし、くららは小悪魔でこずるいですが可愛くて許せてしまいます。 不動産ミステリーとは銘打っても、(基本)人は死なないし、怪盗も出ないし、不可解な間取りが引き起こす事件も頻繁にはありません。 不動産仲介を通して、さまざまな事件に触れ解決していくミステリーでしょうか。 マイナス点をあげるなら ストーリーに絡んだり、それを見たてに使ったりするのですが、蘊蓄が冗長で多い印象 あとキャラクターを立てるためではあるが、主人公が割りを食っているのが可哀想 | ||||
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鮎川哲也賞受賞作家の第3作。不動産屋さんが関わる謎解きを中心にした連作短編集。西新宿を創業の地とする中堅不動産屋で、多摩支店から本店賃貸二課に配属になったバリバリの美人営業ウーマン神崎くららと、バカ正直が取り柄の澤村先輩のコンビが、下宿人の妙なクレームを解決したり、唐突な入居申し込みキャンセルから犯罪の匂いを嗅ぎつけたりとか、色々と謎を解き明かして契約に結びつけていく。賃貸物件の営業で客先を回りながら、大家さんや店子の悩みを解決していく、というパターンは自然な展開でミステリに持っていけるし、使い勝手の良い設定。新宿という都会を舞台にしながら、歴史のウンチクをちりばめて、落ち着いた住宅地の佇まいを出しているのも面白い。 細かいエピソードで丹念に伏線を張ってプロットを組み上げていく構成は巧みで、軽妙な会話で読ませていくだけに、最後に一気に解説が来る謎解き部分が妙に説明っぽく感じられた。前2作は安楽椅子探偵だったけど、これは不動産の営業という職業柄あちこち歩き回ってヒントを見つけてくることで謎解きをするスタイルだから、その展開を読ませた方がもっと面白くなったように思う。最後にサプライズを持って来る形式にこだわらずに、どんどん途中からネタを割っていって人情噺でまとめた方が持ち味が出たのでは。 | ||||
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鮎川哲也賞作家の第三作目。前作品に引き継き、登場人物全員善人!!のミステリー。主人公も相方も加害者も被害者も、ちょい役の刑事まで、ぜーんぶ好い人(笑) ここまで来ると圧巻で、これぞ内山ワールド。 我輩の辞書に「悪意」という文字が欠落している主人公が、不動産会社の営業などという海千山千の世界に放り込まれてしまうことで巻き起こる喜怒哀楽を、ミステリー仕立てで仕上げた連作もの。 この作品が好きか嫌いかは、この超善人の主人公のキャラが許せるかどうかにかかってるかもしれません。 ちなみに私は好きでした。 願わくば、登場人物の中に多少は嫌われキャラがいたほうが、愛されキャラが引き立つような気がします。 悪人しかでてこない北野監督のアウトレージの真逆!内山ワールドはこのままでもいいのかもしれないけど。 | ||||
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