変わった名前をもつ大学院生、中央。彼はちょっとレトロな撞球場「ビリヤードハナブサ」でアルバイトをしている。

児童書の出版社で働く香衣は、とあるきっかけで“カフェ・チボリ”に通うようになる。

牧野ひよりは憧れの刑事になったが、毎日雑用ばかり。

奇想ここに極まれり―― 本格ミステリの玉手箱! 戦争末期、帝國陸軍の研究所で、若い兵士が頭から血を流して倒れていた。

東中野の商店街にひっそりと店を構える〈喫茶おおどけい〉。

週末だけ探偵事務所を始めた男二人は不思議に思いつつ、そのままになってしまうような「ささやかな謎」の真相を解き明かしていく。

彼女が遺した「きらきら星」が指し示すのは── 小さな謎を追う「透明な男」が人と人をつないでゆく。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か? そしてその理由とは? 爽やかな余韻が残る表題作ほか、聴き屋だからこそ真相に気づけなかったエピソードを描く「恋の仮病」、美少年タレントの謎の行動の理由を探る「

清次の息子の十夜に弟が現れる――!?出雲屋のつくもがみたちは大江戸屏風に閉じ込められて大ピンチ!??江戸の騒動をほっこり賑やかに描き出す、大人気のお江戸あやかしファンタジー第三弾!

君原樹来は推理作家を目指す法学部の四年生。

東京都内の一軒家で、おびただしい血痕と三つの左手の小指が見つかった。

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。

新宿の不動産会社に勤める賃貸営業マン・澤村聡志。知識は豊富だが駆け引きが苦手で成績が振るわない。

報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。

気鋭のミステリ作家が挑む「山岳×日常の謎」の新機軸! 架空の山小屋を舞台にそこで起こる不思議な事件を解決していく中編集。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

真山十吉の前に、別れた恋人嘉代子とそっくりの女性が現れた。妹だと名のる。

計画は練りに練った。ミスなどあるはずがなかった。

時は明治。銀座は南紺屋町に「静修館」という古いけれど居心地の良い下宿屋がある。

三重県立伊賀野高校の放送部に所属する、伊賀ももと上野あおは共にミステリが大好き。

長野県から警視庁へ出向した御子柴刑事。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

驚異のミリオンセラー、ビブリオミステリ最新刊 ビブリア古書堂に迫る影。

初任幹部科教育を終え、警部補になった柿崎努は、山梨県警上吉田署という辺鄙な場所、しかも聞いたこともない部署へ配属となった。

殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き―― 時を戻すことができました。

未踏峰への夢を息子に託す登山家の狩義之は、後援をやめると言う会社重役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上(ピーク)」)。

県警本部より主席監察官来訪の報せに揺れる、田舎の刑事たち。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

明治初頭、日影一族の棟梁の隠居所だった武家屋敷が官憲に包囲されたが、一族は忽然と姿を消した。

ユーモアあふれる本格ミステリ中篇集。

若きパイロット間宮治郎は、国際線デビューに胸を膨らませていた。

手のひらサイズの物語はいかが? 切なかったり、幸せだったり、恐ろしかったり、美しかったり――あらゆる物語の楽しみが、ここにあります。

12歳のマイロの両親が営む小さなホテル〈緑色のガラスの家(グリーングラス・ハウス)〉。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

容疑者は死亡した男? 天才医師vs謎の殺人鬼！ 愚鈍なる警察に告ぐ――。都内近郊で相次いで起きた連続殺人。

「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。

驚愕のどんでん返し手術室での不可解な死。次々と殺される教授選の候補者たち。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

警察小説ナンバーワンヒット! 姫川玲子シリーズ 二十年前の少女失踪事件は、何を引き起こしたのか!? 俺は決してあきらめない きっと彼女を捜し出す! 東京葛飾区のマンションで女子大生が殺害された。

わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

長野県警から警視庁へ出向中の御子柴刑事。おおむね平穏な生活を送っていたものの、暮れも押し詰まってから次々と事件が発生。

帰宅部員の面々には何かと相談の声がかかる。

『最後のトリック』の著者による、芸術探偵シリーズ最新作! 創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に 公演中止を要求する脅迫状が届いた。

終戦間もない日本。戦災孤児の草野瑞樹は、ひょんなことから、探偵・九条響太郎の助手を務めることになる。

完全に施錠された家に現れたサンタ、殺されていた母親。鳥居の亡霊、猿時計の怪。

テーマは「館」、ただひとつ。 今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

“東楽観寺前交番”に赴任して三年目の巡査・宇田巡。

「スープ屋しずく」シリーズ第3弾です! 早朝にひっそりと営業している「スープ屋しずく」には、お客が抱えるさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。

喧嘩上等、ルール無用、なんでもありの破壊的ミステリー第二弾! 「問題物件」のクレーム処理に奮闘する若宮恵美子に押しつけられたのは、 アリゾナ州の外れに建つ洋館だった。

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマ。