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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全609件 161~180 9/31ページ
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| まず当方、1年に1冊程度しか本を読まず、さらにSF小説が死ぬほど苦手なのだが、これは一気に読んでしまった。 そもそもSF小説が苦手なのになぜ手に取ったのかと言うと、単に本屋で積んであったからです。昔の本なのに積んであるって、余程面白いのかな?と思いまして。 その晩に、前述のとおり一気に最後まで読んでしまいました。 素晴らしい作品であることは他の方がきちんと書いていらっしゃるのでそこは割愛し、SF苦手な人でも大丈夫と思えるポイントを書いてみます。 SF小説を敬遠する最大の理由が、世界観をすんなり受け入れられない(設定を覚えられない)からだという人は多いと思いますが、これは作品特有の世界観や技術などを表す用語がほとんどありません。 我々が生きている現実の延長線上ですべて起こっているイメージです。 人物の名前も普通の外人の名前ですし。 太陽系のなかを旅行することができている程度の未来の話です。 話も、ややアカデミックな謎解きという趣で、SFというより考古学っぽくもあります。 なので、『2001年宇宙の旅』というよりは、ゼカリア・シッチンとかムーとかが好きだったらわくわくすると思います。 最後、トンネルやジャングルを歩いてきて、目の前がパッと開けるような爽快感があります。 | ||||
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| 内容の素晴らしさは他のレビューでさんざん語られているので割愛。 この小説は「世界中の科学者たちが一致団結して研究チームを結成し、月面で五万年前に死亡したという奇妙な死体の謎に挑むドキュメンタリー」です。(学者たちの総力戦感がエヴァのヤシマ作戦みたいで最高にエモい)数学、物理学、生物学、天文学、考古学、地質学、化学、工学、言語学etc.……あらゆる学問のプロフェッショナルの研究が詳細に語られます。もちろん予備知識ゼロでもわかるように噛み砕いて書かれているのですが、自然科学の素養が全くないと正直読み進めるのがしんどい場面もあるしれません。逆に生来オタク気質だったり、大学で自然科学系の講義をとっていたり、ナショナルジオグラフィックのような知的好奇心を刺激する番組が好きな方なんかは、これ以上面白い小説はないと思います。ぜひご一読ください。ラストには稲妻にうたれたようなカタルシスが味わえますよ。 | ||||
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| この1行だけで、ものすごく興味を惹かれます。 そして、その高い期待を裏切らない緻密で論理的なストーリー。 この本を読むと、本当に、 ・月は、5万年前に地球がキャッチした ・月が衛星になるまでは、地球は今の3倍のスピードで回っていた このため、地上には今の3倍以上の猛烈な風が吹いていた ・だから、大昔は、恐竜のような巨大な生物が、地上にいた(重さが無いと飛ばされてしまう) また、プテラノドンのような、グライダーみたいな翼竜が飛ぶことが出来た などなど、「真実では??」と思ってしまいます。 30年経っても全く色あせない、最高のSFだと思います! | ||||
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| 設定を、あらかじめ決められた通りに少しずつ披露するだけの話である。小説というよりも設定萌えポルノに近い。刺激はあるから人気があるのもうなずけるし、ポルノを否定するつもりもないが、こんなのがSFの傑作だと思われてはたまらない。 | ||||
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| 途中までは中々に面白かった。まさにハードSF。だがそれだけでなく、シンプルな謎が提示されてそれが解き明かされていると言う形式はエンタメとしては鉄板と言える。グイグイ引き込まれたが、正直最終的には微妙だった。 ハードSFを読んでたつもりが、何時の間にか古いオカルト雑誌を読んでいた気分だ。 多分出会うのが遅すぎたのだろう。ラストが予想つく人とか荒唐無稽だとか言うレビューが多いが、そりゃあ今の人が読んだらそう思うだろうさ。この作品の着地点、謎の真相ってオカルト雑誌や記事で良く取り扱ってるやつだもの。 と言うかぶっちゃけム〇で読んだ記憶がある。 無論この作品は1977年の作品なので、現在の視点から低評価にするのはフェアではないかもしれないが、仕方ないではないか。オカルト雑誌が当の昔に私にネタバレしていたのだから。何もかも月刊〇ーが悪いのだ。 ただそれを抜きにしても作者の楽天的な人間中心主義と言うのはあまりに安直であってついていけない所がある。 それと、結局「月で発見された5万年前の人間の死体の謎を解く」だけで終わっていたのもちょっとしょんぼりだ。 そっから何か壮大な戦いが始まる気がしていたので。 学者たちが喧々諤々の論争の結果その答えに辿り着いて終りとは。しかもその答えが散々オカルト雑誌で読んだ事があったとあれば評価は厳しいものになってしまう。 せめて30年前くらいに読んでればもうちょっと評価できたかも。ま、当時5歳の私に理解できる内容でも無いが。 | ||||
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| 序盤はカタカナに不慣れなせいもあり、登場人物名を見ても誰?となり、少しづつしか読めませんでした。。 ただ、中盤以降は出てくる人物が固まってくるのでものすごく進みます。 元々、ストーリー自体は予想をどんどん覆されていきワクワクする内容なので、おすすめです。 | ||||
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| スケールの大きなテーマがなかなか面白い、さらに驚天動地の落ちに感動しました。但ストーリー的には山場が足りないような気がする。 | ||||
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| 戦いや冒険は既に終わって5万年経った後、その痕跡を見つけた優秀な科学者たちが、何が起こったのか推理する話。 本筋の「謎」が出てくるまでが少し冗長で、読むのが辛い人が多いと思うが、中盤から様々な事実が明らかにつれて面白さが加速する。 頭のいい登場人物達が「事実」と「仮説」、仮説で起こりうる「矛盾」を丁寧に確認しながら進むので、自分なりに推理する楽しみもある。 | ||||
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| ベストセラー となった1970年代のサイエンスフィクションの金字塔。出だしといい、全体の構想、そして解説者の記載の通り最後の一ページが駄目押しとのように、近未来の科学技術や知識の全てが網羅され、最初の謎が解かれていく。SFの古典として外せない一冊。 | ||||
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| わりとありきたりな題材(月面でオーパーツ的なものが見つかる・人類の起源に迫る など)にも関わらず、科学考証を積み重ねて、オリジナリティーの高い結論に至ってると思います。特にオーバーテクノロジーで安易に解決ー!とかでなく、物理学と生物学と言語学など多角的な視点から分析を進めてくれるのが丁寧。 だからこそ、途中からちょいちょい雑な感じの分析が増えてくるのに徐々に興ざめしてしまいました。。特に後半の粗が目立ちます。40年前の作品だから仕方がないところが多いのかもしれないけど、いや、それは物理的にありえない、前半で統計的に否定されると明確に行ったような確率の事象を、最後のオチで可能性はほぼゼロに近いけどこうだ!って言ってしまうのが決定打で、集中できなくなってしまいました。 | ||||
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| これまで読んだSF小説の中でも、やや特殊な印象の残るものとなりました。 | ||||
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| これまで何百とミステリ小説を読んできたが、これほど大掛かりなトリックは知らない。文字通り「大掛かり」。遺体を切断してシャッフルするとか、つららが天狗の鼻を滑っていくとか、そういうこぢんまりしたスケールでは決してない。(島田荘司は大好きな作家です) 月面で「5万年前に死んだ人間の遺体」が発見された。このコピーを読んで本作を読もうと思わない人はいったいどんな人だろうか。読み始めれば、ぐいぐい物語に引き込まれる。謎を解明するため、あらゆる科学技術の専門家が動員される。自然科学に即した考察・推理が繰り広げられていくのがたまらなく面白い。 ただ知識だけがひけらかされるオタク向け文学ではない。クセのある人物とそれらを取りまとめる主役など、魅力的なキャラクターが登場し、複雑な人間関係を生き生きと描いている。 殺人が起こるわけでもなく、宇宙スパイが組織を転覆させるわけでもない。味方も敵もなく(意見の対立はもちろんあるが)、一つの科学の謎を解き明かすために全員が奮闘する。言ってしまえばそれだけの物語。しかし本作の終わりに謎が解明され、驚くべきトリックの真相が明らかになるとき、その興奮たるやそのへんのミステリ小説とは一線を画することに気づく。 翻訳文にやや難しい言葉遣いがあるので、読書に慣れていない学生などは辞書が必要かもしれません。 | ||||
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| こんなスケールの小説、著者はどうやって思いついたのか? 読み終わった今、作品のテーマとなってる宇宙はもちろんだが、著者の脳内という宇宙の方も気になる。 自分は、SFを読む度、テーマと同時に「こんな話を思い付いてしまう人間の脳はすごい」と思うが、中でもこの小説は圧倒的だった。 細部のディテールの細かさも秀逸。ある意味、一般的なミステリー小説よりもリアル。 シリーズまとめて、超オススメです! | ||||
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| 挿絵が無いので、頭の中で景色や人物を想像しながら読めます。 変に挿絵が有ると想像力が膨らまなくなるので、挿絵の無いこの作品は私は好きです。 | ||||
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| 私に忍耐力がないのが悪いのですが、序盤の内容が科学的で難しすぎて理解できずに途中でみるのをやめてしまいました。 普段本を読まない私みたいな忍耐力のない人にはおすすめできません。 | ||||
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| この本は読むと明るい気持ちになりました。 謎が謎を呼ぶことでミステリー娯楽的側面がありますが、私はそれよりも この筆者の描く希望に溢れた未来像が好きでした。 21世紀の今だと技術が成熟し、未来がある程度分かってしまっていますが 20世紀の時は、確かに皆が「未来は・・・21世紀は予想もつかない、とてつもなく凄い事になっているだろう!」というビジョンがありました。 上手く表現できませんが、20世紀をそれなりの年齢ですごした人は何となく意味がわかると思いますが。 何となく、この本はその時の気持ちを少し思い出しました。 筆者による底抜けにポジティブな未来像が感じられて、それが一番好きでした。 | ||||
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| 40年以上前の作品なのに、300以上のレビューがあることに少し驚きました。それだけ人気の高い作品なんですね。 文庫版の解説が、とても良く本書の評価を表していると思います。要約すると、「ハードSF小説と言うには問題がないとは言えないが、この小説にはセンスオブワンダーがある!」ということです。私は月で5万年前の人の遺体が発見された、という設定だけでかなり引き込まれました。 確かに、必ずしも必要ない説明が多かったり、あっても内容に乏しかったりしますし、表現もうーんというものもあるかもしれません。何より、どなたかも書かれていましたが、登場人物がただ物語内で仮説を説明をするためのツールでしかない、と言われると、あまり明確に反論するのも難しい気がします。 それでもやはり引き込まれる人が多いのは、設定の巧みさだけでなく、チャーリーとコリエルの運命に読者が魅かれるからであり、冒頭にそうさせるだけの十分な魅力があるからだと思います。設定が荒唐無稽という人もいますが、それを言うなら名作中の名作と言われる『幼年期の終わり』なんてはるかに荒唐無稽です。出来事をマジメに説明しようとするかしないかの差だと思います。無闇に説明するのは小説らしくないと言われるとそれはそうなのかもしれませんが…私は面白く読みました。センスオブワンダー、あると思います。 | ||||
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| とてもワクワクした。知的好奇心が刺激された。壮大なテーマで自分が考えていることがちっぽけに感じた。 | ||||
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| 謎解きが自分の好みではなく、随分飛ばして読んでしまいましたが、終盤からは面白くヨメマシタ | ||||
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| さすが名作と言えるだけあり、次の作品への道筋、仕掛けが散りばめられてました。 | ||||
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