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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全609件 401~420 21/31ページ
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| 人類史にとって大きな転機となる事件は、男性遺体の発見から始まる。それが発見された場所は、月面の洞窟。ただし、放射性物質による年代測定法から算出された死亡時期は、5万年前だ。 物理学者のヴィクター・ハントは、その起源の調査を行う国連宇宙軍に協力することになる。遺体は調べれば調べるほど、生物学的には完全に人間。遺留品の文字の解析は遅々として進まない。 そんな状況の中、生物学者のクリスチャン・ダンチェッカーは、彼を地球人類として議論を強引にまとめようとするのだが、ハントはそれに反対し、もっと自由な立場から調査を進めることを主張する。 各分野のトップ研究者がそれぞれの領域で分析を推し進め、様々な発見的事実に基づき組み上げられた仮説は、常識を覆す驚くべきものだった。 SFとは、常識の上に空想を重ね、ありうべき未来を構築するフィクションだ。しかしこの常識は、時代により変化する。作品が時代を超えて読み継がれるためには、執筆時の作者と、読者との間に、常識のズレがないことが重要な要素であると思う。 この常識のズレを避けるために、この作品では常識を読者に委ねてはいない。作中で解き明かされる謎の前提となる常識を、解決の前にあらかじめはっきりと提示しているのだ。 ゆえに読者は、丹念に作品を読み進めて行けば、どんな事実をベースにハントたちが悩んでいるかが分かるし、彼らが積み上げていく発見から、彼らが至るコペルニクス的転換を味わうことも可能になる。 本作では、その様な転換のタイミングが3度、訪れる。その転換はさながら、読者への挑戦状が出されているミステリーの解決編のようなものだ。一体何がその常識で、それがどの様に転換されるのか。ぜひ味わってみて欲しいと思う。 このとき注意することは、いまあなたが知っている常識に捕われてはいけないということだ。全ての常識は、作中の記述の中にあるということを忘れてはいけない。そして読み終われば、このタイトルがどれほど内容を適切に表現しているかも理解できることだろう。 個人的に、なぜ十二進数なのかに対する仮説もあるんだけど、それは作中では明確にならないんだよなあ。 | ||||
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| これから初めてこの本の面白さを味わうひとたちは幸せだと思います。 うらやましい。 ハードSFには違いないでしょうが必要な予備知識は大まかに突然変異と適者生存だけです。 謎が謎をよび全ての疑問が最後に一つの結論に収束していくところは、SFの枠を超えてミステリーとしても傑作だと思います。 | ||||
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| まず、ホーガンが処女作でこれだけの内容のものを書いたことに驚きを禁じえない。話自体はそんなに新鮮味はないし、ところどころ欠点もあるのだけれども、段々と謎が明かされていく過程で、そして最後の真実で、SFの夢が最大級に詰まっていた。読んでいて、完全にお話にクラクラと酔える。 また、指摘している人がどうも少なさ過ぎると思うので指摘するけれども、池さんの英語翻訳はもっと評価されてもいいと思った。正直言ってここまで上手いとは思わなくて、まるで最初から日本語で書かれていたかのような訳文。すらすら読めるなんてもんじゃなかった。 優れたお話を、優れた翻訳文で読めた。至高の読書体験でした。 | ||||
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| 本書が有名なのは前々から知っていたが、今回初めて読んだ。 全く驚きの面白さだ。人類の英知を根本から覆す事実を見つけた時、人はどのように行動するのか?それがSFの面白さだと知った。 | ||||
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| あまりにも有名なSF作品です。内容については、優れたレビューが多くあるので、ぜひそちらを読んで下さい。 SFというだけで読まないというのは、本当に損だと思います。実際、私がそうだったので。 話の構成、内容、最後に明かされる謎、どれをとっても素晴らしい小説でした。歯ごたえのある面白い小説を求めている人にお薦めです。 | ||||
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| この一作目がホーガンの最良の作品です。IBMではなくDECの人だったことからも伺えるように、政治力・精神力ではなく、この作品のように技術力で真っ向勝負する方が、一本筋が通って清々しい気がします。 リアルタイムで追うようになってから、一番好きなハードSFです。謎解きも素敵ですが、何より全編を通じて感じられるSFマインド、センスオブワンダーの雰囲気がすばらしいです。 | ||||
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| 有り得ない場所で発見された、ひとりの成人男性の死体。果たして彼は何者なのか、どこからやってきたのか? 彼がもたらす事実が、人類の歴史を語り始める… ーと、こんな言い方ができるくらいミステリ色の強い作品。 骨格から住環境を計算するとこに燃えた! いい練習問題を作れそう。 あと、日記は手帳に書くべきと解りました。特に危険な旅先では必須。 | ||||
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| 地球は平和になり、それまで軍事に使って来た英知を宇宙開発に向けることで、人類はたちまち月面基地を作るまでになった、という設定。なんと月面で宇宙服を着た人間の死体が発見される。月面で迷子になっている人間などもちろんいない。放射性同位元素による年代測定ではなんと5万年前に死亡しているとの結果がでた。極秘裏に優秀な科学者達が召集され調査が開始されるが、どこから見ても人類としか見えないこの死体は何なのか... 読み始めの最初の20ページほどは猛烈に眠たくなるような文章であったが、話の筋が見えてきた途端にどんどん引き込まれて、かなり深夜まで読んでしまった。小学生の時に図書室で借りたSFの物語をを読んだ事を、その時のワクワクした気持ちを思い出した。もう結構中年ですが読んでいる間だけ小学生でした。 | ||||
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| ホーガン作品初めて読みました。題名がとっても秀逸な事から購入。題名のかっこよさではSFの中でNo.1. 多くの内容が主人公の頭の中や、皆との会議で展開します。悪く言えば「大きな謎を皆でひたすら考えているだけの本」。 ・・・・のはずなのに面白い、後半からは(考えているだけなのに)手に汗握る展開。他にはない本です。 作者のSF的、工学的知識の豊富さにも感動します。つっこみたくなるような部分がありません。 物語にのめりこむまで少し時間がかかるかもしれませんが、ぜひおすすめの一冊です。 | ||||
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| 読み始めは、挫折しやすいと思います。正直。 人物の描写が異様に少ないので、登場人物像を頭の中で描いて読み進めるタイプの私にとっては拷問でした。 しかし、途中から、それが気にならないくらいの興奮が駆け巡り、ラストまで一気に読んでしまいました。とても面白いSF作品だと思います。 最初に読むSFとしては、かなり読みづらいとは思いますが、最初の読みづらさを我慢すれば、素晴らしい興奮に遭遇できますよ! 続編の「巨人たちの星」「ガニメデの優しい巨人」 もおススメです。 ただ、私は「ガニメデ〜」以降の続編は、途中まで読んで挫折中。ちょっと毛色が違って読み進めにくい。またあとで挑戦予定。 | ||||
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| 内容は文句なく面白いのですが、池央耿の翻訳文が肌に合わずとても読みにくかったです。 | ||||
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| 内容は文句なく面白いのですが、池央耿の翻訳文が肌に合わずとても読みにくかったです。 | ||||
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| 実はマンガで始まった連載に原作があるのを知って、それから文庫を読みました。 とてもおもしろかったです。 途中途中で、自分なりにその先を推理したのですが、推理は躱され、躱された以上におもしろい展開でした。30年以上前に執筆され、賞を取られた作品だそうですが、全く賞の名前も、作品名も記憶にはありませんでした。 でも、これは読んでとてもおもしろかったです。 作品の舞台は2027年頃から始まるが、その15年前には軍事力を世界中から国家・民間のすべてから買い取っている。 たばことコーヒーは必需品のまま続く想定になっている。 10年も先を想像するのは難しいのもだと思います。 この本・訳本はテンポが適当でいいです。 また女や、友情物語、社会正義を妙に絡ませずに、物語を展開させているのも良いです。 関心がぶれないで本筋を追うだけというのも、やはり良いと思います。 ハントが主人公ですが、コールドウエルについてガーランドがコメントするように、個人のキャラが大きなファクターであるという基本的な人間観があることが、ハントが単なる解説者でないという色を強調していて良いと思いました。 個人的には、ダンチェッカーが良いですね。好きです。最後の謎解きをダンチェッカーにさせているのも、良いと思いました。 続編に[ガニメデのやさしい巨人]があるとのことなので、読もうと思います。 http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4488663028/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1 従来ほとんど読んだことがなかった生物学・進化の本を少し前に読んでいたので、この本もおもしろく読めたと思います。 ヒトの進化などについて多少の予備知識、天体に関する多少の予備知識があった方が、こうしたSFはおもしろさが増すと思います。 | ||||
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| 実はマンガで始まった連載に原作があるのを知って、それから文庫を読みました。 とてもおもしろかったです。 途中途中で、自分なりにその先を推理したのですが、推理は躱され、躱された以上におもしろい展開でした。30年以上前に執筆され、賞を取られた作品だそうですが、全く賞の名前も、作品名も記憶にはありませんでした。 でも、これは読んでとてもおもしろかったです。 作品の舞台は2027年頃から始まるが、その15年前には軍事力を世界中から国家・民間のすべてから買い取っている。 たばことコーヒーは必需品のまま続く想定になっている。 10年も先を想像するのは難しいのもだと思います。 この本・訳本はテンポが適当でいいです。 また女や、友情物語、社会正義を妙に絡ませずに、物語を展開させているのも良いです。 関心がぶれないで本筋を追うだけというのも、やはり良いと思います。 ハントが主人公ですが、コールドウエルについてガーランドがコメントするように、個人のキャラが大きなファクターであるという基本的な人間観があることが、ハントが単なる解説者でないという色を強調していて良いと思いました。 個人的には、ダンチェッカーが良いですね。好きです。最後の謎解きをダンチェッカーにさせているのも、良いと思いました。 続編に[ガニメデのやさしい巨人]があるとのことなので、読もうと思います。 http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4488663028/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1 従来ほとんど読んだことがなかった生物学・進化の本を少し前に読んでいたので、この本もおもしろく読めたと思います。 ヒトの進化などについて多少の予備知識、天体に関する多少の予備知識があった方が、こうしたSFはおもしろさが増すと思います。 | ||||
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| 確かに最後のダンチェッカーの仮説は聴衆を驚愕させるに値した。 ・・・しかし、私には一つの謎が残った。 起死回生で生き延びたルナリアン。彼らのルナリアン語は一体なぜ地球から消滅したのだ・・? という謎はさておき、幾人かが指摘されていますが、人間ドラマがあまりなく、淡々と進むのでどうも盛り上がりに欠ける感がある。アイデアは素晴らしいと思うので、もっと書きようによっては面白くなるような気がする。 | ||||
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| 確かに最後のダンチェッカーの仮説は聴衆を驚愕させるに値した。 ・・・しかし、私には一つの謎が残った。 起死回生で生き延びたルナリアン。彼らのルナリアン語は一体なぜ地球から消滅したのだ・・? という謎はさておき、幾人かが指摘されていますが、人間ドラマがあまりなく、淡々と進むのでどうも盛り上がりに欠ける感がある。アイデアは素晴らしいと思うので、もっと書きようによっては面白くなるような気がする。 | ||||
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| 四半世紀ぶりに、定価400円とある蔵書を読みました。 あまりに時が経ちすぎて、「面白かった」ということしか覚えていなかったのですが、やっぱり面白かったです。ミステリを読んだような気分。 続いて、「ガニメデの優しい巨人」ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)「巨人たちの星」巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))を一気に読みました。 なお、科学的な謎を追っていくストーリーなので、濃い人間ドラマや波瀾万丈物語を期待している人には評価が低いのでは。「物語には恋愛や人間ドラマが必須!」とお考えなら、「未来からのホットライン」の方が向いているかもしれません。 | ||||
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| 決して派手ではないです。テーマとしても古いですが読んでいるとグイグイ引き込まれます。不思議な魅力のある本です。 | ||||
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| 決して派手ではないです。テーマとしても古いですが読んでいるとグイグイ引き込まれます。不思議な魅力のある本です。 | ||||
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| ハードSF小説というジャンルなので読み応えがあるんですが、 先が気になるのでドンドンと読み進める事ができます。 詳しくはコチラ↓にレポートしてあります。 http://blog.e-onlineservice.com/1/875.html 最後の最後まで「どうなるの?」とワクワクしますね。 究極なのが最後の1文、シビレますよ! | ||||
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