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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全599件 521~540 27/30ページ
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非常にドラマチックな展開。最後まで緊迫した雰囲気が途切れない。ミステリ小説に近いというのも納得できる。マニアックになりすぎず、人間的なところがバランスよく描かれているのが良い。 最後のオチは見事というしかない。 | ||||
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非常にドラマチックな展開。最後まで緊迫した雰囲気が途切れない。ミステリ小説に近いというのも納得できる。マニアックになりすぎず、人間的なところがバランスよく描かれているのが良い。 最後のオチは見事というしかない。 | ||||
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SF作品を読んでその話の展開に驚いたり感心したりすることは度々ありますが、読み終わった後に感動できる小説はそう多くはありません。ホーガンの「星を継ぐもの」は間違いなく後者の作品の代表的なものだと思います。月面で発見された異星人の遺体。その身体構造が現在の人類に酷似していることから、生物学者、天文学者、数学者等を巻き込んだ喧々諤々の議論が交わされます。仮説を立ててはそれが新発見によって打ち消され、登場人物たちは一歩々核心へと近づいていきます。本編のほとんどが科学者の議論にさかれていて一見読み辛そうに見えますが、その白熱した議論の内容と話の構成のうまさで、まったく退屈する暇もなく読み進められます。 作品の発想そのものはシンプルなものです。SF作家というと人類や未来に対して悲観的な見方をする人が多い中で、この作者は間違いなくオプチミストです。しかしその冷静な視線に裏付けられた人類とその未来に対する信頼は、読む者を心の底から力付け、勇気付けてくれます。レムの”天の声”や”大失敗”と同様なモチーフを扱っていながら人間に対する視線が作家によってここまで異なっているのも面白いです。 SFというジャンルの先入観にとらわれずに、ぜひ読んでみてほしい作品です。 | ||||
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SF作品を読んでその話の展開に驚いたり感心したりすることは度々ありますが、読み終わった後に感動できる小説はそう多くはありません。ホーガンの「星を継ぐもの」は間違いなく後者の作品の代表的なものだと思います。月面で発見された異星人の遺体。その身体構造が現在の人類に酷似していることから、生物学者、天文学者、数学者等を巻き込んだ喧々諤々の議論が交わされます。仮説を立ててはそれが新発見によって打ち消され、登場人物たちは一歩々核心へと近づいていきます。本編のほとんどが科学者の議論にさかれていて一見読み辛そうに見えますが、その白熱した議論の内容と話の構成のうまさで、まったく退屈する暇もなく読み進められます。 作品の発想そのものはシンプルなものです。SF作家というと人類や未来に対して悲観的な見方をする人が多い中で、この作者は間違いなくオプチミストです。しかしその冷静な視線に裏付けられた人類とその未来に対する信頼は、読む者を心の底から力付け、勇気付けてくれます。レムの”天の声”や”大失敗”と同様なモチーフを扱っていながら人間に対する視線が作家によってここまで異なっているのも面白いです。 SFというジャンルの先入観にとらわれずに、ぜひ読んでみてほしい作品です。 | ||||
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80年の邦訳発売時に飛びつくようにして読んだ本です。 月面で発見された宇宙服は5万年前のものであった…という始まりはSF読みにとってはたまらない設定でした。 ミステリー仕立てで謎解きが大変楽しく、SFはどうもなぁという人でも十分楽しめる作品だと思います。 ホーガンの作品の中では、断然一位だと、あっちこっちに触れ回っていた時期がありますが、巨人の星シリーズになってからは声のトーンが落ちてしまいました。 つづきの話なので、読んでもいい…ですが、やはりこの話が一番。 | ||||
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80年の邦訳発売時に飛びつくようにして読んだ本です。 月面で発見された宇宙服は5万年前のものであった…という始まりはSF読みにとってはたまらない設定でした。 ミステリー仕立てで謎解きが大変楽しく、SFはどうもなぁという人でも十分楽しめる作品だと思います。 ホーガンの作品の中では、断然一位だと、あっちこっちに触れ回っていた時期がありますが、巨人の星シリーズになってからは声のトーンが落ちてしまいました。 つづきの話なので、読んでもいい…ですが、やはりこの話が一番。 | ||||
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スケールがなかなか大きく最初に大きな謎が提示され、 どんどんいろんな仮説と検証が繰り返され大風呂敷が広げられ、 ふとしたところから風呂敷の端が見つかってからは一気に話が進み 最後にきれいにまとまる大風呂敷。 そんな快感を味あわせてくれます。 | ||||
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スケールがなかなか大きく最初に大きな謎が提示され、 どんどんいろんな仮説と検証が繰り返され大風呂敷が広げられ、 ふとしたところから風呂敷の端が見つかってからは一気に話が進み 最後にきれいにまとまる大風呂敷。 そんな快感を味あわせてくれます。 | ||||
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言わずとしれたホーガンの出世作.一級のSFであり,そして一級のミステリーでもある.『不思議の海のナディア』最終話のサブタイトルの元にもなりました. 月面で発見された死体は5万年以上も前のものだった…そんなミステリから始まる物語のラストの謎解きはあまりにも鮮やかで,初めて読んだとき僕はあまりの衝撃に外に走り出て月を見上げてしまったことを覚えている.SFでここまでの感動を覚えたのは,後にも先にもこの1冊しかないかもしれない.そして,本作には多くの科学者が登場するが,彼らが政治や国家という枠組みから自由に科学の仕事をする様子が,生き生きと描かれていることにも注目したい. とにかくSF好きな人,そしてまだSFを読んだことない人,すべておすすめです.みんなで月を見上げ,人類の歴史に,そしてこの星とその行く末に思いを寄せよう. | ||||
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言わずとしれたホーガンの出世作.一級のSFであり,そして一級のミステリーでもある.『不思議の海のナディア』最終話のサブタイトルの元にもなりました. 月面で発見された死体は5万年以上も前のものだった…そんなミステリから始まる物語のラストの謎解きはあまりにも鮮やかで,初めて読んだとき僕はあまりの衝撃に外に走り出て月を見上げてしまったことを覚えている.SFでここまでの感動を覚えたのは,後にも先にもこの1冊しかないかもしれない.そして,本作には多くの科学者が登場するが,彼らが政治や国家という枠組みから自由に科学の仕事をする様子が,生き生きと描かれていることにも注目したい. とにかくSF好きな人,そしてまだSFを読んだことない人,すべておすすめです.みんなで月を見上げ,人類の歴史に,そしてこの星とその行く末に思いを寄せよう. | ||||
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他のレビューワがたくさん良い事を書いているので,あまり言う事はないのですが,もしあなたがサイエンスフィクション(SF)の初心者でふとSFでも読んでみようか,などと思ったときこの本を手に取ると良いです. ミステリと同じ構造を辿るので,話に起伏があるので読みやすいし,専門用語もそれなりに出ては来ますが,一般教養のサイエンスに納まる範囲です.そして何より書かれたのが70年代だという事を考慮してもなおあまりあるSFの世界がこの本にはあります. | ||||
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他のレビューワがたくさん良い事を書いているので,あまり言う事はないのですが,もしあなたがサイエンスフィクション(SF)の初心者でふとSFでも読んでみようか,などと思ったときこの本を手に取ると良いです. ミステリと同じ構造を辿るので,話に起伏があるので読みやすいし,専門用語もそれなりに出ては来ますが,一般教養のサイエンスに納まる範囲です.そして何より書かれたのが70年代だという事を考慮してもなおあまりあるSFの世界がこの本にはあります. | ||||
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月面で宇宙服を着た五万年前の死体が発見される。調べていくと、死体は地球人と同じ肉体構造を持っていた。彼は一体どこからきて、なぜ月で死んだのか? 地球外生命体のなぞを追う、学者たちの物語。 斬った張ったの胸躍る戦闘シーンこそないものの、本書は人を惹きつける謎でいっぱいです。太陽系の歴史、進化論、潮汐効果、相対性理論などなど。どきどきしながら読み進めていくと……ラストでは…な、なんとそんなことが!? オチのあまりの突飛さに腰を抜かすほどびっくりしてしまいました。 ちなみに理科の得意な妹にオチの概要を話したところ「そんなことあるわけないじゃん」と一蹴されてしまいましたが、それにしても著者のアイデアと科学の知識はすごい。 本書のようなことが実際起こりえるのかはともかく(それを言ったら大抵の小説は成立しなくなってしまう)、読んでいて充分楽しめることは間違いありません。 | ||||
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月面で宇宙服を着た五万年前の死体が発見される。調べていくと、死体は地球人と同じ肉体構造を持っていた。彼は一体どこからきて、なぜ月で死んだのか? 地球外生命体のなぞを追う、学者たちの物語。 斬った張ったの胸躍る戦闘シーンこそないものの、本書は人を惹きつける謎でいっぱいです。太陽系の歴史、進化論、潮汐効果、相対性理論などなど。どきどきしながら読み進めていくと……ラストでは…な、なんとそんなことが!? オチのあまりの突飛さに腰を抜かすほどびっくりしてしまいました。 ちなみに理科の得意な妹にオチの概要を話したところ「そんなことあるわけないじゃん」と一蹴されてしまいましたが、それにしても著者のアイデアと科学の知識はすごい。 本書のようなことが実際起こりえるのかはともかく(それを言ったら大抵の小説は成立しなくなってしまう)、読んでいて充分楽しめることは間違いありません。 | ||||
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月で発見された人類に酷似した遺体。しかしそれは5万年以前に死亡したものだった。 ということで、この謎の解明のため世界トップレベルの人間たちが集まって、 あーだこーだと議論を戦わし研究を重ねるわけです。 その結果導き出された結論とは? 一言で言えば"壮大"なストーリー。度肝を抜かれます、すげぇよ。 でも、好きなのはスケールの大きさだけではないです。 この本を読むと未来に希望が持てます。 今って、環境破壊・戦争・核兵器と、考えると目の前が真っ暗になるようなこと いっぱいあるじゃないですか。 本当にふとしたことで、人類の進む先・地球の未来が不安になったりしません? でもこの本を読んだら、人間も捨てたもんじゃない、っていうか むしろ人間ってすごいじゃん、明るい未来はすぐそこにあるんだ!! っていう、喜びすら感じてしまいます。うん、力強い本だ。 なので大好き。 あと、ダンチェッカーっていう生物学の教授が出てくるんですが、この人がいいんです。 バリバリの堅物に見えながら、実は柔軟な思想の持ち主で、めっちゃ人間くさい。 "これはこういうことなので、これしか有り得ない"なんて言って、論理から外れることは 全然認めない。こう聞くとガチガチの石頭かと思うでしょ。 さにあらず。理論的に証明できるなら、どんな「え〜っ!!!!」な結論であろうと 認められる、頭の柔らかなたいしたお方なんです。 主人公ハントより目立ってる?本当の主役はダンチェッカーだと、わたくし思っております。 色々な雑学(?)が入っており、読後はなんだか賢くなったような気になり、 その上、なんだかハイになれるお話。すごいSFな話ですが、SFファン以外でも楽しめます。 テンション上がります。読んでみてください。 | ||||
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月で発見された人類に酷似した遺体。しかしそれは5万年以前に死亡したものだった。 ということで、この謎の解明のため世界トップレベルの人間たちが集まって、 あーだこーだと議論を戦わし研究を重ねるわけです。 その結果導き出された結論とは? 一言で言えば"壮大"なストーリー。度肝を抜かれます、すげぇよ。 でも、好きなのはスケールの大きさだけではないです。 この本を読むと未来に希望が持てます。 今って、環境破壊・戦争・核兵器と、考えると目の前が真っ暗になるようなこと いっぱいあるじゃないですか。 本当にふとしたことで、人類の進む先・地球の未来が不安になったりしません? でもこの本を読んだら、人間も捨てたもんじゃない、っていうか むしろ人間ってすごいじゃん、明るい未来はすぐそこにあるんだ!! っていう、喜びすら感じてしまいます。うん、力強い本だ。 なので大好き。 あと、ダンチェッカーっていう生物学の教授が出てくるんですが、この人がいいんです。 バリバリの堅物に見えながら、実は柔軟な思想の持ち主で、めっちゃ人間くさい。 "これはこういうことなので、これしか有り得ない"なんて言って、論理から外れることは 全然認めない。こう聞くとガチガチの石頭かと思うでしょ。 さにあらず。理論的に証明できるなら、どんな「え〜っ!!!!」な結論であろうと 認められる、頭の柔らかなたいしたお方なんです。 主人公ハントより目立ってる?本当の主役はダンチェッカーだと、わたくし思っております。 色々な雑学(?)が入っており、読後はなんだか賢くなったような気になり、 その上、なんだかハイになれるお話。すごいSFな話ですが、SFファン以外でも楽しめます。 テンション上がります。読んでみてください。 | ||||
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謎の解明を求める気持ちがページをめくらせた感じで 思いっきり文系のわたしには難しい科学的な話もたっぷり、 の割に、詰まることなくどんどん読み進めていけた。 くだけすぎず、堅苦しさも感じることない翻訳のおかげだろうか。 すぐに続編に手が伸びた。 | ||||
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謎の解明を求める気持ちがページをめくらせた感じで 思いっきり文系のわたしには難しい科学的な話もたっぷり、 の割に、詰まることなくどんどん読み進めていけた。 くだけすぎず、堅苦しさも感じることない翻訳のおかげだろうか。 すぐに続編に手が伸びた。 | ||||
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月に宇宙服を着た5万年前の人間が発見されたという衝撃的な導入で始めるこの物語は、 次々に発見される謎と、それに立ち向かい、謎を解明してゆく科学者たちの姿を描いて ゆきます。ノンフィクションの発明・発見物語の雰囲気に似ていて、 わくわくどきどきの連続です。 古き良き時代の「科学小説」の再来といってよいと思います。とても面白くていっきに 読んでしまいました。 ただ、最後の「月」に関する結論はバリコフスキーなみのトンデモで、何故ハント博士が この点に疑問を抱かないのかが理解できませんでした。感動的で壮大な結論なんですが、 天体力学的な矛盾を解消し、読者を納得させる謎解きをやって欲しかったです。 | ||||
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月に宇宙服を着た5万年前の人間が発見されたという衝撃的な導入で始めるこの物語は、 次々に発見される謎と、それに立ち向かい、謎を解明してゆく科学者たちの姿を描いて ゆきます。ノンフィクションの発明・発見物語の雰囲気に似ていて、 わくわくどきどきの連続です。 古き良き時代の「科学小説」の再来といってよいと思います。とても面白くていっきに 読んでしまいました。 ただ、最後の「月」に関する結論はバリコフスキーなみのトンデモで、何故ハント博士が この点に疑問を抱かないのかが理解できませんでした。感動的で壮大な結論なんですが、 天体力学的な矛盾を解消し、読者を納得させる謎解きをやって欲しかったです。 | ||||
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