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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 441~460 23/37ページ
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本を読むのに時間がかかる私でも、中盤からははまり込んで読みました。 | ||||
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とても良い本に出会えました。 久しぶりに、ワクワクしながら最後まで読みました。 | ||||
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恩田陸さんの小説は『夜のピクニック』以来、10年ぶり。今回の『蜜蜂と遠雷』と同様、本屋大賞受賞作で青春群像小説でしたが読後感は爽やかで良かったですね。 『夜のピクニック』は高校生の80キロの夜を徹しての鍛錬歩行がテーマでしたが、『蜜蜂と遠雷』も長期間のピアノコンクールが舞台で疾走感があり、500ページ上下二段の長尺物でしたが一気に楽しく読みました。 主人公たちは国際コンクールの参加者(コンテスタント)ですからいづれもピアノの達人です。 私は風間塵は型破りの鬼才、マサルはバランス力あるどんな曲でもこなす天才、栄伝亜夜は華麗な俊才とあえて区分したのですがどうでしょうか。 特に塵はピアノが持たないのにコンクールに出るとか、人並み外れた音感があるとか、あまりにも非現実的なキャラ、亜夜とマサルのロマンスめいた再会、塵と亜夜のスピルチュアルなまでの歓喜の連弾シーンとか甘っちょろいライトノベルのような設定もありましたが、「生涯学生気分」で青春小説が好きな私には抵抗はあまりありませんでした。 しかし、Amazonレビューの読書感想では、漫画の『のだめカンタービレ』、『ピアノの森』などとの類似を指摘されていました。直木賞選者の高村薫氏の「登場人物に人間の深みがない点で不満が残った」という選評もこの点を突いているのかも。 しかし、過去そして将来の自分を見据えて、ドタキャン前歴という忌まわしいトラウマに苦しむ元天才少女の20歳の亜夜や、<専門家の音楽>でなく<生活者の音楽>を志向する28歳のサラリーマン高島の焦燥感は丁寧にわかりやすい言葉で叙述され、天才マサルの、既成の有名なピアノ曲を演奏するだけでなく、自分が作曲したピアノ曲を自分だけでなく他人にも演奏してもらう「コンポーザーピアニスト」を目指すという野望や、塵のような破天荒なコンテスタントに対処する審査員の戸惑いも活写されてをり、純文学のような深味はないかもしれませんが、平明に叙述されていました。 多数の楽曲が次から次と出てきてクラシック音痴の私は、ついていけないと思ったのですが、著者は、平明に、時には冗舌とも思えるほど詳細に言葉で音楽を表現しようと試む姿には感銘を受けました。特にコンクールの課題曲である『春と修羅』の解釈の場面は圧巻でした。著者の恩田氏も一時期アマチュアピアニストだったとのことですが納得できますね。 私も後半ではYouTubeを見ながら、ピアノは弾くのではなく元来は叩く打楽器であったというバルトークの言葉に納得しました。 題名の『蜜蜂と遠雷』ですが、小説の巻頭と最後の詩的な美しい場面に風間塵の「現代の閉じられた音楽を自然に連れ出そう」という世界的なピアニストであった亡き師匠ホフマンとの約束を象徴する蜜蜂の羽音なんですな。塵の耳には遠雷のように絶えず懐かしい師の言葉が流れているんでしょう! この本はクラシック入門書としても最適だとおもいますね。若い時にこの本を読んでいたらクラシック音楽になじんでいたかも。 | ||||
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この分厚さの半分ぐらいの描写でまとまると思います。登場人物の心情というより作者の音楽への思いが膨大な文字数に。鳴物入りで登場した風間塵(ありえないかっこいい名前)が野生児天才タイプ以外物語で想像外の事もなくいい子だ。彼がそのようになった背景は特にない。「ピアノの森」の主人公連想。 マサルと亜夜はきしんちゃんと麻子の変形。明石って名前が苗字でないというのに最後まで違和感。 風間塵と亜夜の音楽が見える、みたいな会話はアムロとララァのソウルメイトのようなもの彷彿。 身近に小さいコンクールに出たものがいるのでどうも違和感は感じるが、映像的によろしいかと思う。漫画か優秀なドラマでの脳内再現率は高い。 | ||||
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友たちのおススメで買いました。 コンテストが徐々に進んで行きながら、意外とワクワクきて 中の世界に溶け込む感じします。音楽が詳しくないが、その雰囲気がけっこう伝わって来た。自分は最初の時 音楽わからないから大丈夫かなと心配した。もし自分と同じ考えだったら ご心配なく試してください。 | ||||
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普段忙しくてなかなかゆっくり本を読めないが、少しまとまった時間ができた時にこのような読み応えのある本に出会えると、すごく幸せを感じる。神々しい音楽の表現については「すごいなあ」としか言いようがないが、登場人物がみんな魅力的で4人のコンテスタントとその4人を取り巻く様々な人々が、コンクールを通じて道をみつけていく様が丁寧に描かれていていい。コンクールの舞台演奏を聴く側の、大きな感動に伴う様々な思いに、自分も呼応してしばしば涙がでてきた。 | ||||
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娘がピアノを習っているために買ってあげたら、自分がはまってしまった! ピアノを弾けないおやじなのに、音楽の世界観が頭の中で広がっていった。 昔、時代小説をよく読んだ。好きな小説は、展開と結末が読めない小説だ。この本は、まさにどんな展開になるか読めず、圧倒的な音楽の世界観が、お音楽音痴のおやじにもわかり、とても楽しめた! 本屋大賞もうなずける。音楽好きじゃないひとが、十分に楽しめる。 | ||||
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初めは面白かった。途中まで一気に読んだ。でもクライマックスが近づくにつれて、そして最後まで読み終わったときに、もやもやした違和感が。 その後、ピアノの森を読み、いつもポケットにショパンを久々に読み返して思った。塵は恩田陸ではない、他人が作ったキャラクターだ。借りて来たキャラクターと設定による物語だから、最後まで恩田陸の作品にはなりきれなかった。だからこそのラストの尻切れトンボ感だろう。 | ||||
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クラシック音楽に詳しくなくても楽しめ、ストーリーが伝わります。Good! | ||||
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音楽は楽しむためにあるんだと実感した反面、プロの音楽家の厳しさも考えさせられた。自分の子供には音楽を楽しくやってほしいと思った。 好き、という気持ちを大切にしたいと思える作品。 | ||||
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言葉だけで音楽の世界を見事に表現しているのと同時にスリル満点のストーリーが展開されます。 | ||||
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最後の方でマサルが大きな屋敷の大掃除を始めた時には、自分がもはや何を読んでいたのかわからなくなった。 ミラクル、最上級、感動を連発するとそれはネタも切れますよね。 最近政治家が 「私が持ちうる最大限の賛辞」とか 「最大限の非難」とかいう言葉を使うのをよく耳にするけれど そういう言葉選びの虚しさをここでも感じた。 受賞がなければ 飽くなき賛辞表現への奮闘に☆3くらいにしたかもしれないけれども。 日本の大衆はこれで感動の嵐でしょう! みたいな選考側の意図が悲しい。 期待していただけに、残念です。 良い大人が 忙しい時間を割いて読む本ではないかな。 | ||||
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自分も趣味でピアノを弾くので、大変面白いです。あらためて、音楽への思いが強くなります。 | ||||
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世間からだいぶ遅れて読みました。(ちなみに恩田作品は初です。) 最初は続きが気になって気になってどんどん読み進めてしまい、 しかし終わりが近づくにつれてこの興奮が終わってしまうのが勿体なくて わざと前に戻って読み返したりして読書時間を引き延ばし、 ついに読了した瞬間には「あぁ~終わっちゃったぁ」という寂しさが襲ってきました。 (でも実際には、コンテスタント達の音楽人生はここから始まるのです。) コンクールを通して、コンテスタント達それぞれが「音楽」というものに向き合い、自分の道を確立していく様は本当に見事です。 そして私自身も、「音楽」の存在意義を始め、いろいろ改めて考えさせられました。 恩田さんは元々、音楽に造詣の深い方なのでしょうか。 そうでなければ書けないほど洞察に説得力があります。 抽象的で不思議な場面描写もたびたび出てくるので、そういうのが苦手な人も居そうですが そもそもこういうちょっと特殊な題材の本が多くの人に支持されたという事実が意外でもあり、嬉しくもあります。 コンクール独特の緊張感もたっぷり堪能させていただきました。 読みながら結果についてあれこれ予想を立てましたが(個人的願望も含め)、見事に全部外れました(笑)。 でも考えてみたらこの結果が一番妥当だったのかも、と思います。 何より、終盤にはもう結果なんてどうでもいい、という気になってきますし コンテスタント当人達も既にそういう次元に到達している事が伝わってきます。 本当に、皆大好きです。1人1人が愛おしい。 裏方スタッフさん達まで丁寧に描かれているのも良いです。 クラシック曲があまりに見事に描写されているので、実際に聴いてみたくなって も買ってしまいました。 本書の後日談が書き下ろしで載っていたのが嬉しかったです。 (本書では本選終了後のコンテスタント達の様子が描かれていなかったのも、寂しさを感じた理由の1つだったと思うので。) これを読んでやっと、私の中で「終わった!」と思えました。 この書き下ろしは文庫版の方に収録されるのでしょうか? このCDをじっくり聴きながら、もう一度コンクールを振り返ってみようと思います。 | ||||
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物語の行方が気になり、中盤から最後まで一気に読みすすめることができた。音楽やコンクールに関して、丁寧に取材したであろうことは伝わってくるし、少女マンガ的なところも含め、面白かった。 | ||||
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物悲しくなるのが恩田陸さんの作品には多くて何度も読み返したくなります。賞をとったのが当然で納得の作品でした。 あらためて受賞おめでとうございます。 | ||||
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君は、僕と会わない方がよかったのかな? そう感じちゃう僕はいま、君に恋してる。 この世界には、音楽で、愛で、光であふれてる。 君なら、きっと解ってくれるよね? 同じ波動を持つ者として。 人は、僕を天才と呼ぶ。 コンサートでの一瞬の輝きを見て。 ハレ(晴れ)の日を迎えるために、褻(ケ)の日を如何に頑張っているかも知らず。 単調で地味な繰り返しの連続な日々が、僕の血となり、肉となり、私を育て、守ります。 如何に才能に溢れていても、陰日向ない努力なくして、華開くことはない。 だから、焦るな、腐るな、負けるな! 芸の極意∶一日サボれば己にバレる。 二日サボれば師にバレる。 三日サボれば客にバレる。 そんな僕を支えてくれるのが、あの瞬間、あの感動、あの感情。 誰もが、望んでも、限られた人間しか味わうことのない、あの一時。 また、あの場所で、貴女とあいまみえたい。 同じ世界を希求し愛する者として、友として。 万物の祈り∶万物が『平和』でありますように。 万物が『調和』でありますように。 万物が『幸福』でありますように。 万物が『愛』でありますように。 | ||||
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お話の中の出てくる種々の楽曲にも注目しましたが、その事よりも、演奏者が繰り広げる人生模様や生き様、創造性といった価値観を事細かく描いていく部分に、作者の恩田さんが多側面から注目している視点、捉え方の素晴らしさに触れる事が出来ました。 | ||||
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ピアノコンクールで天才たちが真っ向からぶつかり合いながら成長していく小説。 一言で表すなら青春小説のような青臭さを持った文学。良いとこ取りです。 こういう小説に有りがちな怪我やピアノの故障というハプニングはありません。 それなのに物語は淡々としていません。 ただ登場人物が全力を尽くしてピアノを弾くだけでここまで面白い小説が書けるのかと驚愕しました。 4人のメインキャラがそれぞれの思いを抱えてコンクールに出る場面は毎回手に汗握ります。 全員が応援したくなるキャラなのが凄い。 またピアノコンクールに関わる人達全てを無理なく描写することで彼らのコンクールに対する思いや熱気が伝わってくるのがいいですね。 そして何よりも凄いのは音楽の表現。文字でこれほど音楽を表現できる作家はいないと思います。 文字を読むだけで頭のなかで音楽が聴こえます。 かなりボリュームがありますが欠点のない小説です。とにかくオススメ。 | ||||
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今日やっと読み終えることができました。 気持ちよく読めたのも、本体価格よりも安く、ブックカバーもつけて、メッセージをつけてくれた和み書店さんの優しさが感じられたからです。ありがとうございました。 | ||||
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