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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全609件 181~200 10/31ページ
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| 正直言うと前半は退屈で2回ほど読むのを途中で挫折したのですが、 読み終わった時には、読んで良かったーと思えるような後半の展開でした。 ラストも印象深いです。 | ||||
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| 『蘭学事始』が大好きなのである。 杉田玄白らが『たあへる・あなとみあ』なる驚異の書物を、たぐるように解読していく知的快感を追体験するのがたまらなく気持ちいいのだ。 本書の前半の面白さは、まさにその快感である。 であるから、中盤新聞記事という形でまとめられた展開に「えぇー、もっとコツコツ解読して欲しいのにぃ」とガッカリした。 が、何の事はない。本書はそこからセンス・オブ・ワンダーが猛烈に加速するのである。 部分の積み上げ、組み合わせ。プロフェッショナルが総力を挙げた結果見えてくるものは、既知の物の見知らぬ姿。 「継ぐもの」とは何であるのか。「星」とは一体どれを指すのか。およそ暴力的な結論に、なぜかしみじみと感動を覚えるのである。 読み終えて深夜(SFを読み終えるのは夜、という個人的偏見)、ベランダに出てみたくなるはずだ。むろん月を見上げるのである。 | ||||
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| 物語を読み進めていくにあたり 解き明かされていくなぞ。 物語の中に登場する人物と同じように 自分自身が、謎が解き明かされることに興奮し、そして その壮大さに感動した。 まず1度読んでみてほしい。 そして、個人的には映像化を希望する。 これこそアニメーションで、再構築すべき作品ではないだろうか。 | ||||
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| この作品の種明かしには驚かされた。よく、こんなアイデアを思い付くものだと感心した。 この作品が書かれたのは1977年、作品の設定は2028年だが、今読んでも全く古さを感じさせない。 月面調査隊が発見した5万年前の死体が、いったいどこから来たのかという謎の解明が主題であり、謎を解明する科学的・学術的な過程が丁寧に描かれている。色々な仮説が示されるが、それぞれ矛盾点があり、うまく状況を説明できない。主人公ハントが矛盾点を解決し、さらに、生物学者ダンチェッカーによって補足説明があるが、個人的にはハントの説明の方により感心した。ダンチェッカーの説明には、説明不十分と思われるところが1箇所ある(〇〇が知識や技術をことごとく失ったにちがいないとしているところ)。 読みやすい訳で、難しい技術的内容が出てくるわけでもないが、気楽に読める作品ではない。私は理系人間だが、科学論文を読まされているようで、読み進めていくのには若干抵抗があった。ただ、その読みにくさの先に、すばらしい種明かしが待っている。個人的には、説明に付いていくのがやっとで、謎解きを考える余裕はなかった。 「星を継ぐもの」というタイトルにはどういう意味があるのだろうと思っていたが、読んでみて納得した。 | ||||
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| 他のかたも書いておられましたが、レビューにはネタバレやストーリーの展開のほのめかしがあったりするので、レビューは読まずに是非とも読んでみてください。 その方が、このストーリーの面白さが存分に堪能できます。 せっかく読むのですもの、もれなく楽しまなくては勿体ない。 絶対に面白いですから! | ||||
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| 今から30年程前、父に「読んでみ。」と薦められたが、当時高校生だった自分には難し過ぎて序盤で挫折したものでした。 ですがインパクトのあるタイトルだけは憶えていたので、最近になってようやく読み進める事が出来、ラストの一文までたどり着いた時には全身さぶいぼ状態になり、あの時の父の気持ちがやっとわかりました。 確かに序盤はツラいですが、だんだん「えっ!?」「ホンマに??」「マジで!?」と主人公と一緒になって謎の究明に明け暮れる自分が居ました。 それから一気に最後まで突き進むと。 恐らく皆さん同じ気持ちになっている事と思います。 フィクションとは思えない説得力。 そしてなにより「もう、これが真実なんでしょ?」と思わせてくれる完成度の高さに身震いしました。(さぶいぼ全開で。) もう自分の中ではダーウィンさんの説はなくなりました。 | ||||
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| SFを小説で読んだことがないという人に、まず最初にオススメできるものだと思います。 訳も、それほど分かりにくくはありませんし。 古い作品でも面白ければ読み継がれる、という典型です。 ミステリーを解く要素に、その面白さの真価はあるかな。 地球、月、火星、木星---それらの歴史が紐解かれる様は圧巻。 これの次回作品があるようですが、それもまたたのしみのひとつです。 | ||||
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| 名作。固い、難しい、と感じる人もいるかもしれませんが・・ うーむ、と読み終って、深くうなる一冊です。 SF好きには、間違いなく、一押しの本。 もしまだでしたら、どうぞお試しください。 シリーズごと、お勧めです。 | ||||
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| アイディア、プロット、ストーリー展開もすんなり入ってきたのだが、主人公がどんどん役職や立場が変わっていくところに感情移入出来た。個人的な読み方だが、読書ってそういうものでしょ。 | ||||
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| 今まで読んだ小説の中で、ジャンルを問わず最も面白い作品の一つ。読書体験として様々な驚きに満ちている。推理小説的でもあり、また本質的に人間賛歌でもある。傑作として名高いが、もしSFが苦手で敬遠している(本好きな)人がいたら、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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| SFの醍醐味は起承転結の転に多く占められていると思うが、その転の部分が予想出来てしまったのであまり盛り上がらなかった。 他の小説・映画・アニメなど物語性を持つ創作物にも言えることだが、登場人物のほとんどがバカだと読者は冷める。 偏差値50を切ってしまうような僕でさえ先が読めたのに、UNSAの天才達がわからないはずがない。 まあしかし、一瞬で謎が解けても面白くないので、その辺は難しいところだろうとは思う。 先入観があるがゆえに解決に進まないという描写があるが、その「先入観」についての説明が少し足りなかった気がする。 答え合わせの段階で「え、そんな話あったっけ?」と思うようなことがいくつかあった。 僕の記憶力が悪いせいもあるが、読者を間違った方向に誘導したいのならもっと誤解を植え付ける必要があると思う。 ボロクソ言ってしまったが、でも、決して悪い小説では無いと思う。 ただ、SFをある程度読んだことがある人だと、あまり盛り上がらないかもしれない。 宇宙から生物、解読と謎がほどよく散りばめられているので、SF初心者に「SFとは」を教えるには最適な一冊だろう。 | ||||
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| 私、SFは読まず嫌いな部分がありました。専門用語が沢山でてきて、いつの間にやらクライマックス。 読者の私は置いてけぼり。 ですが、この作品は違います。科学的事実を積み重ねていく流れです。ですから、私のような初心者にもわかりやすい。 そして、驚くことができました。 | ||||
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| 本屋のお薦めで出てきたので早速購入 50p位までは、なかなか内容把握が難しかったですが、後は続きが気になって仕方がありませんでした。 SF、サイエンス・フィクションとありますが実際の謎も織り混ぜて読みごたえ抜群でした。 ☆5評価です(*・ω・) | ||||
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| 35年ほど前に読んだのですが、眠るの惜しんで読み耽りました。面白いなんてもんじゃありません。 もし、この小説が実写映画化されたのならスターウォーズなんかより遥かに面白いと思います。 | ||||
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| 久しぶりに再読し、改めてこの作品の魅力を堪能しました。翻訳されたばかりの本作を書店で見つけ、その一晩で読み切った40年ほど前の興奮の記憶が新たになりました。SFを読み始めた人には是非とも読んでいただきたいと思います。私に勧められて読んだ妻や息子あるいは友人たち、更には息子の友人達は、誰もが読みだすと止められず、皆1日か2日で読みきっています。 | ||||
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| 月面で発見された、宇宙服に包まれた人間そっくりのミイラ。それは遙か過去の遺物だが、まるで人間そのもののような骨格で、そして身につけていた装備は今の人類の科学力を凌駕するものだった。 そして土星の衛星で発見された宇宙船、それは人類とは異なる進化を遂げた巨人生物による、恒星間航行が可能とすら思われる高度なものだった。 それらが示す地球の過去と月の過去、そしてミネルヴァと呼ばれる消滅惑星とは何か? 物理学者の主人公の推理を中心に話は進み、そして遂に謎のミイラと地球人類のつながり、惑星ミネルヴァとの関係が明らかになる。 これはフィクションであるが、書かれている事の全てがフィクションという訳ではない。歴史の教科書には書かれない歴史的事実と思われる記述も含まれている。それは言葉の砂の中からダイヤモンドを探すようなものではないか。 主人公の肩書きが物理学者ではなく「原子物理学者」であるということが、そのヒントになるだろう。 本書を読み終えたとき、地球の世界地図が今までとは違って見えるようになっていたら、作家の隠された意図は十分に伝わったといえる。世界地図のある部分が、今までとは違って見えるようになっていたら、、、。 | ||||
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| 高評価だったので、買って読み始めてみましたが、自分は全く物語に入り込めませんでした。 | ||||
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| SF感の違いで積んでいます。5年ほど寝かしてから再読に挑戦予定です。 | ||||
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| 8時間ほどで読めた。 1977年に書かれたとは思えないハードSF作品。 今でも色褪せないSiFi作品です。 月面で発見された真紅の宇宙服を着た人間の死体。 検査をしたら5万年前のものであることがわかった。 この死体は一体何者なのか...この名も無き死体を巡るミステリーだけでなく、 5年前に何があったのかまで語られていて面白い作品です。 言語学者やあらゆる分野の学者を巻き込んだ論争や調査をするなんてところは、 あなたのための物語を彷彿させます。 独特の世界観をもって、ストーリーの世界観へと没入させてくれる、お勧めの一冊です。 | ||||
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| こんな傑作をSF好きの私が今まで読んでいなかったのがまず勿体なかった。 評判にたがわぬ傑作、というか、理科系の人、あるいは将来、科学者をめざす中学生、高校生、大学生には必読の作品かと。 理由は簡単。月で発見された五万年前の人間、という、到底ありえないような事実に対して、その後の調査で明らかになった新事実を踏まえて、うまく説明できそうな仮説を立て、それを実証しようとするプロセスが、まさにサイエンスそのものなんです。 五万年前の人間を詳しく調べていくなかで、次々と明らかになる事実をもとに、また新たな仮説が生まれる。 生物学、物理学、言語学などなど、専門分なの違う何人かの有能な科学者の立てる仮説には、大胆なものあれば、結構、オーソドックスなものもある。 読んでいるほうは、それこそ興味深々で知的好奇心が刺激されます。 時間的にも空間的にも、宇宙規模の壮大な構想といい、次々に繰り出される科学的知見と独創的な仮説の数々・・・。 科学することの醍醐味はここに極まれり、といったワクワク感が味わえること請け合いです。 | ||||
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