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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 581~600 30/37ページ
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ストーリーはほぼなくて、オーデイションから最終審査まで同じ描写の繰り返し。 音楽を言葉でどこまで表現できるかに挑戦した小説なんだと思いますが、端役も含め全ての演奏曲目についてそれをやる必要あったのかなと… 後半の演奏シーンは文字を追うだけで頭に全く入りませんでした。読まなくても物語には特に関係ないから。 何より主人公?の塵が生きた人間としてまったく描かれなかったので当然物語も動きません。 どれだけの人がその音楽で動かされたのか、も作者の描きたいことではなかったようで… ロマンチックな美辞麗句はほどほどにして、初めに広げた大風呂敷をきちんと回収することにページを割くべきだったと思います。 | ||||
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恩田陸の作品は過去に3冊読んだことがあるが、自分にはどうも合わないと思って以来、手に取っていなかった。 今回は直木賞と本屋大賞(アテにならないと感じる受賞作も多いが)のW受賞、さらにピアノコンクールに臨むピアニストの戦いに興味があったことや、「文章化するのが難しい音楽を見事に文章化している」との書評を読んだので、期待して買ってみた。 だが、読み始めからどうにもすんなり文章が体に入って来ない。 「過半数を超える」といった誤用や仰々しい形容詞の数々、擬音や「~っぽい」といった曖昧表現に逃げる姿勢、同じような表現の使いまわし、ト書きのような地の文に、いちいち引っかかってしまう。 風間塵の人物造形も陳腐で漫画のようだ。チリあくたなどという通常は子供に付けない名前を付けたのは父親だろうか。 せめて命名の理由くらい作中で語らせないと、天才性を強調したいがために作者がわざと奇怪な名前を付けたというあざとい印象しか受けない(事実そうなのだろうけど)。 読み始めてしばらくは、これから超大作を書きますよという作者の力みが、審査員の三枝子のスカしたリアクションを通じてストレートに伝わってきてしんどかった。 塵の演奏に感動するかと思いきや、憎悪に燃えて怒り狂う三枝子を描くことで塵の天才ぶりを際立たせかったのかもしれないが、ホフマンの音楽性とは正反対ということがなぜそこまでの怒りにつながるのかが伝わって来ず、三枝子の独り相撲に鼻白んでしまう。 やたら日系の人物ばかり出てくるし、審査委員長のロシア人は漢語の入った難しい言い回しを使いこなして講評を述べられるほどの日本語ペラペラだし、そのあたりも随分とご都合主義な気がする。 ただ、2人の天才の連弾シーンやコンテスタントたちの友情、2次、3次と審査が進むにつれての白熱した演奏シーンは面白く読めた。 マサルがリストを弾く際に想像した19世紀風ストーリーは、あまりに陳腐でかえって安っぽくなってしまったとは思うが。 登場人物はいろいろつまみ食いした結果、どれも薄い感じで、亜夜の再生の物語に焦点を合わせて描いた方がストーリーにもっと求心力を持たせることができたのではないかという気がする。 タイプの違う天才が出てくるコンテストということで、最後の方はダレるところがあったものの楽しんで読むことができたが、文章力がいまいちなので、何度も読み返してかみしめたくなるような箇所もなく、文学的な喜びは得られなかった。 まずまず楽しめる作品だとは思う。しかしやはり恩田陸の文章はもういいやと思った。 | ||||
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なかなか面白く、一気に読んでしまった。評価の厳しいレビューもあるが、娯楽作品ということでそれも妥当だと思う。十分に登場人物に感情移入できたし、何か所も心に迫るシーンもあった。それにしても、塵の描き方は子供っぽすぎはしないか?16歳は少年とは言えもっといろいろ考え、もっとしっかりしているだろう。ここに描かれているような演奏に出会ってみたいと、純粋に思った。 | ||||
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音楽という目に見えないものを、またその素晴らしさを文章の力で表現するという挑戦と、その成果にびっくりし、感動しました。筆者の筆力に圧倒されてしまいました。ストーリー構成にも非常に引きつけられ、ページをめくる手が止まりませんでした。登場人物たちの内面が綺麗で心が健康になる小説でした。何より、音楽というものがこの世にあることの根源的な意味や、神羅万象について読者に考えさせる所が秀逸なのではないかと思います。恩田さんありがとうございました。 | ||||
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音楽の天才がたくさん出てくる。それぞれの天才がそれぞれの天才ぶりを発揮する様子が、読んでいてわくわくする。「ガラスの仮面」ではないけれど、圧倒的な才能を持つ登場人物らの活躍に心踊る感覚は、少し似ている。 | ||||
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読み終えたら世界の音が愛おしく感じました ドキドキ感もワクワク感も。 | ||||
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ピアノコンクールを舞台に、 核となる人物達を描く。 非常にボリュームのある作品。 ピアノ音楽を言葉で表現することは困難だと思うが、 作者は丁寧に言葉を紡いでいた。 読んでいて、本当にピアノ音楽の世界が、 目の前に広がるようだった。 タイトルからして主人公であると考えられる、 風間塵が最初から最後まで色物扱いだったことが不満。 もっと、彼を中心に物語を展開させて欲しかった。 また、他のコンテスタント(栄伝亜夜や高島明石)にも、 もっとスポットを当てて掘り下げて描いても 良かったのではないかと思う。 | ||||
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読み始めたとたんに小説の世界に引き込まれ、一気に最後まで読み通してしまいました。 | ||||
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直木賞だし、本屋大賞だしきっと面白いはず。 表現がソムリエみたいだけど、長いけど、音楽は鳴ってこないけどきっと素敵なはず。 ちょっとだけ飛ばしちゃうけど、寝落ちしないためだから許してね。 好き嫌いで片付けられることではない。 賞に値するとは思えない。 話題を作って売り上げ増が目的なら成功かもしれない。しかし、これからも本をたくさんの人に届けたいのならば、この方法はやめてほしい。 「百田」然り。 いったい誰が仕掛けているのか。 | ||||
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クラシック音楽も、この手の小説も、あまり興味なかったんですが、はまりました❗ | ||||
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題名の蜜蜂と遠雷 とても、引き寄せられる題名だと思います。さらに前半部分の場面転換、登場人物のそれぞれの登場の仕方、どんどん物語に引き込まれました。これからどうなるのか、いったい誰がコンクールを勝ち進むのか。 後半になり、ある程度登場人物のイメージが整った後の展開には、ちょっと、クラッシックの曲や偉人の説明、登場人物の演奏とともに美辞麗句が続き、個人的にはついて行くのが大変でした。結果、すべて丸く収まるといった感じも、前半部分の引き込み感とは全く違う印象でした。 | ||||
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ピアノ弾かないし、クラシックにも疎い自分ですが、演奏部分の描写は臨場感がありわくわくした。 登場人物ひとりひとりが抱える背景もそれなりに面白い。(漫画的な天才が多すぎる気もしますが) ただ、初めてのおつかいの紹介ビデオのように、個々の物語はあまり広がりがなく 全体をひとつの物語としてみると、なにが核なのかがわかりにくく散漫な印象。 天才たちの一瞬を切り取るということが主題であれば、まあありでしょうか。 | ||||
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何故これが賞を取るのか全くわかりません。音楽コンクールを題材にした漫画です、知ったふうな曲名の羅列にウンザリ、ドラゴンボールの天下一武闘会のようでした。クラシックに詳しい方にはお薦めできません、とまで書いたところで発行を見てあーなるほどと納得しました。 | ||||
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マンガのピンポンと、ほとんど同じストーリー構成、キャラクター設定。場面の描写まで同じ。あまりに同じなのでオマージュなんだと思うが、がっかりした。途中から描写の展開まで予想できてしまい、ラストシーンが海で終わるまで同じで、ほんとにがっかりした。しかし、ピンポンがそもそも死ぬほどよい構成だから、これも展開がみえててもおもしろかった。 | ||||
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読んでいてウキウキしてくる感じ。小さい頃の夏休み、木陰で好きな本を広げて、読みふけるあの感触。緑陰図書的楽しみを最後まで裏切らなかった。音楽に詳しくなくても、人物描写で惹きつけられる。真髄は全てに通じ、清々しい読後感だった。 | ||||
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読み始めるまでとても時間がかかった。 机の上や、寝るところに持っていっても駄目だった。 買って読むと、努力してもなぜか 積ん読になってしまうことが多い。 ちなみに「応仁の乱」は、新書なので トイレに置いて読んでます。 ようやく読み始めると、面白かった。 予選が始まると、曲を聴きながら 読むので、少し時間をかけています。 第3次から本戦にかけては、曲がどんどん長くなるのに 話が短くなる感じ。 通っていた小学校の音楽の時間は、レコードの聞き比べをやってくれた。 中学になったら、譜面も見ながら聴かせてくれた。 そうやってレコード鑑賞させてもらえたことを感謝している。 今の公立小の生徒は、どうやら音楽鑑賞の時間がないようだ。 かわいそうに。 大人になったら、youtubeで聞き比べができるのがとても良かった。 (音楽鑑賞を家でやれるのだから家でやれという小学校の方針か?) で、いろいろな演奏を聴きながら読んでいます。 平均律クラヴィーアは、ピアノもオルガンも聞いて、オルガンで 早弾きしている人にびっくりしました。 早弾きの方が曲に合ってる気がします。 ドビュッシーやエリックサティが 情景が浮かんできて良かった。 本戦の描写が少なくて、もう少し読んでみたいけど、 今はYoutubeで、例えばCピアノコンクールの 日本人演者とその他の演者をみることができるので 聞き比べてみて、各人の感想に任せるということかも しれません。 私は、風間塵は好きです。平均律クラヴィーアは、 BMV846に感動するかと言われれば、他の方の 仰るとおりと思います。でも、明石の弾いた BMV847には、感動する演奏がオルガンには 上に書いたとおり、ありました。 | ||||
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感動のあまり上手く感想が書けないくらい、久し振りに良い本に出会いました 登場人物の描写はもちろん、成長の過程、気持ちの変化が丁寧に書かれています これはダブル受賞もうなずける傑作です | ||||
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音楽を文字にする、それが伝わってくるかんじがしました。 それぞれの登場人物から伝わってくる、その人の本質、質感に、自分がまるで、ピアノが弾けるがごとく 音楽の自由、広がり、そんなものが、内側で響いてくるようでした。 なんども読みたい作品になりそうです。 | ||||
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音楽の、クラシックの面白さを伝えるという点、そして様々な登場人物の生き方、音楽と共に生きて行く、情熱を捧げてリスクに覚悟を決めて挑む、そういうものを読み取って行く物語だと感じます。 専門的分野から見れば文章のみで音を表現して行くので大袈裟だったり、やや具体性かける表現に作者に対して知りもしない癖に、といった感想がでてくるのかもしれません。確かに一部の登場人物は非常に少女漫画的な不思議ちゃんとも言える感じ。 しかしこれフィクションの物語なのです。 コンクールという1つの社会に対し、実は見えない所で様々な葛藤を抱えて凡人も天才も悩みながら立ち向かって生きているという強いメッセージが全編に渡って綴ってあり、音楽の世界だけに留まらず様々な業界に通ずる話だとも感じます。 奏者、出場者、審査員の視点から曲の解釈や取り組み方が語られます。これらが全編通して続いていきますしかなり長めの作品なので向き不向きはあるかと思いますが読んでみてマイナスになることはないと思います。 自分の今の姿に悩みがあったり後悔があったり、音楽に少しでも興味がある方にはかならず琴線に触れる事と思います。是非一読して欲しい一冊です。 | ||||
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あまりに漫画的。クラシックを描いた漫画、バレエコンクールの漫画、ワインの漫画、から寄せ集めた、売るための商品。ちなみに良い漫画の方が人物造形も含めてはるかに素晴らしい。これが直木賞や本屋大賞を取るのかと、暗澹たる気持ちになった。 | ||||
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