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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全605件 161~180 9/31ページ
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途中までは中々に面白かった。まさにハードSF。だがそれだけでなく、シンプルな謎が提示されてそれが解き明かされていると言う形式はエンタメとしては鉄板と言える。グイグイ引き込まれたが、正直最終的には微妙だった。 ハードSFを読んでたつもりが、何時の間にか古いオカルト雑誌を読んでいた気分だ。 多分出会うのが遅すぎたのだろう。ラストが予想つく人とか荒唐無稽だとか言うレビューが多いが、そりゃあ今の人が読んだらそう思うだろうさ。この作品の着地点、謎の真相ってオカルト雑誌や記事で良く取り扱ってるやつだもの。 と言うかぶっちゃけム〇で読んだ記憶がある。 無論この作品は1977年の作品なので、現在の視点から低評価にするのはフェアではないかもしれないが、仕方ないではないか。オカルト雑誌が当の昔に私にネタバレしていたのだから。何もかも月刊〇ーが悪いのだ。 ただそれを抜きにしても作者の楽天的な人間中心主義と言うのはあまりに安直であってついていけない所がある。 それと、結局「月で発見された5万年前の人間の死体の謎を解く」だけで終わっていたのもちょっとしょんぼりだ。 そっから何か壮大な戦いが始まる気がしていたので。 学者たちが喧々諤々の論争の結果その答えに辿り着いて終りとは。しかもその答えが散々オカルト雑誌で読んだ事があったとあれば評価は厳しいものになってしまう。 せめて30年前くらいに読んでればもうちょっと評価できたかも。ま、当時5歳の私に理解できる内容でも無いが。 | ||||
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序盤はカタカナに不慣れなせいもあり、登場人物名を見ても誰?となり、少しづつしか読めませんでした。。 ただ、中盤以降は出てくる人物が固まってくるのでものすごく進みます。 元々、ストーリー自体は予想をどんどん覆されていきワクワクする内容なので、おすすめです。 | ||||
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スケールの大きなテーマがなかなか面白い、さらに驚天動地の落ちに感動しました。但ストーリー的には山場が足りないような気がする。 | ||||
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戦いや冒険は既に終わって5万年経った後、その痕跡を見つけた優秀な科学者たちが、何が起こったのか推理する話。 本筋の「謎」が出てくるまでが少し冗長で、読むのが辛い人が多いと思うが、中盤から様々な事実が明らかにつれて面白さが加速する。 頭のいい登場人物達が「事実」と「仮説」、仮説で起こりうる「矛盾」を丁寧に確認しながら進むので、自分なりに推理する楽しみもある。 | ||||
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ベストセラー となった1970年代のサイエンスフィクションの金字塔。出だしといい、全体の構想、そして解説者の記載の通り最後の一ページが駄目押しとのように、近未来の科学技術や知識の全てが網羅され、最初の謎が解かれていく。SFの古典として外せない一冊。 | ||||
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わりとありきたりな題材(月面でオーパーツ的なものが見つかる・人類の起源に迫る など)にも関わらず、科学考証を積み重ねて、オリジナリティーの高い結論に至ってると思います。特にオーバーテクノロジーで安易に解決ー!とかでなく、物理学と生物学と言語学など多角的な視点から分析を進めてくれるのが丁寧。 だからこそ、途中からちょいちょい雑な感じの分析が増えてくるのに徐々に興ざめしてしまいました。。特に後半の粗が目立ちます。40年前の作品だから仕方がないところが多いのかもしれないけど、いや、それは物理的にありえない、前半で統計的に否定されると明確に行ったような確率の事象を、最後のオチで可能性はほぼゼロに近いけどこうだ!って言ってしまうのが決定打で、集中できなくなってしまいました。 | ||||
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これまで読んだSF小説の中でも、やや特殊な印象の残るものとなりました。 | ||||
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これまで何百とミステリ小説を読んできたが、これほど大掛かりなトリックは知らない。文字通り「大掛かり」。遺体を切断してシャッフルするとか、つららが天狗の鼻を滑っていくとか、そういうこぢんまりしたスケールでは決してない。(島田荘司は大好きな作家です) 月面で「5万年前に死んだ人間の遺体」が発見された。このコピーを読んで本作を読もうと思わない人はいったいどんな人だろうか。読み始めれば、ぐいぐい物語に引き込まれる。謎を解明するため、あらゆる科学技術の専門家が動員される。自然科学に即した考察・推理が繰り広げられていくのがたまらなく面白い。 ただ知識だけがひけらかされるオタク向け文学ではない。クセのある人物とそれらを取りまとめる主役など、魅力的なキャラクターが登場し、複雑な人間関係を生き生きと描いている。 殺人が起こるわけでもなく、宇宙スパイが組織を転覆させるわけでもない。味方も敵もなく(意見の対立はもちろんあるが)、一つの科学の謎を解き明かすために全員が奮闘する。言ってしまえばそれだけの物語。しかし本作の終わりに謎が解明され、驚くべきトリックの真相が明らかになるとき、その興奮たるやそのへんのミステリ小説とは一線を画することに気づく。 翻訳文にやや難しい言葉遣いがあるので、読書に慣れていない学生などは辞書が必要かもしれません。 | ||||
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こんなスケールの小説、著者はどうやって思いついたのか? 読み終わった今、作品のテーマとなってる宇宙はもちろんだが、著者の脳内という宇宙の方も気になる。 自分は、SFを読む度、テーマと同時に「こんな話を思い付いてしまう人間の脳はすごい」と思うが、中でもこの小説は圧倒的だった。 細部のディテールの細かさも秀逸。ある意味、一般的なミステリー小説よりもリアル。 シリーズまとめて、超オススメです! | ||||
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挿絵が無いので、頭の中で景色や人物を想像しながら読めます。 変に挿絵が有ると想像力が膨らまなくなるので、挿絵の無いこの作品は私は好きです。 | ||||
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私に忍耐力がないのが悪いのですが、序盤の内容が科学的で難しすぎて理解できずに途中でみるのをやめてしまいました。 普段本を読まない私みたいな忍耐力のない人にはおすすめできません。 | ||||
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この本は読むと明るい気持ちになりました。 謎が謎を呼ぶことでミステリー娯楽的側面がありますが、私はそれよりも この筆者の描く希望に溢れた未来像が好きでした。 21世紀の今だと技術が成熟し、未来がある程度分かってしまっていますが 20世紀の時は、確かに皆が「未来は・・・21世紀は予想もつかない、とてつもなく凄い事になっているだろう!」というビジョンがありました。 上手く表現できませんが、20世紀をそれなりの年齢ですごした人は何となく意味がわかると思いますが。 何となく、この本はその時の気持ちを少し思い出しました。 筆者による底抜けにポジティブな未来像が感じられて、それが一番好きでした。 | ||||
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40年以上前の作品なのに、300以上のレビューがあることに少し驚きました。それだけ人気の高い作品なんですね。 文庫版の解説が、とても良く本書の評価を表していると思います。要約すると、「ハードSF小説と言うには問題がないとは言えないが、この小説にはセンスオブワンダーがある!」ということです。私は月で5万年前の人の遺体が発見された、という設定だけでかなり引き込まれました。 確かに、必ずしも必要ない説明が多かったり、あっても内容に乏しかったりしますし、表現もうーんというものもあるかもしれません。何より、どなたかも書かれていましたが、登場人物がただ物語内で仮説を説明をするためのツールでしかない、と言われると、あまり明確に反論するのも難しい気がします。 それでもやはり引き込まれる人が多いのは、設定の巧みさだけでなく、チャーリーとコリエルの運命に読者が魅かれるからであり、冒頭にそうさせるだけの十分な魅力があるからだと思います。設定が荒唐無稽という人もいますが、それを言うなら名作中の名作と言われる『幼年期の終わり』なんてはるかに荒唐無稽です。出来事をマジメに説明しようとするかしないかの差だと思います。無闇に説明するのは小説らしくないと言われるとそれはそうなのかもしれませんが…私は面白く読みました。センスオブワンダー、あると思います。 | ||||
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とてもワクワクした。知的好奇心が刺激された。壮大なテーマで自分が考えていることがちっぽけに感じた。 | ||||
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謎解きが自分の好みではなく、随分飛ばして読んでしまいましたが、終盤からは面白くヨメマシタ | ||||
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さすが名作と言えるだけあり、次の作品への道筋、仕掛けが散りばめられてました。 | ||||
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正直言うと前半は退屈で2回ほど読むのを途中で挫折したのですが、 読み終わった時には、読んで良かったーと思えるような後半の展開でした。 ラストも印象深いです。 | ||||
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『蘭学事始』が大好きなのである。 杉田玄白らが『たあへる・あなとみあ』なる驚異の書物を、たぐるように解読していく知的快感を追体験するのがたまらなく気持ちいいのだ。 本書の前半の面白さは、まさにその快感である。 であるから、中盤新聞記事という形でまとめられた展開に「えぇー、もっとコツコツ解読して欲しいのにぃ」とガッカリした。 が、何の事はない。本書はそこからセンス・オブ・ワンダーが猛烈に加速するのである。 部分の積み上げ、組み合わせ。プロフェッショナルが総力を挙げた結果見えてくるものは、既知の物の見知らぬ姿。 「継ぐもの」とは何であるのか。「星」とは一体どれを指すのか。およそ暴力的な結論に、なぜかしみじみと感動を覚えるのである。 読み終えて深夜(SFを読み終えるのは夜、という個人的偏見)、ベランダに出てみたくなるはずだ。むろん月を見上げるのである。 | ||||
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物語を読み進めていくにあたり 解き明かされていくなぞ。 物語の中に登場する人物と同じように 自分自身が、謎が解き明かされることに興奮し、そして その壮大さに感動した。 まず1度読んでみてほしい。 そして、個人的には映像化を希望する。 これこそアニメーションで、再構築すべき作品ではないだろうか。 | ||||
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この作品の種明かしには驚かされた。よく、こんなアイデアを思い付くものだと感心した。 この作品が書かれたのは1977年、作品の設定は2028年だが、今読んでも全く古さを感じさせない。 月面調査隊が発見した5万年前の死体が、いったいどこから来たのかという謎の解明が主題であり、謎を解明する科学的・学術的な過程が丁寧に描かれている。色々な仮説が示されるが、それぞれ矛盾点があり、うまく状況を説明できない。主人公ハントが矛盾点を解決し、さらに、生物学者ダンチェッカーによって補足説明があるが、個人的にはハントの説明の方により感心した。ダンチェッカーの説明には、説明不十分と思われるところが1箇所ある(〇〇が知識や技術をことごとく失ったにちがいないとしているところ)。 読みやすい訳で、難しい技術的内容が出てくるわけでもないが、気楽に読める作品ではない。私は理系人間だが、科学論文を読まされているようで、読み進めていくのには若干抵抗があった。ただ、その読みにくさの先に、すばらしい種明かしが待っている。個人的には、説明に付いていくのがやっとで、謎解きを考える余裕はなかった。 「星を継ぐもの」というタイトルにはどういう意味があるのだろうと思っていたが、読んでみて納得した。 | ||||
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