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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全599件 461~480 24/30ページ
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ハードSFの代表作のように挙げられていたので敬遠していたのですが、ホーガン逝去を機会に手に取りました。ハードSFというカテゴライズをよく知らなかったのですが物理学が中心となった小難しいものに違いないと思い込んでいたのですが、中心となったのは生物学で、むしろ好きなジャンルの作品でした。 原始人のミッシングリンク以外、ベースとなる現代科学の常識非常識を知らなかったのですが(例えばサンゴ礁の謎とか)、おそらくすべて科学的事実に基づいて書かれていると思います。その科学的観測的地球の謎的な事実を大胆に組み込んで、小惑星群・冥王星・月をつなぐ天体の謎を解決するのは圧巻です。事実に少しずつ肉薄しながら、ラストで衝撃的な真実を導き出すのは出来のいい推理小説以上の、鳥肌ものの面白さでした。長年読み継がれるのに相応しい傑作だと思います。 | ||||
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「SF作家のジェイムズ・P・ホーガンが、現地時間(2010年)7月12日(月)、アイルランドの自宅で逝去しました。69歳でした。<東京創元社 お知らせ>」 衝撃だった。まだ若いのに。熱心なマニアとは言えないが、SFファンの一人として残念でならない。これを機会に、3部作の冒頭を飾る、デビュー作でもある本作を再読した。 月で太古の人類が発見されるという衝撃的な始まりから、木星の衛星ガニメデで巨人の宇宙船が発見されて深まる謎。それらの謎に立ち向かう科学者の集団。太陽系を舞台に、過去と現在との間で古典的進化論に基づく人類進化の立証、異星人の世界の分析、それらを支える最新の技術、そして何と言っても、謎解きそのものと終盤でそれがどういう決着をつけるかというワクワク感がたまらない。 インスタントコーヒーを試薬瓶に入れておくというような研究室ギャグにニヤリとしたり、自分でも分かるレベルから丁寧に語られる科学技術的な分析報告に興味は津々だ。さらに個性の溢れるメンバーに立ち向かうという、リーダーシップのケーススタディーのような局面での、主人公の的確な判断や行動、嫌みのない人間的な魅力にも惹かれる。 最初に読んだときと同じ興奮を味わうことが出来た。感心すればするほど残念さは募るばかりだ。 哀悼。 | ||||
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「SF作家のジェイムズ・P・ホーガンが、現地時間(2010年)7月12日(月)、アイルランドの自宅で逝去しました。69歳でした。<東京創元社 お知らせ>」 衝撃だった。まだ若いのに。熱心なマニアとは言えないが、SFファンの一人として残念でならない。これを機会に、3部作の冒頭を飾る、デビュー作でもある本作を再読した。 月で太古の人類が発見されるという衝撃的な始まりから、木星の衛星ガニメデで巨人の宇宙船が発見されて深まる謎。それらの謎に立ち向かう科学者の集団。太陽系を舞台に、過去と現在との間で古典的進化論に基づく人類進化の立証、異星人の世界の分析、それらを支える最新の技術、そして何と言っても、謎解きそのものと終盤でそれがどういう決着をつけるかというワクワク感がたまらない。 インスタントコーヒーを試薬瓶に入れておくというような研究室ギャグにニヤリとしたり、自分でも分かるレベルから丁寧に語られる科学技術的な分析報告に興味は津々だ。さらに個性の溢れるメンバーに立ち向かうという、リーダーシップのケーススタディーのような局面での、主人公の的確な判断や行動、嫌みのない人間的な魅力にも惹かれる。 最初に読んだときと同じ興奮を味わうことが出来た。感心すればするほど残念さは募るばかりだ。 哀悼。 | ||||
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物語の導入部分に関しては、商品説明等で言い尽くされているので、 今更紹介するまでもないでしょう。 この作品の魅力は、「彼」に関する謎の絶妙さです。 一つの点に注目すれば「真相はこれ以外ありえない」と思われた解釈が、 別の点に注目すると、どうしてもその解釈が成り立つわけがない、という怪奇。 作品が進むにつれて提示されていく、 説明できそうで説明できない、数多くの矛盾点。 私を含め、多くの読者が、真相は何なのかと頭を捻った事でしょう。 そういう点ではまさにミステリーで、 どの時点で全ての矛盾点を解消する仮説を捻り出せるかを楽しんで見ると面白いかと思います。 これは本当に良質なミステリーで、 最初に提示される不可解な点は1つしかないにも関わらず、 それを解消するには、最後の最後まで解き明かさなければならないのです。 逆に言えばそれゆえに、本当に素晴らしい推理力と想像力を持っていれば、 ほとんど何のヒントもない最初の時点で、事の真相にかなり所まで肉薄できるようになっています。 私が完全解答ではないにせよ正解に辿り着いたのは209頁まで読んだ時点でしたが、 相当鋭い人ならばもっと前、139頁時点で気づけたと思います。 私も139頁は無理でも、149頁時点で3日間くらい考えれば真相に辿り着けたかもしれませんが、 残念ながら頁をめくる手が止まりませんでして、 ダンチェッカー教授に最後の満点を貰える解答はついに出せませんでした。 ソヴィエトという名前と、宇宙開発の未来に対する楽観的な認識が、 この作品が書かれた時代を物語っていますが、 それ以外に関しては全く古さを感じさせない素晴らしいSFです。 SF入門者にもミステリー好きの方にも、お勧めしたい一冊です。 | ||||
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物語の導入部分に関しては、商品説明等で言い尽くされているので、 今更紹介するまでもないでしょう。 この作品の魅力は、「彼」に関する謎の絶妙さです。 一つの点に注目すれば「真相はこれ以外ありえない」と思われた解釈が、 別の点に注目すると、どうしてもその解釈が成り立つわけがない、という怪奇。 作品が進むにつれて提示されていく、 説明できそうで説明できない、数多くの矛盾点。 私を含め、多くの読者が、真相は何なのかと頭を捻った事でしょう。 そういう点ではまさにミステリーで、 どの時点で全ての矛盾点を解消する仮説を捻り出せるかを楽しんで見ると面白いかと思います。 これは本当に良質なミステリーで、 最初に提示される不可解な点は1つしかないにも関わらず、 それを解消するには、最後の最後まで解き明かさなければならないのです。 逆に言えばそれゆえに、本当に素晴らしい推理力と想像力を持っていれば、 ほとんど何のヒントもない最初の時点で、事の真相にかなり所まで肉薄できるようになっています。 私が完全解答ではないにせよ正解に辿り着いたのは209頁まで読んだ時点でしたが、 相当鋭い人ならばもっと前、139頁時点で気づけたと思います。 私も139頁は無理でも、149頁時点で3日間くらい考えれば真相に辿り着けたかもしれませんが、 残念ながら頁をめくる手が止まりませんでして、 ダンチェッカー教授に最後の満点を貰える解答はついに出せませんでした。 ソヴィエトという名前と、宇宙開発の未来に対する楽観的な認識が、 この作品が書かれた時代を物語っていますが、 それ以外に関しては全く古さを感じさせない素晴らしいSFです。 SF入門者にもミステリー好きの方にも、お勧めしたい一冊です。 | ||||
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何故、人間は宇宙に出ていかなければならないか、という質問には答えがない。 だから、どんな答えも成立するものだ。 例えば、この星で生まれた生命体は、この星の終焉とともに無に帰するのが嫌なら 海から地上に進出したように、大地から宇宙へと進出しなければならない。 生命の進化では、どうやっても空までが限界であり、宇宙に行くには別のアプローチを取るしかない。 この星の生命を他の星へと進出させるための代表が人類であって この地球の生命体から見れば、人類が宇宙へ進出しないのであれば、その存在意義は大きく薄れる。 我々が宇宙に出てゆけるなら、地球の全ての生命が地球の外へ進出する術を身につけたに等しい。 であれば、我々は、地球の生命を宇宙に進出させるための存在するのであり そのために地球が生かし続けているのだ。 こんな自分勝手な答えを好き好きで持っている人ならば、 SFに興味があろうが、なかろうが、推理小説が好きであろうが、なかろうが、 読んでみたらいかがだろうか。 先ずは手に入れること、次にプロローグを読み始めよう。 分からないところは、適当に脳内変換しておけば問題ない。 DECのコンピュータが出てきたり、ソビエトの名前が残っていたりと 古い時代に書かれた本だとわかる描写が、かえってリアリティを与えてくれる。 文句なく面白いことは、読み終わった瞬間に分かる。 この本を読んだ後は、科学知識が誤った形で頭に埋め込まれるかもしれない。 そのために、どっかで恥をかいちゃうかもしれないね。 でも、そこでニヤリとしてくれる人がいたら。。。 この本の帯には、創元SF文庫読者投票第一位とある。 星雲賞受賞とも書いてある。 担当者のなんとか読んでもらいたいという想いが感じられる。 実際、この本は面白いんだけど、 読み終わった後には、続編を買いに行くという副作用がもれなく伴う。 担当者としても力が入るはずだわ。 原題「Inherit the Stars」 Inheritの単語を見てCSSやVB.NETを連想した人はプログラマですね。 | ||||
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何故、人間は宇宙に出ていかなければならないか、という質問には答えがない。 だから、どんな答えも成立するものだ。 例えば、この星で生まれた生命体は、この星の終焉とともに無に帰するのが嫌なら 海から地上に進出したように、大地から宇宙へと進出しなければならない。 生命の進化では、どうやっても空までが限界であり、宇宙に行くには別のアプローチを取るしかない。 この星の生命を他の星へと進出させるための代表が人類であって この地球の生命体から見れば、人類が宇宙へ進出しないのであれば、その存在意義は大きく薄れる。 我々が宇宙に出てゆけるなら、地球の全ての生命が地球の外へ進出する術を身につけたに等しい。 であれば、我々は、地球の生命を宇宙に進出させるための存在するのであり そのために地球が生かし続けているのだ。 こんな自分勝手な答えを好き好きで持っている人ならば、 SFに興味があろうが、なかろうが、推理小説が好きであろうが、なかろうが、 読んでみたらいかがだろうか。 先ずは手に入れること、次にプロローグを読み始めよう。 分からないところは、適当に脳内変換しておけば問題ない。 DECのコンピュータが出てきたり、ソビエトの名前が残っていたりと 古い時代に書かれた本だとわかる描写が、かえってリアリティを与えてくれる。 文句なく面白いことは、読み終わった瞬間に分かる。 この本を読んだ後は、科学知識が誤った形で頭に埋め込まれるかもしれない。 そのために、どっかで恥をかいちゃうかもしれないね。 でも、そこでニヤリとしてくれる人がいたら。。。 この本の帯には、創元SF文庫読者投票第一位とある。 星雲賞受賞とも書いてある。 担当者のなんとか読んでもらいたいという想いが感じられる。 実際、この本は面白いんだけど、 読み終わった後には、続編を買いに行くという副作用がもれなく伴う。 担当者としても力が入るはずだわ。 原題「Inherit the Stars」 Inheritの単語を見てCSSやVB.NETを連想した人はプログラマですね。 | ||||
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月面で発見された真紅の宇宙服を着た身元不明の死体。 のちに“チャーリー”と名づけられたその死体は、 5万年以上も前に月で死んでいたことが判明し……。 太陽系を舞台に繰り出される本作のトリックは、 おそらく、ミステリ史上最大のスケールでしょう。 実際に起こる可能性は、限りなくゼロ近似だと思います が、その問答無用の説得力には圧倒されてしまいます。 | ||||
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月面で発見された真紅の宇宙服を着た身元不明の死体。 のちに“チャーリー”と名づけられたその死体は、 5万年以上も前に月で死んでいたことが判明し……。 太陽系を舞台に繰り出される本作のトリックは、 おそらく、ミステリ史上最大のスケールでしょう。 実際に起こる可能性は、限りなくゼロ近似だと思います が、その問答無用の説得力には圧倒されてしまいます。 | ||||
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研究の対象は月面にあった死体。しかも五万年前に死亡。 基本的に、それらをめぐって研究者たちの議論と研究が進むわけですが、 ちょくちょく解説がはさまるので追いかければ、いつでも博士たちの末席を汚していられます。 様々な仮説の浮上にはミステリーぽさがあってつい推測しようとしてしまうし、 ダンチェッカーとハントのやりとりには耳をそばだてずにおれないし、 パズルピースがぴったりはまった時の満足感と高揚感は一級品。 読後、まさしく星を継いでいく最中であり、生きているということに尊さを感じられます。 | ||||
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研究の対象は月面にあった死体。しかも五万年前に死亡。 基本的に、それらをめぐって研究者たちの議論と研究が進むわけですが、 ちょくちょく解説がはさまるので追いかければ、いつでも博士たちの末席を汚していられます。 様々な仮説の浮上にはミステリーぽさがあってつい推測しようとしてしまうし、 ダンチェッカーとハントのやりとりには耳をそばだてずにおれないし、 パズルピースがぴったりはまった時の満足感と高揚感は一級品。 読後、まさしく星を継いでいく最中であり、生きているということに尊さを感じられます。 | ||||
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物語は、どこかにありそうなSFの書き出しで、静かに始まる。しかし、物語が動きな出すと、止まることのない展開が広がる。そして、予期せぬ結末。 作品そのものに力があるのは間違いないが、それに付け加え、この作品を翻訳された池氏の表現力もすばらしい。 かなり期待して読んで頂いても、その期待を裏切ることはないでしょう。 | ||||
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物語は、どこかにありそうなSFの書き出しで、静かに始まる。しかし、物語が動きな出すと、止まることのない展開が広がる。そして、予期せぬ結末。 作品そのものに力があるのは間違いないが、それに付け加え、この作品を翻訳された池氏の表現力もすばらしい。 かなり期待して読んで頂いても、その期待を裏切ることはないでしょう。 | ||||
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SF小説をほとんど読んだことがないせいか、頭の中で想像することができず、また意味の分からない外来語ばかりでチンプンカンプンでした。半分くらいまでは読めましたが・・・。 | ||||
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SF小説をほとんど読んだことがないせいか、頭の中で想像することができず、また意味の分からない外来語ばかりでチンプンカンプンでした。半分くらいまでは読めましたが・・・。 | ||||
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私は最初友人に進められて読みました。 ハードSFといううたい文句だったのですが、推理小説好きの私にとっても十分楽しめる内容! 謎が解明されたと思いきや、次の謎ときへのステップであったり、駆け引きが有ったり、 SFが好きな方を初め推理小説としての内容も十分でした。 この話には続きが有り、J.P.ホーガンの巨人シリーズとしてかなり有名なので、本書の 内容が気に入ったら、続きも読んでみることを進めます。 広大な宇宙の謎、人類発祥の謎などが人の思惑も含めて複雑に絡み合い、ある時点では膨大に 膨らみ、有る時点では一点に集約され、まるでストーリー中の一人になった様な感覚になる 快作です。 | ||||
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私は最初友人に進められて読みました。 ハードSFといううたい文句だったのですが、推理小説好きの私にとっても十分楽しめる内容! 謎が解明されたと思いきや、次の謎ときへのステップであったり、駆け引きが有ったり、 SFが好きな方を初め推理小説としての内容も十分でした。 この話には続きが有り、J.P.ホーガンの巨人シリーズとしてかなり有名なので、本書の 内容が気に入ったら、続きも読んでみることを進めます。 広大な宇宙の謎、人類発祥の謎などが人の思惑も含めて複雑に絡み合い、ある時点では膨大に 膨らみ、有る時点では一点に集約され、まるでストーリー中の一人になった様な感覚になる 快作です。 | ||||
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立ち読みでいっきに読みそうになりました。 帯の通り、SFの巨匠はすごいという事です。 文章はほとんどすべてが、一つの謎の答えすら、伏線です。 ですので自分の謎解きが正解かどうか考えさせる、 読ませる文章に引き込まれました。 また話のスケールの大きさもこの本の面白さです。 単なる宇宙に関するSFでは無いです。 今までの常識を覆す話は自分の想像力を掻き立てられます。 普段小説やSFを読まない人にも是非お勧めしたい本です。 | ||||
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立ち読みでいっきに読みそうになりました。 帯の通り、SFの巨匠はすごいという事です。 文章はほとんどすべてが、一つの謎の答えすら、伏線です。 ですので自分の謎解きが正解かどうか考えさせる、 読ませる文章に引き込まれました。 また話のスケールの大きさもこの本の面白さです。 単なる宇宙に関するSFでは無いです。 今までの常識を覆す話は自分の想像力を掻き立てられます。 普段小説やSFを読まない人にも是非お勧めしたい本です。 | ||||
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毎年ランキングトップを取った名作を読んでますがたいていたいして面白くない。 でもこの作品は読み終わった後、この本は何十年に一度の一冊だ!と感じました。 実際にこの本で書かれている事こそが人類の真実ではないか? 思わずそんな感覚に陥るほどのリアル感を感じました・・・ | ||||
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