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星を継ぐもの



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星を継ぐものの評価: 4.40/5点 レビュー 609件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全609件 321~340 17/31ページ
No.289:
(5pt)

起承転結の起です

初めて読んだのは15年くらい前のことですが、電子書籍になったのを見つけて、懐かしく思い購入しました。
さすがに発表から40年近くになる作品なので、作者が想定した近未来の科学技術の水準を一部の分野では追い越してしまっていますが、本編の楽しみの大半は、「チャーリーが何者なのか?」を謎解くことなので、作品の評価が下がることはないと思います。
謎解きが進行するにつれて、現実に生物学や宇宙科学において謎とされていることが解明されていくあたりの文章構成力には何度読んでも胸のすく思いがします。
また、本書を読んで気に入られた方はシリーズを読む事をお勧めします。「星を継ぐもの」は物語の起承転結の「起」であり、物語としては状況設定を説明し終えたところですから。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.288:
(3pt)

Kindleにて読みました(2回目)。当時ほどの熱狂はなく・・。

この度2014年12月12日に、本書が電子書籍化されKindleにて読めるようになり、久しぶりに再読した次第です。当時の文庫本にしては文字が小さく、かつ内容も、専門用語が頻繁に出てきたり、物語の説明に文章を要する部分が多く、没入していくまで苦労した記憶がありました。Kindleで読めるようになったことは、この書籍の魅力を知らしめる意味で、良いことだと思います。最初に読んだのは大学を卒業する直前でした。卒論や就活も終え、晴れ晴れとした心境で読んだこともあり、深紅の宇宙服を纏ったチャーリーの発見から衝撃的な人類の起源解明に至るまで、驚愕の事実を突き付けられたような心持ちで一気に読了したことを覚えています。当時、大学生だった私がレビューをしていたら、文句なしの星5つだったでしょう。3〜4年経って、もう一度読み返してみて感じたことは(それが本レビューを書く動機になりました)、当時の熱狂感と比べ、余り面白く感じなかったことです。オチを知っている云々は関係ないです。ハードSFですから多少の矛盾点は目を瞑るにしても、話が冗長であることや、登場人物の描き方が浅く感情移入が出来ない点が目につきました。著者による機械器具や装置の説明文が多く、登場人物の人間らしい会話や描写は極々僅か、というか殆ど無かったです。当時は話の本筋のみを追いかけ、些末な部分はすっ飛ばして一気に読んだので、上記の様な部分が目に付かなかったのでしょう。とはいえ、月面でのチャーリー発見から解明までの流れは、先入観なく初めて読む人にとっては最高の娯楽小説になると断言出来ます。本書のストーリーの面白さは、画期的なアイデアの勝利です。願わくば、中高生あたりに本書を読んでいただき、読書の面白さを知るきっかけになってもらえれば良いかと思います。駄文失礼いたしました。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.287:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

わたしのSFベスト1です。

ようやく月の開発に出て行った人類の前に「先客」がいたというお話です。
どうしてこの文庫を書店で見つけたのか覚えていませんが、出だしのわくわく感が最高でした。タイムマシン物と違うけど、似た感じで楽しめました。
文庫本が傷まぬうちにと自炊する際、失敗して破損させてしまいKindle化を待っていました。
ガニメデ系も面白かったけど、これが一番です。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.286:
(5pt)

超面白かった

誰かに貰ったと思しき「未来の二つの顔」の読書中、ネットで”未来~”の事を調べてる時に知った作品。
「この設定でどんな解決に向かうのか?」とてつもなく興味を覚えて入手に至りました。

”未来~”は長い上に、その本の文字が小さかったものだから、読み進めるのが大変でしたが
これは話の面白さもあって、何の苦もなくすいすい読めましたね。

物語中の大きな謎の1つ、「なんで彼らの母星から月の様子がすぐわかったのか?」ですが
そりゃ月の位置が……だったってことでしょう、と即座に予想しました。
この辺が本文で言及されるまで、結構ページを要してましたが、
いつ出るかいつ出るかと、それはそれで楽しみでした。
(人類の祖先までは読み切れませんでしたが)
それと、これ終わり方が最高です!

続編も確実に手にすることでしょう。
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No.285:
(5pt)

ホーガンがついに電子書籍に!

はじめて読んだのは高校生の頃。30年近く前でした。
それまでもSF は好きでよく読んでいましたが、
衝撃的なラストに向かって、全くダレさせずに読ませる
文章力に、かれこれ30回以上は繰り返し読んできました。

本はすっかりボロボロで、なんとか電子書籍にならないものかと
リクエストしてきた甲斐がありました。
このシリーズ以外も今後発売されるようで、大変嬉しいです。
ありがとうございました。出版社やAmazonさんに感謝です。
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No.284:
(5pt)

30年以上もまえの作品だけど、まだ本格的なSci-Fiで見応えがあります。

35年もたっている作品ですが、古さを感じません。アクションは全くないですが、その分、思考をフル活動させてくれるでしょう。

ほんと、誰かが行っていた、「一度はよんでおくSF作品」です。
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No.283:
(5pt)

プロメテウスを見るくらいならこれを読めッ!

宇宙系?とでも言ったらいいのだろうか。映画でたとえ未知との遭遇や、地球が静止する日、コンタクト、プロメテウス、などが好きな方なら楽しめるはず。

今作はハードSF(英: hard science fiction)と呼ばれるジャンルで、ストーリー上発生する、ありとあらゆる謎や現象をあらゆる角度から科学的に解明しようとするお話です。

次から次へと発生する問題を科学的に考察し、仮説を立て、研究者同士激しい推論を繰り広げるところが面白かった。

ボリュームもさほど多くはないのでサクッと読めると思う、いや、読んでほしい。
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No.282:
(4pt)

登場人物の名前が・・・・・・

名前が外人なの。
内容は面白いのに、私は名前が覚えられなくて、
この人は誰だっけ????と
ページを戻る事が多かったです・・・・・・・(-"-)

でも面白かった~~~☆
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No.281:
(5pt)

ロマンを掻き立てられる、壮大な宇宙抒情詩です

クラーク、アシモフ、ハインラインの3大巨匠の作品は読んできたのですが、それ以外の海外SF作家の小説を読むのは初めて。レビューの評価が高かったのと、創元SF文庫読者投票で1位に輝いた作品ということで、手に取りました。

ネタバレになるので、キーワードだけを。

・月面調査隊が宇宙服をまとった死体を発見します。ところが、死体を調査をすると、現人類とほとんど同じ生物。しかし、死んだのは5万年以上前。
・木星の衛星ガニメデで、地球のものではない宇宙船が発見されます。宇宙船の中には、人類に比べ、はるかに巨大な生物の死体が。
・欧米の科学者たちが、総力を挙げて、調査しますが、彼らは何者で、その昔、太陽系では何があったのか。

ハードSFという範疇に入る作品だそうですが、クラークの決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)を彷彿とさせる宇宙抒情詩になっています。ロマンを掻き立てられるとともに、科学者たちが、1つずつ、謎を解いていく様に、ミステリーのように、ハラハラドキドキさせられる作品です。
SFファンであれば、きっと楽しめる作品だと思います。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.280:
(1pt)

人を選ぶ小説

大絶賛されていたのでなんとか半分まで読みましたがほぼ苦痛でした。全く情景を想像できずただ教科書を読んでいるような気分になりました。読解力がありかつ理系の人は楽しめるかもしれません。
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No.279:
(5pt)

初版本は定価340円

普段SFなど読まず、推理ものばかり手に取っていた自分が
この3部作はすべて初版で買った。それくらい当時夢中になった。
久々に読み返してみたのだが、やはりおもしろい。
ただ当時は気がつかなかった欠点が見えてきたりもした。
それは特に3作目に顕著で、科学の進歩こそが明るい未来を約束してくれる
という概念は、さすがにどうよ、と思ってしまう。

ただそれをおぎなって余りあるワクワクと興奮がこの1作目にはある。
特にラストの1行は感動ものだ。
それとこのシリーズはキャラが立っている。これもまた少々の欠点に
目をつむってしまうゆえんである。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.278:
(2pt)

欧米人だけがいい人なの?

ストーリーはとても面白いです。さすがに賞をとっただけのことはあります。
でも設定に無理がありすぎです。
まず、超大国が第三世界に富をつぎ込んで助けるなんてことはありえません。昔の身分制度と同じで「生かさず殺さず」は変わらないでしょう。
こういう前提にしなければ宇宙開発どころではないのかもしれませんが、あまりに現実離れしています。それもSFの荒唐無稽さとは違い、現実に超大国(日本もその一味ですが)のために地球人口のほとんどをしめる第三国の人々が生きるのもままならず苦しんでいるというのに、能天気すぎて不愉快です。
また第3巻の「巨人たちの星」では相も変わらずソビエト(現ロシア)が悪者でアメリカが立ち向かうというストーリーですが、これも現実の悪者はアメリカです。全くそのまま国名を入れ替えたいくらいで、ばかばかしいを通り越して腹が立ってきます。
とても面白い話なのに地球政府が登場するたびに白けてしまいます。そこの部分は全くの架空の国名にするか、なくても良かったのではないでしょうか。
そこだけバカなアメリカンコミックみたいで、非常にざんねんです。内容全てを打ち消すほど残念です。
でも、それ以外はとても楽しめる作品です。私は、非常に優秀な頭脳の持ち主なのに頑固一徹なため言動がユーモラスに見えてしまうダンチェッカーが大好きです。
彼にはもっと自由な世界でのびのび活躍して欲しかったです。
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No.277:
(3pt)
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丁寧に描かれているのは評価できるが・・・

つまり、宇宙のどこかに私たちと似た人たちがいて、ずっと前に死んでいるが実は
それは地球人のいとこみたいなもので・・・

と言うのものだが、
その検証が丁寧にずっと続く。

それは面白くもあるのだが、ダイナミックな感じはしない。
動線的なものを求めてしまうほうにも問題はあるのだろうが、
思った以上に琴線的なものだった。
SFに何を求めるかによるのだろう。

僕はあまりぐっと来なかった。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.276:
(3pt)

設定は面白いが・・・

まず、月面調査員が死後5万年経過した死体を発見し、その謎を解明していくという設定が引き込まれる。多くの読者はこの設定が魅力的すぎて、「小説的に面白いのか」「リアリティはどうか」といった観点に注意が向かない、もしくはあまり気にならないのではないだろうか。私も途中まではページをめくる手が止まらなかったクチだが、ゴリゴリのリアリティが展開されると思いきや徐々にリアリティに欠ける場面が表出し始め、次第に興奮は冷めていった。細かい所はリアリティを徹底している反面、大局的な場面でトンデモな描写が飛び出してくる。

登場人物も魅力がなく、特に主人公とされるハントが謎を解く推理で大活躍するわけでもないので立ち位置がよく分からない(それはそれで斬新だが)。それでも本書の魅力的な設定が上記のマイナス点より勝っていると感じた方は名作と思うのだろう。
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No.275:
(5pt)

文句なしにおもしろい

ハードSFの傑作といわれるが、SFとミステリーが巧みに組み合わさり、センス・オブ・ワンダーと謎解きの面白さが重なり合って、効果を高めている。ルナリアンの起源とは? 何故月で発見されたのか? 惑星ミネルヴァとは? ガニメアンとは何者なのか? 次から次に謎が出てきて、それが有機的に繋がって最後に圧巻のクライマックス。

ストーリーとしては、それほど動きはないが、謎の解明だけで最後まで強く引っ張っていくのは、小説としての発想が如何に優れているかの証明でもある。現実の世界でコチコチになった頭を解きほぐして、新たな視点を与えてくれるような爽快感がある。
やっぱりSFの名作の一つ。
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No.274:
(5pt)

中盤から終盤にかけてかなり盛り上がります

正直、序盤は凄く読みづらいです。
諦めずに乗り切れば中盤から後半にかけて
かなり面白くなること間違いなし。保障します。
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No.273:
(3pt)

途中で結論が見えてしまった…

残念だったのですが、半分ほど読み終わって、落ちがわかってしまいました。

落ちがわかってしまってからは、なぜ優秀なはずの科学者たちが、
ここまで的を外した推理を繰り返すんだろうと思いながら読んでました。

現実には科学者たちが全員仮説を外し続けることはあり得ないでしょう。
最後のハントのまとめで、このままの妙な仮説で終わってしまうのかと焦りました。

それでも、本書の月面で5万年前の人類が発見されるというシチュエーションは非常に面白いと思いました。
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No.272:
(2pt)

最低!訳も悪いのかな!

おもしろくない、若い時に初めてのSF(宇宙物)を読んで、非常に感動し、それ以来、読書の楽しさを教えてくれたSF、が
これは最低だ、内容がない、わくわくしない、ルナリアンのどうのこうのと、発展、ストーリ―の展開が遅くだめな作品。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.271:
(5pt)

SF小説の金字塔

SF小説で感動するとは思わなかった。私が読んだSF小説の中でもっとも気に入ってます。

作中には悪人もなし、戦いもなし、お色気もなし.....、ある出来事があり、科学者である主人公が謎を解いてゆく。ひとつ謎を解いたと思えば、その仮説に矛盾する事象が現れる、科学者同士で議論し推測する.....。文章にするとこんな地味なストーリーですが、一気に読み通してしまいたくなる内容です。訳者さんも上手いのでしょう、きっと。
はじめて読む人は自分も主人公の同僚として研究チームのひとりになりきって読むといいでしょう。ある程度、科学的な内容も多く含みますが、まぁ中学〜高校の理科をやっていれば充分理解できるでしょう。生物学っぽい内容のところではダンチェッカー先生がみっちりと解説してくれてます(笑)。

漫画版もよくできていますが、やはりはじめは小説版を読むことをおすすめします。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.270:
(5pt)

世紀の大名作

今までなんとなくでしか理解していなかったことに、こういったSF的解釈を入れることで、何もかもが面白く、そして爽快につながった。
ハードSFというジャンルは最初どういったものかわからなかった。しかし本書を読んで納得。ファンタジー、アクション、ヒューマンドラマ、コメディ、こういった要素を極限まで排除している。ひたすら学者たちの議論、調査、討論で話が進んでいく。おいおい、そんなことをして本当に面白い作品になるのか?と思いますよね?ご安心ください。めちゃくちゃ面白いです。しかも、これらのファンタジー要素などはすべて「宇宙へのロマン」という形で読後、あなたを満たしてくれます。本当にすごい作品だと思う。

突拍子もない発想がここまで論理武装されると正直何も言えない。専門家が見たら違うのかもしれませんが、私のような一般の人間がこれを読むとすべてのつじつまが合ったように思わされます。
作者の言う通り!世界はこれでいいんじゃないか?とさえ思わされてしまうほど。でも現実は違います。フィクションって怖い。
それにしても、ここまで世界を面白く見ることができるなんて本当に作者が羨ましい。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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