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長いお別れ
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【この小説が収録されている参考書籍】
長いお別れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全290件 81~100 5/15ページ
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以前の清水俊二訳の『長いお別れ』は擦り切れるほど何べんも読み、この春樹訳を読んだところ、背景からなにから怪しげな雰囲気の到来とか、別の作品を読むようだった。大満足のチャンドラー作品。 | ||||
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タイトルの「お別れ」が随所で意味を持つ長編ミステリー。何ということもない始まりから、思いがけない結末に至る、というミステリー要素のみならず、戦争に翻弄された人間たちの、避けられない「お別れ」が哀しい余韻を湛えている。そんな小説だった。 | ||||
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中学生の時から清水訳の『長いお別れ』を愛読していたが、今回村上訳の『ロング・グッドバイ』を読んでみた。 訳文もこなれていて、清水訳に親しんでいた人もストレスなく読めると感じた。 めくるめくプロットで一気に読んでしまった。 ポーやボードレール、ランボー、マラルメに比すべきレトリックの嵐にすっかり耽溺した。 他の村上訳、チャンドラー作品も読んでみたいと思う。 | ||||
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訳者のあとがきもとても価値があると思う。The Great Gatsby好きには必読の書 | ||||
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とにかく英語の訳文が高校生にも劣るレベル。原文の下手な直訳が各所に散りばめられていて、話の腰を折ってくれる!!! 最悪が最初に出てくる原文のcow′s cabooseを「牛のケツ」としか訳せていない。 cowは雌牛ではなく女を表す俗語であることは少々英語の本を噛った人ならば判る筈。 兎に角話の腰を折ってくれる訳が初めから随所に出て来て気分を損ねてくれる。 そのくせこの作品に対する思い入れは過剰過ぎるくらい。 | ||||
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これぞハードボイルド。やせ我慢の美学。村上春樹の文体はチャンドラーの影響も大きいので、村上作品を読んでるような錯覚を抱く場面もあったり。どいつもこいつも飲酒運転バンバンしてて、時代を感じる。あとがきもボリュームたっぷり。 | ||||
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手放してしまったので、村上氏の訳と比べるために購入しました。 私はこちらの訳のほうが率直な表現で好きです。 | ||||
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極上のミステリー小説と村上春樹氏の文体の二つを味合うことが出来たことは、忙しい私にとって貴重な、潤いのある時間であった。 ほとんど、電車の中や仕事の合間の昼休み時間でしか読めなかったが、今度は充分楽しめた。 実は、20年以上前に、古典のミステリー小説を手当たり次第に読もうと思って、最初に「長いお別れ」清水氏訳を読んだ。しかし、今でも細部までは覚えていなかったが、今度はしっかり頭に入ってきた。 その時は、脳がミステリー小説対応にまだ出来ていなかったせいもあるが、村上春樹氏のなせる技だと、私は思う。 | ||||
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村上春樹さんは 別段私は「ハルキスト」ではありませんが 今までのチャンドラーとは少し訳 が 違うので 結構楽しみに読めますね | ||||
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村上春樹へのインタビュー「みみずくは黄昏に飛びたつ」を読み、 村上春樹がいかに本書に惚れ込んでいるかを知り、 本書を読んでみた。 私立探偵のフィリップ・マーロウは、 億万長者の娘の夫テリー・レノックスと知り合う。 2人は親しくなるが、レノックスは妻シルヴィアへの殺人容疑をかけられ 自殺してしまう。 マーロウは、酒飲みの作家ロジャー・ウェイドの件に関わり、 やがてレノックス事件とウェイドの件は結びつき、 レノックス事件は真の解決に向かう。 ミステリだが、大きな謎もトリックもない。 しかし、読ませる力はある。 「みみずくは黄昏に飛びたつ」での村上春樹の言葉を借りれば “くぐらせてある”からだろう。 単に英語から日本語に変換されているのではなく、 本書は村上春樹によって翻訳されており、 村上春樹を介して英語から日本語に変換されているからだろう。 村上春樹がロス・アンジェルスを舞台にミステリを書いたのが本書である と言われても、私は信じたと思う。 フィリップ・マーロウも魅力的だった。 村上作品に出てくる登場人物に似ていた。 マーロウは42歳で、村上作品の登場人物より少し上に感じたが、 メインストリームでない所で、タフで筋の通った生き方をし、 都会的でしゃれているが、浮ついてはいない雰囲気を醸し出す。 マーロウにはとても惹かれた。 しかし、村上春樹ほどは本書に、のめり込めなかった。 村上春樹は本書のあとがきで“準古典小説”とまで評価していたが、 私にはそこまでは感じ取れなかった。 人物も描き方も魅力的だったが、 肝心の内容にあまり関心を持てなかったからだろう。 村上春樹が本書について語り始めたら、止まらないと思う。 そこまで本書を愛せる村上春樹が羨ましいと感じた。 | ||||
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心の奧で静がに風が吹き続き、読み進めている。村上春樹の世界が重なり素晴らしい作品に私のなかで、 大切にしていきたい1冊に為りました。 | ||||
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1週間かけてじっくり読みました。 主人公はフィリップマーロウではありますが、テリーレノックスが大きな影響をもたらしますね。 ハーランポッターの娘であるシルヴィア、その最初の夫でもあり、現在アイリーンの旦那でもあるロジャーウェイド。 ロジャーと離婚後シルヴィアと再婚(初婚の相手はアイリーン)するテリーレノックス。 これらの情念渦巻く物語です。 シルヴィアが殺されるのですが、テリーは殺人者を庇うために、あたかも犯人のように逃亡し、罪をかぶるのですよね。 そして自殺(本当は自殺していない。テリーを護る盟友がいて、彼らが自殺として処理する事に手伝ってくれている)。 しかし、その自殺が、ロジャーウェイドという次なる被害者を生んでしまう。 最後に、テリーが別人としてフィリップマーロウのもとに現れますが、マーロウはテリーの行動によって、ロジャーという第二の被害者が出てしまったことが、見逃せないというか、おそらく許せない。 そしてロンググッドバイ。。。 見方によっては、もっと別の見方があると思います。深いです。 もう一度読むと、違う感慨が得られそうな気がします。 作品の特徴として、ハードボイルド作品と言われるだけあって、心理描写は省かれています。冷血文学とでも言うべき、、、と評価もされていますが、もっともだなと思いました。一方、風景および人物描写は冗長なくらい仔細です。ただ、時にくだくだしく感じてしまい、読み飛ばしたくなるのですよね、、、。他のコメントにもありましたが、リズム感が悪く感じるというのは最もです。 サクサク読めたという方は、風景および人物描写のところを軽~く読み飛ばしながら読まれたと思われます。 作品全体としては、人間追求ふくめた奥深さ、また人間の不確実さなども描かれていて、最近読んだ小説の中で、最も素晴らしいと感じましたし、さすが時代の洗礼を受けても生き残る名作だと思いました。 | ||||
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原文が難解なのか、翻訳が回りくどいのか、会話が一体誰の発語なのかLostすること多数。 もう一回読み返したいけど、やっぱり長いなぁ。。 | ||||
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探偵といえば知的でクールに物事を解決していく。暴漢があらわれてもなんのそのヒラリと身を躱して相手にお説教する。そういうイメージが強い。しかしこの小説の主人公マーロウはそうじゃない。とんでもないタフガイである。ヘミングウェイの主人公ばりのマッチョ思想で相手に突っかかり、場当たり的に行動していく。だが最後には、冷徹そしてクールに推理を終えるのがこのシリーズだ。素直になれない中年マッチョに痺れてみたい人は読んでみるといい。 | ||||
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この小説「長いお別れ」としては、ハードボイルドミステリの最高峰として知られ、私自身最も好きな小説の一つ。翻訳で2回、さらに原書でも1回読んだことがある。(一応大学英文科の出身なので)。こんなに読んでるのに内容は結構うろ覚えで今回大いに楽しみながら読むことが出来た。今帰りの電車の中で読み終えて、「やっぱチャンドラーはいいよな~」と心の中で思いつつ205段の石段に耐えて帰ってきたところだ。 私なりの「ハードボイルド」の解釈は「硬派」。女より男同士の友情を選ぶ、端的に言えばそういう男の生き様を描いた小説で、この話の主人公である私立探偵フィリップ・マーロウは正にそれを地で行っている。私が惹かれるのは、自分自身がそんな生き方とは対極の情けない人間だから。 村上訳には賛否あるようだが、村上春樹自身が私とおなじようなこの小説に対する思い入れを述べているのがたまらない。「ギムレットには早過ぎる」。この名セリフと再会出来ただけでも、チャンドラーファンとしては感に堪えない。 なお、この小説の訳文が誰かに似てると思ったけど、わが愛する日本SF界の至宝神林長平だな。前ブログで「グッドラック 戦闘妖精雪風」について書いたけど、彼の作品ももっと読みたくなった。 | ||||
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本編を読み終わって、家内とグレート・ギャッツビーの話をしていた。その後、村上春樹解説を読んだら、同じような解釈に行き当たり、やっぱりそうか、と思いつつも、何だかその感想すら何かによって作り上げられた虚構かも知れないとも思う。それは、きっと本編のエンディングの影響を明らかに受けていると感じた。 | ||||
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発送が早く、ありがたかったです。 梱包もきれいでした。 良い買物をさせて頂きました。 | ||||
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村上春樹の小説はそこそこ読んでいましたが、レイモンド・チャンドラーの小説は初めて読みました。 長い小説でしたが、スラスラと読むことが出来ました。いい作品ですね。原文でじっくりと読んでみたくなります。 欲を言えば悪役側にもう少し魅力的な人が欲しかったなと思いました。(チンピラに感情移入できなかったから) でも訳者も書いてあるように、これは「テリー・レノックス」を中心に回っている作品なので致し方ないと思います。 テリー・レノックスとフィリップ・マーロウ。この青臭く、儚く、あまりにも切ない関係に非常に強く心を揺さぶられました。 | ||||
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いろいろと評価が高く、内容的にもおもしろいのではないか、と思い読んでみたが、たしかにつまらないということはなく、冗長すぎる描写はところどころでとばしながらも、完読することはできた。 しかしながら、まずは編集上の問題として、誤字と思われる部分がいくつか目についた。 次に、登場人物がどれも「そのために作られた」人物と所作のかたまりであって、無論、そういう作家のそういう作品なのだろうが、文章としてのおもしろさはともかく、血の通った人間のそれではない。 フィッツジェラルド夫妻をモデルにしたような登場人物ふくめ、グレートギャツビーを意識して書かれたようなところがあるが、小説としての質は完全にグレートギャツビーが上であり、ハードボイルドというには、主人公が饒舌でスタイルがなさすぎる。 一見、なにかの規範で動いているように見えて、ただそのときどきの場面で、うまい場面を演じさせるために、毎度行動指針が変わっているかのようだ。これなら、ヘミングウェイやブコウスキーのほうが、さっぱりして、一貫しているものがあるように思われる。 中身のないものをあるようにして見せるのが文章の技術なのであれば、きっとそういうものなのだろうが、そこまで高い評価を受けるに値する作品のようには思えなかった。 | ||||
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最初はその分厚さにおびえていましたが、読んでみるとあら不思議、すらすら読めてしまう。 買って損はないです。 | ||||
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