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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全599件 341~360 18/30ページ
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ところどころ和訳した時の微妙な感じはあり、聞きなれない言葉が少し邪魔になるが、どんどん引き込まれていく。 自分で考えている物語の進み方の推測をどんどん越えてくる。続編が読みたくなる一冊。 | ||||
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次々とストーリーが展開して行くので、最後まで読んで、次作の「ガニメデの優しい巨人」が 読みたくなった。ただ宇宙戦艦とかスターウォーズのような動きは無い。 | ||||
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今更ご説明するまでもないほど有名なSF作品です。 遅まきながら読んでみたのですが、私が読んだSF作品の中でも断トツの素晴らしい作品でした。 (私自身、SF作品はあまり読まないのですが、それでも凄かったです。) 厳密な物理法則などを勘案すると 「いや、あり得ないよそんなこと」という考えもあるのかもしれないのですが、 それを差し引いてもやはりホーガンの想像力と創造力、構成力などに感服せざるをえません。 どうすれば、こんなことを思いつくのか……。 そもそも現代ですら宇宙の殆んどが「ダークマタ―」と「ダークエネルギー」で出来ているような説明をされているような状況であり、 要するに人類は宇宙について殆んど知らないに等しい状態であるにも拘らず、 30年以上前によくこんな練りに練った構想を作り上げたられたものです。 ミステリーとしても秀逸な展開です。 最初に謎が提示され、それを様々な分野の高度に専門的な知識を用いて推論をたて、 未知の文字の解読などを進めてゆくと、更なる謎が現れる……。 深まる謎が読み手を惹きつけ、頁を繰る手が止まりません。 そして真相が明かされた時の驚きと爽快感。そうきたか!と唸らされました。 続編を読むのが愉しみです。 | ||||
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小惑星帯、月の表裏の岩石組成の違い、地球の自転速度の歴史的低下、ネアンデルタール人の 滅亡の謎等を勘案して頭にピコーンとひらめいたのでしょうね。(以下ネタばれ)惑星が破壊 されて小惑星帯となり、その月が撥ね飛ばされてビューンと地球を回る軌道上に乗ったという。 これ以上笑える設定はないです。 | ||||
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名作SFと聞いてものすごく期待しながら読みました。 冒頭から謎が散りばめられて、少しずつ新しい事実が明らかになっていく…… たしかに名作と言われる理由は分からなくもありません、ただSF映画のようなストーリーを期待して読むと確実にガッカリします。 どちらかと言えば小説と言うより、科学の教科書を読んでいる感覚でした。もちろんフィクションですが、SF冒険物語ではなくただひたすら主人公が謎を研究していくだけの話です。 続編は読んでいないので分からないですが、この一冊に限っては物語として読むのはやめたほうがいいでしょう。 | ||||
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SFとしてもそうですが、伏線回収系のミステリーとして、とても面白かったです。 2回読むといいと思います。 | ||||
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名作って、後から読んでみると案外そうでもなかったりします。 それは期待値の高さのせいであったり、 名作であるがゆえ、色々なところで換骨奪胎されているために「何このありがちな話」と思ってしまったり、色々な理由があるのでしょう。 そんな中、この「星を継ぐもの」は素直に楽しめました。本筋のネタがそれほど引用される類のものではなかった(自分は見たことがありません)こと、主人公とライバル博士の人間関係などの味付けも面白かったこと、そして最後の締めがSF云々ではなく普通に文学的に良いと感じられたことなどが原因かと思います。 ガンダムの映画でも引用された印象的なタイトル、せっかくだからどんな作品なのか読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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このアトまだ続きがあるみたいなんですが…実はこれだけでおなかいっぱいになってしまった 話の展開はすっごく面白いんですけど、続編があるよと言われると、逆に読みたくないような… それだけこいつの完成度が高いのだと思っています。 | ||||
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SFとジャンルわけされるものには興味がなかったが、評価が高いので読んでみた。 科学や生物学の知識が余りないからか、もしかしたら現実もそうかもなとリアリティを感じながら読めた。 何度か謎解きのようなものがあり、先へ先へと読み進めたくなる。読みながら美しい映像が浮かんでくる感じもした。 ラストもさりげないが衝撃的でよかった。 読了してみて、特に印象的だったのが、チャーリーたちルナリアンの社会だ。 そこには個人の自由はなく国家の管理のもと強制的に工場や軍隊に従事させられる、なぜなら厳しい環境から抜け出し、 種を保存できる惑星に移住するために。 あまりにも当たり前な存在の自分一人の中にも、人類の歴史が刻まれてることを感じさせてくれるし、 種を維持発展させようとしてきた人類のはてなき挑戦の物語があったのだ。 今を生きる自分も未来の人類の架け橋なのだと、希望と責任感を感じた。 | ||||
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いろいろなところで高い評価を受けている本なので、期待して読みましたが、残念ながら全然評価できませんでした。 はっきりいって、作者は小説に関してはあきらかに素人です。そのことは作品の冒頭から文章の細かい点に表れています。 「彼は背後の岩に両手を這わせて掴まりどころを探り、腕に力をこめて体を前に押し出すように立ち上がった。膝ががくがくした。彼は顔を歪めながら僅かに残された体力を意のままにならぬ両腿に集中した。早くも心臓は再び踊りだし、肺は激しく波打っていた。懸命の努力もむなしく、彼は背中から岸壁にくずおれた。」 まず「体を前に押し出すように」がいけません。この言葉があるためにこの一文は「描写」ではなく「説明」になってしまいます。これを取り除いても登場人物がおかれた状況や彼の動作はわかるし、ないほうが文章がすっきりして、イメージもはっきりする。「僅かに残された体力」もいけない。「早くも心臓は再び踊りだし」もいけない。原文はどうなっているのかは知りませんが、「僅かに」や「早くも」は語り手の価値判断を含んだ言葉なので、ここでは語り手が無意識に、しかも必要もなく物語に介入してしまっている。「懸命の努力もむなしく」も意味なしフレーズだし、「背中から岸壁にくずおれた」の「背中から」も冗長語。体勢から考えても「背中から」以外にくずおれるはずないのだから、こんな言葉は要らない。他のレビュワーの方が「ライトノベルのようだ」と書いていましたが、冗長な説明文、恣意的な語り手の主観の介入は、まさしくライトノベルの特徴。いやしくもハードSFがすることではない。 「穏やかな、しかし底力のある唸りを発して、銀色の魚雷を思わせる巨大な飛行機はゆっくりと迫り上がり、角砂糖の塊のようなロンドンの中心街の上空二千フィートに達した。全長三百ヤードを越える機体の尾部はすんなりと三角形に拡がり、そこに一対の垂直尾翼が鋭角に突き出ていた。飛行機は一瞬空間に停止して、はじめて開放された自由の空気を味わうかのようであった。」 この文章は第1章冒頭で、いよいよ主人公が登場する場面に先立つパラグラフですが、「穏やかな」、「底力のある」がいけないのはいうまでもなく、「自由の空気を味わう」も、たんなるガジェットにすぎない巨大(超音速?垂直離着陸?)飛行機を擬人化して、無用の感情移入を引き起こしてしまう。どうしてもここに描写が要るというのなら、「空中にゆっくり深呼吸をするように停止した」あたりが適当でしょう。 おそらく作者は主人公がいる場所(飛行機の中)を説明するために、映画のシーンのように飛行機が飛び立つ場面をイメージしたのでしょう。そのとき「未来の飛行機はどんなだろう?」というイマジネーションがふくらんでしまい、そのイメージをすてられなくなってしまったのでしょう。ここにイメージされた飛行機は、あたかも「サンダーバード」に出てきそうなほど紋切り型で子供っぽい。技術の進歩によって騒音問題も空港要地の問題も解決ずみ(「ロンドンの中心街」近くから離陸しているのだから)という付加価値まで付いている。こんなところから、作者がもはや時代遅れの楽観的な科学技術信仰の持ち主であることがわかってしまいます。プロの作家なら、こんな子供っぽい想像はしないし、いかにもSFくさい描写は避けるでしょう。 このあとからもいろいろなSFガジェットがくり出されますが、万事この体で、家電量販店配布のカタログを読まされているかのよう。登場人物たちは大学や大企業の研究者や管理職ばかりで、物語に深みが出てこない。肝心の謎解きも、わかりきった論理展開を長々とつづけていて、さっぱりおもしろくない。まるでつまらないユートピア小説のようなので、途中で読むのをやめました。 最後まで読んでいないのですが、あきらかに素人が書いたレベルの低い作品です。もしあなたがフィリップ・K・ディックやハインラインなどの本格SFのファンなら、本書を読んで失望することは請け合いです。まともな編集者なら、つっこみを入れるどころか、そもそも作品をボツにしたでしょう。このような小説が本になって、日本では星雲賞までもらうほど高く評価されている理由がさっぱりわからない。 Wikipediaによると、作者J・P・ホーガンは、イデオロギー的にリバタリアンで、「ホロコーストはなかった」と言い出してみたり、オカルトサイエンスに凝ったりで、けっこう問題発言をする作家だったようです。作者がもらっているプロメテウス賞もリバタリアン団体主催の賞だそうだし、英語圏ではその手の読者が支持していたのかもしれません。作者の思想傾向で作品を云々する気はありませんが、本書の手ばなしの科学技術賛美を読まされると、作者が単純な精神の持ち主だったことが感じられて、いかにもと思えます。 | ||||
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ホーガンという作家の良さは、すべてこの作品に表れています。 作者のパーソナリティがそのまま作風になってる。そんな感じを受けます。 読めばわかりますが、 なんといっても"科学"、これに対する敬意、熱意がヒシヒシと伝わってきます。 科学こそが、人類の人類たる所以であり、叡智の結晶なんだゾ。とでも言わんばかりです。 (科学の不完全さを認めたうえで、それでも科学こそが人類の拠り所なんだ、と。) あと、ホーガンの作品には人間愛があります。 「人間はほんとにどうしようもねえな」と思いながらも、 「だけど人間は捨てたもんじゃねえだろ」と言いたいけど、大きな声では言えない。 そんな作者の心情が、この作品から推し量ることができると、私は勝手に思っています。 そんな作者へのシンパシーが発生するかどうかが、評価の分かれ目。 (私は完全に打ち抜かれました。ここ10年以内に読んだ本の中では、最も面白かった作品だと断言できます。) [追記] ホーガンの作品には、SF特有のマッドっぽさが、あまりないです。 (SF小説というジャンルにおいては、人間というものに対して、とかく冷淡な扱いになりがちです。 その、客観的で、冷徹で、突き放した視点、がSFの良いところでもあるわけです。 マッドで何が悪いの?人体改造、自律進化、遺伝子操作、上等でしょ? 倫理なんかクソ以下の価値もねえぞ、とでも言わんばかりの。) なので、そういうSFの冷酷さが苦手な人でも、割と受け入れられやすいのではないかな、と思います。 ためしに読んでみる価値は、充分以上にありますよ。 | ||||
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以前からSFは好きだったが、この作者の着眼点と科学的な根拠はかなりのレベルにあると思う。 | ||||
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SF作品には科学的背景とリアリティが必要だと思っています。しかし、物理学の発達は作家の想像力を超えたものになってしまい、SFそのものが書きにくくなっているのでしょうか(?) 最近の作品はファンタジーというか、中世騎士物語やギリシャ神話を現代・宇宙に焼き直したようなものばかりと感じています。 その点、この作品はSFの原則をしっかり守って「ハードSF」の名に相応しいハイレベルな水準に仕上がっています。進化の話と惑星形成の話を一緒にする発想はしばしば見ますが、ここまで見事にストーリー化した作品は他にないと思います。 しかも、ガチガチのハードSFにありがちな、理論ばかりを並べる手法ではなく、物語そのものがサクサクと進んでいくので読むのを止められません。心に残る名作です。 | ||||
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こんなにスケールの大きな物語は初めて ただ最初の4~50ページは人物の把握や環境の説明が難しく 読みづらかったが そのあとはぐいぐい引っ張られます 今の映画の技術があれば この物語映画に出来ると思います プロメテウスのようなつまらない映画を作らず この物語を是非映画化して欲しいです | ||||
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めっちゃくっちゃおもろいです。 実話のようなフィクションです。 | ||||
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個人的好み(主観)の問題もあるので、声高に言いづらいのですが・・ 外国の小説全般にいえますが、丁寧に訳しすぎるせいか、回りくどくて集中できなくなります。 英語の場合はあまり突飛な訳にしてしまうと「誤訳」と言われかねませんので難しい部分かと思いますが、もう少し的を得た簡単な言葉で掲載していただけたら嬉しいですけどね。 SFにも日本語にも小説にも精通した方が、この小説をよく理解した上で日本語に合う形で書いてくれていたら、もう一回読んでみたいですね。 | ||||
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やはりホーガンの最初の作品としてよくできた本だと思います。続編はだんだんとファンタジーに移行していくので自分的には残念です。 | ||||
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いずれにせよ中途半端な気がした。途中退屈で何度か投げ出しそうになった。 | ||||
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偏屈辛口批評家(笑)の私でありますが、これは とにかく面白いです。サクサクと読み進めます。寝る前に読んでたのですが とにかく夜更かしするぐらい面白かったです。おすすめの本です。 | ||||
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この「星を継ぐもの」(原題:Inherit the Stars)は、ジェイムズ・P・ホーガン氏による作品で、月で発見された人間の遺体は5万年前のものだった・・・というあり得ない現実と事実を突き付けられ、国連宇宙軍に集結した科学者(生物学、言語学、物理学など)たちが各分野の精鋭たちが謎を解き明かしていくSF小説です。 作品の発表は1977年で、1980年に翻訳されて以来、35年以上読み継がれ、2009年には「創元SF文庫を代表する一冊は何か?」という読者アンケートでも第1位を獲得しています。 読むと理由は明確です。宇宙を舞台にした謎解きミステリーであり、自分も科学者の一員となって、与えられた情報に基づき仮説を積み上げていくこともできます。そして、読み進むと「おそらくこうだろうな」という予想を裏切りつつも、期待に応える結末がでてきます。 この本では、人類進化上の謎として知られていたミッシングリンク(アウストラロピテクス以前の進化の過程が不明であること)や、火星と木星の間にある小惑星帯の起源、月が表と裏で異なる様相を示す理由について、SFの視点から解釈を与えており、積み上げてきた論理的な仮説を提示する最後の説明が「目からうろこ」という感じで、ミステリー作品として面白い内容です。 ぜひ手に取って読んできただきたい本です。 | ||||
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