雪の夜は小さなホテルで謎解きを
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建物の構造とか周辺の環境とか人物描写とかあんまり関係なく「じゃーん実はxxxでしたー」ってのが推理ジャンルに求めるものとは真逆の展開のされ方です。 言うなれば最近の少年ジャンプの能力バトルみたいなもんでしょうか。 え?そんな伏線あったっけ?と振り返ってみてやっぱりないじゃんの連続でした。 そこで途中から頭を切り替えて1ページ10秒くらいで何も考えずにばーっと読み流したらそこそこ楽しめました。 アメリカの児童文学っぽいものを時間潰しに読むなら悪くないと思います。 読者が謎解きを楽しむのではなく主人公が謎解きをしていくのを追体験する(なぜならノーヒントだから)という本ですね。 江戸川乱歩作品などでもそんなん分かるかー!ってなりますが一応は前振りがあったりしますし物理法則を書き換えたりはしません。 この本はそこも打ち破ってるのでそのあたり心して手に取られるのが良いかと思います。 | ||||
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皆さまのレビューの反応ポイントが自分のそれとだいたい一緒で「みんなそうなんだな」と奇妙な連帯感をおぼえました(笑)。 前半、「RPG」とか言い出した時点で、ゲームなどやったこともない私は「え、この先ずっとこんな感じ?」と投げ出しかけましたが、これは一時的なもので、RPGは端々に象徴的に顔を出しますが、能力値がどうしたとかいう話がずっと続くわけではありません。 終盤のどんでん返しには「なんじゃそりゃあ」とずっこけかけて、しかし考えるとちゃんと複数の伏線が張られていたわ。50ページほど前に読んで引っかかるやりとりがあったのだけど、なるほどこれも伏線だったか。やられた。ということで許す。というかやられました。いい話やんか(笑)。 マイロが同じ東洋系なのもちょっと親近感湧きます。 蛇足1:「ランズデガウン」は「Blue Crown」の中国語(291ページ)だそうですが、ガウンが冠?ランは藍だろうか?と東洋人なので漢字のことならちょっと想像できて優越感も湧きます。 蛇足2:訳者あとがきで「設定は現代なのに、スマホもパソコンも」とありますが、現代のいつごろなのかは敢えてぼかされてますね。252ページ「一九三〇年代の作品……スケランセンにしてはだいぶはやすぎる」からスケランセンの活動時期は1940年代以降、「スケランセンが窓を製作していたのは私が生まれて以降」という教授の生まれがその10年前くらい、「髪は黒に近」い(29ページ)ので現在中年手前とすれば、現在は最も早くて60年代くらい、の設定と読むことは可能と思われます。ただし、37ぺージで「受話器をもどし」ている電話は固定電話のようですが、33ページで「電話を耳にあてながら食堂とキッチンをへだてるカウンターに沿って歩きまわって」いるのは有線でコードの伸びる範囲を行ったり来たりしたのか、無線の受話器か?無線とすれば早くて80年代後半でしょうが、「スマホ・パソコン」時代までは下がらなくてもいいかもしれません。 | ||||
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表紙とタイトル、創元社さん、と来ればどれほど面白いミステリーかと思ったら…!RPGが始まったあたりから全く集中できず、大変苦労してやっと読み終えました。素敵なファンタジー物語ですが、二度と彼女の本は購入しないでしょう。 | ||||
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雪の降る夜の冬休み。 主人公の少年の住む、いわく付きの民宿兼ホテルに、 いわくありげな宿泊客達が集まって・・・・・・ 魅力的な舞台設定、奇を衒わない、普通に感情移入しやすい主人公、王道のヒロイン、理解ある両親や、紳士的で淑女的な大人達、 小学生くらいの方々に読ませても問題ない、品のある脚本や演出。 安定の良質文学です。 惜しいのは、悪役がよくない方(若干安っぽい)にベタだったり、 悪役に主人公達が勝てた理由がやや反則気味な所くらい。 結末も、変に哀しくし過ぎたりしてないし、 最近のこういうのの中では、良作かと思います。 多少子ども向けな部分があっても気にしない方々なら、ぜひ一度。 | ||||
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本を開いたところの案内には『心あたたまる聖夜の物語』とあります。 終わった後、ほっこりするお話で、わたしは気に入りました。 マイロ少年が想像と謎解きと友人によって成長します。 児童文学やヤングアダルトでもノミネートされていたそうですが、納得です。 | ||||
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