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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全605件 421~440 22/31ページ
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原作は1977年、もう四半世紀も前の作品。 ストリーの中で、当時の先端ないし近未来の科学について読者に分かるよう、登場人物に説明させている。 イラストなしの場面説明は、画像に慣れた者には、想像力が不足するかも。また、登場人物も多い。 過去に生息していたと思われる知能の高い人?ルナリアン、ガニメアン、ランビア人とは何者か。彼等が住んだのは何処か。地球、月、木星の衛星ガニメデ、火星と木星の間の軌道を持つ惑星ミネルヴァ? 月で見つかったチャーリーの遺体は5万年前、ガニメデの埋没宇宙船は2500万年前のもの。なぜそんな数字が出てくるのか。 チャーリーの遺体や所持品、ガニメデの埋没宇宙船を地球人は先端科学で分析し、5万年前、2500万年前に何があったのかを国連宇宙軍が全力をあげて調査するというのがこの本のストーリー。時は2027年ですから、創作から50年後の時代。 途中で疲れてきたこともあって、なんでこんなに仰々しい訳語を使ってるの、国連宇宙軍、宇宙戦争ですかとか感じました。 ハードSFと言われていますが四半世紀経つとサイエンスが薄れてきて、ファンタジー色が強くなっているようです。 | ||||
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この小説の説得力は圧巻である。もちろんサイエンスフィクションであるから事実では 無い事は明白なのだが、その広範囲な科学的バックグランドとスピード感のある展開、謎解きの妙に よって、本当だと錯覚してしまうほどの力を持っている。 ミステリー的な要素も圧巻で、最近のミステリー小説など足元にもおよばないほどの スリリングな展開、読者を引き込む魅力に満ち溢れている。 SFとしてだけではなく、一つの作品として不朽の名作と呼ぶにふさわしい完成度と言えるでしょう。 | ||||
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原作は1977年、もう四半世紀も前の作品。 ストリーの中で、当時の先端ないし近未来の科学について読者に分かるよう、登場人物に説明させている。 イラストなしの場面説明は、画像に慣れた者には、想像力が不足するかも。また、登場人物も多い。 過去に生息していたと思われる知能の高い人?ルナリアン、ガニメアン、ランビア人とは何者か。彼等が住んだのは何処か。地球、月、木星の衛星ガニメデ、火星と木星の間の軌道を持つ惑星ミネルヴァ? 月で見つかったチャーリーの遺体は5万年前、ガニメデの埋没宇宙船は2500万年前のもの。なぜそんな数字が出てくるのか。 チャーリーの遺体や所持品、ガニメデの埋没宇宙船を地球人は先端科学で分析し、5万年前、2500万年前に何があったのかを国連宇宙軍が全力をあげて調査するというのがこの本のストーリー。時は2027年ですから、創作から50年後の時代。 途中で疲れてきたこともあって、なんでこんなに仰々しい訳語を使ってるの、国連宇宙軍、宇宙戦争ですかとか感じました。 ハードSFと言われていますが四半世紀経つとサイエンスが薄れてきて、ファンタジー色が強くなっているようです。 | ||||
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この小説の説得力は圧巻である。もちろんサイエンスフィクションであるから事実では 無い事は明白なのだが、その広範囲な科学的バックグランドとスピード感のある展開、謎解きの妙に よって、本当だと錯覚してしまうほどの力を持っている。 ミステリー的な要素も圧巻で、最近のミステリー小説など足元にもおよばないほどの スリリングな展開、読者を引き込む魅力に満ち溢れている。 SFとしてだけではなく、一つの作品として不朽の名作と呼ぶにふさわしい完成度と言えるでしょう。 | ||||
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人間の凶暴性に一筋の光明を与えてくれた点で面白い。 SF以上に進化の過程に対する示唆が素晴らしい。 これが漫画化されるという事実も素晴らしい。 | ||||
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人間の凶暴性に一筋の光明を与えてくれた点で面白い。 SF以上に進化の過程に対する示唆が素晴らしい。 これが漫画化されるという事実も素晴らしい。 | ||||
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著者が科学者であり、小説というよりはある科学雑誌を読んでいる気にもさせられた。 だからといって内容は退屈なものではなく、本当に面白く一気に読んでしまった。 ただ話が完全に理系向けなので、苦手な人にとっては厳しい箇所もあると思う。 私は医学を専攻している学生だけに生物学的な見解はとても興味深かった。 本書は無駄な記述は殆どなく300頁全てが内容の濃いものとなっている。 読んでいる間は、なんせスケールの大きなストーリーで、日常の退屈から解放された気分になれた。 SFが好きな人も初めての人も一読の価値は十分あると思う。 | ||||
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著者が科学者であり、小説というよりはある科学雑誌を読んでいる気にもさせられた。 だからといって内容は退屈なものではなく、本当に面白く一気に読んでしまった。 ただ話が完全に理系向けなので、苦手な人にとっては厳しい箇所もあると思う。 私は医学を専攻している学生だけに生物学的な見解はとても興味深かった。 本書は無駄な記述は殆どなく300頁全てが内容の濃いものとなっている。 読んでいる間は、なんせスケールの大きなストーリーで、日常の退屈から解放された気分になれた。 SFが好きな人も初めての人も一読の価値は十分あると思う。 | ||||
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「ドラマ」がありますよね。近頃はちょっと間違うと専門用語がわからないまま終わってしまうSF作品などもありますけれど。昨今、こちら作品の傾向に似たものがまた垣間見れてきたので、嬉しい限り。 発表された時期をしらない人も、自分の先生が読んでいたりした人も、どうぞ手に取ってくださいまし。私にとって、SFの原点としての作品のひとつです。 | ||||
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「ドラマ」がありますよね。近頃はちょっと間違うと専門用語がわからないまま終わってしまうSF作品などもありますけれど。 昨今、こちら作品の傾向に似たものがまた垣間見れてきたので、嬉しい限り。 発表された時期をしらない人も、自分の先生が読んでいたりした人も、どうぞ手に取ってくださいまし。 私にとって、SFの原点としての作品のひとつです。 | ||||
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ハント、ダンチェッカーという二人の天才がキーマンになっていることは、続作からも伺えます。しかし、見逃せないのが、この二人を化けさせた立役者である、コールドウェル本部長の存在です。本文より抜粋すると『成果を得ようとするならば、二人の科学者がいたずらに個人的な反目と摩擦を続けることを止め』るように仕向けたのです。マネジメントの原則からしても、あるべき上司の姿でしょう。その狙い通りこの二人は、ついにチャーリーの謎を解き明かした。2005年愛地球博の三菱未来館で「もしも月がなかったら」というVRシアターをやっていました。5万年前に月がなかったら、地球はどうなっていたか、今では明らかになっているようですが、1980年に書かれた本書、当時十分に科学的根拠があったであろうことは想像に難くありません。のみならず、今日当たり前に使われているハイテク機器が、随所で予言されているようでもあり、「当たってるよ〜」と思いながら読むこともできます。惜しむらくは、本書の舞台はおそらく西暦2027年頃。私たちが木星に行くのはもっと先になることが確実だろうこと。著者もやはり、21世紀の輝かしい科学の進歩を夢に描き、「これくらい未来になれば…」と期待したのでしょうけれど、もう少し時間がかかりそうですね。 | ||||
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ハント、ダンチェッカーという二人の天才がキーマンになっている ことは、続作からも伺えます。 しかし、見逃せないのが、この二人を化けさせた立役者である、 コールドウェル本部長の存在です。 本文より抜粋すると『成果を得ようとするならば、二人の科学者 がいたずらに個人的な反目と摩擦を続けることを止め』るように 仕向けたのです。 マネジメントの原則からしても、あるべき上司の姿でしょう。 その狙い通りこの二人は、ついにチャーリーの謎を解き明かした。 2005年愛地球博の三菱未来館で「もしも月がなかったら」という VRシアターをやっていました。5万年前に月がなかったら、地球 はどうなっていたか、今では明らかになっているようですが、 1980年に書かれた本書、当時十分に科学的根拠があったであろう ことは想像に難くありません。 のみならず、今日当たり前に使われているハイテク機器が、随所 で予言されているようでもあり、「当たってるよ〜」と思いながら 読むこともできます。 惜しむらくは、本書の舞台はおそらく西暦2027年頃。私たちが 木星に行くのはもっと先になることが確実だろうこと。 著者もやはり、21世紀の輝かしい科学の進歩を夢に描き、「これ くらい未来になれば…」と期待したのでしょうけれど、もう少し 時間がかかりそうですね。 | ||||
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月面から発見された死体を巡る科学者たちの解明と議論を描いたSFミステリの傑作であり、広い意味での歴史ミステリであるともいえる。一つの謎から、様々な仮説が提示されては消え、議論や解明を試みながら真実に迫るプロセスは、正に科学的アプローチであり、其れが分かりやすく描かれている。何よりこの作品を傑作と足らしめているのは、全ての真相だろう。人類の起源や進化に迫る壮絶な真相は、其れを知った者を感動させる。最後の一文が切なすぎる。また傑作ではあるが、しばしば作中の科学や人類への万能主義・楽観主義な表現が批判の的にあがる事がある。しかしながら、それは作者が人類の歴史や、その過程で得て来た英知である科学を重んじているからであり、ただの国籍や信条を問わずに生命を継ごうとした先人たちへの敬意である。偏狭なナショナリズムに基づくものではない事は、ラストシーンから容易に汲み取れるだろう。題材や思想共にあらゆるSFの先駆けとなった傑作であるので未読の方はぜひ見て欲しい。 | ||||
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月面から発見された死体を巡る科学者たちの解明と議論を描いたSFミステリの傑作であり、 広い意味での歴史ミステリであるともいえる。 一つの謎から、様々な仮説が提示されては消え、議論や解明を試みながら真実に迫るプロセスは、 正に科学的アプローチであり、其れが分かりやすく描かれている。 何よりこの作品を傑作と足らしめているのは、全ての真相だろう。 人類の起源や進化に迫る壮絶な真相は、其れを知った者を感動させる。 最後の一文が切なすぎる。 また傑作ではあるが、しばしば作中の科学や人類への万能主義・楽観主義な表現が批判の的にあがる事がある。 しかしながら、それは作者が人類の歴史や、その過程で得て来た英知である科学を重んじているからであり、 ただの国籍や信条を問わずに生命を継ごうとした先人たちへの敬意である。 偏狭なナショナリズムに基づくものではない事は、ラストシーンから容易に汲み取れるだろう。 題材や思想共にあらゆるSFの先駆けとなった傑作であるので未読の方はぜひ見て欲しい。 | ||||
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ところどころに出てくる、難しい外来語(そして恥ずかしながら日本語も・・・)。慣れないうちは情景を想像することも難しかったですが、とりあえず読み飛ばしていきました。待っていたのは、今まで読んだどんな推理小説よりもビックリするオチ。物理や地学や進化論やら、とりあえず書いてあることはそうなんだと思って読みましたがもしこの本を読む前にもっと知識があれば、展開にもっと引き込まれたろうと思います。自分の知識の無さに、無念の感が・・・ | ||||
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ところどころに出てくる、難しい外来語(そして恥ずかしながら日本語も・・・)。 慣れないうちは情景を想像することも難しかったですが、とりあえず読み飛ばしていきました。 待っていたのは、今まで読んだどんな推理小説よりもビックリするオチ。 物理や地学や進化論やら、とりあえず書いてあることはそうなんだと思って読みましたが もしこの本を読む前にもっと知識があれば、展開にもっと引き込まれたろうと思います。 自分の知識の無さに、無念の感が・・・ | ||||
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クラークの2001年の超自然の力が出てくるよりはいいかもしれない。30年の年月はやはり昔のSFを感じさせる。やたら喫煙するとか、DNA分析がまったく無いとか。インターネット掲示板システムが無いとか。1995年くらいまでに読んでいればすごい影響されたかも。それを差し引いてもすごい発想です。おもしろいです。理系高校生くらいは読んで欲しい。 | ||||
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クラークの2001年の超自然の力が出てくるよりはいいかもしれない。 30年の年月はやはり昔のSFを感じさせる。 やたら喫煙するとか、DNA分析がまったく無いとか。インターネット掲示板システムが無いとか。 1995年くらいまでに読んでいればすごい影響されたかも。 それを差し引いてもすごい発想です。おもしろいです。 理系高校生くらいは読んで欲しい。 | ||||
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ホーガンが今年亡くなった。彼の著作からどんなに勇気をもらったことか! 本書、「星を継ぐもの」はハードSFの分野に言わずと知れた金字塔を打ち立てた名著だ。30年前、ホーガンのデビュー作とも言える本書に出会えた幸せ。以来何度となく読み返してきたが、ホーガンが逝去した今年の締めくくりとして、もう一度読み返してみた。フィクションに違いはないが、読後の身のうちからふつふつと湧き上がる未来をあきらめない気持ちは、学生の時に感じたそれといささかも変わることがない。人として生きていくことに、種族という根源から勇気を与えてくれる本書。 月で真紅の宇宙服をまとった遺体が発見されることから物語は始まる。現在の人類と少しも違わぬ生物学的特徴を持つ遺体、さらには5万年前の遺体だという2つの事実。チャーリーと名付けられた彼は誰なのか、そしてどこからきたのか。この2つの謎をグローバルな視点から物事を中立に判断し、矛盾をまとめあげていくハント博士と進化の過程にこだわり、種の生物学的特徴はその種が生息していた環境が決定するのだと貫き通すダンチェッカー博士の二人が解決していく。推理小説の観もある本書のラストに思わず落涙してしまう。現在も謎とされている月の表裏の生成の違い・人類のミッシングリング・小惑星帯の謎、さらには人類の繁栄などなど、それらが一気に解決していく。 大げさかもしれぬが、私はこの世を去るときに、人生で一番心に残る本を一冊あげよと言われれば、間違いなく「星を継ぐもの」と言うだろう。まだ本書を読んでいない若い世代にこそ読んでもらいたい一冊だ。 | ||||
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ホーガンが今年亡くなった。彼の著作からどんなに勇気をもらったことか! 本書、「星を継ぐもの」はハードSFの分野に言わずと知れた金字塔を打ち立てた名著だ。30年前、ホーガンのデビュー作とも言える本書に出会えた幸せ。以来何度となく読み返してきたが、ホーガンが逝去した今年の締めくくりとして、もう一度読み返してみた。フィクションに違いはないが、読後の身のうちからふつふつと湧き上がる未来をあきらめない気持ちは、学生の時に感じたそれといささかも変わることがない。人として生きていくことに、種族という根源から勇気を与えてくれる本書。 月で真紅の宇宙服をまとった遺体が発見されることから物語は始まる。現在の人類と少しも違わぬ生物学的特徴を持つ遺体、さらには5万年前の遺体だという2つの事実。チャーリーと名付けられた彼は誰なのか、そしてどこからきたのか。この2つの謎をグローバルな視点から物事を中立に判断し、矛盾をまとめあげていくハント博士と進化の過程にこだわり、種の生物学的特徴はその種が生息していた環境が決定するのだと貫き通すダンチェッカー博士の二人が解決していく。推理小説の観もある本書のラストに思わず落涙してしまう。現在も謎とされている月の表裏の生成の違い・人類のミッシングリング・小惑星帯の謎、さらには人類の繁栄などなど、それらが一気に解決していく。 大げさかもしれぬが、私はこの世を去るときに、人生で一番心に残る本を一冊あげよと言われれば、間違いなく「星を継ぐもの」と言うだろう。まだ本書を読んでいない若い世代にこそ読んでもらいたい一冊だ。 | ||||
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