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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 621~640 32/37ページ
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ピアノコンテスト物はラノベでもコミックスでも、よく使われる題材ですが・・これはモノが違う!薄っぺらくない!まさにソロ演奏とフルオーケストラの違い!重厚感があるのです!大作を読み切った・・という重量級の読後感です!同じ様な題材でも・・作者の筆力で、こうも変わる・・という見本ですね!映画化やドラマ化、またはコミックス化にもなりやすいストーリーですが・・軽くなる位なら、むしろやめて欲しいと思う程の傑作です! | ||||
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既に直木賞を受賞しているのに、本屋大賞も受賞できたことから本作の面白さは手にとる前から気になっていた。エンタメ小説としては十分な内容だった。クラシック音楽のあれこれに文句をつけることは意味がない。戦争映画で戦車のディーテイルにモノ申したり、麻雀小説で手作りに文句言うのと同じ。縦二段組みの五百頁は読み始めは進度が遅かったが、後半からぐいぐいとスピードが乗ってきた。ピアノコンクールという舞台を借りた「新星、新生、再生」の青春賛歌、人生賛歌の物語であり、後半からは誰が勝つかは気にならなくなるぐらい、心象風景が深く染み入る(ただし、冗長な描写も多々あるのだが)。勝ち負けが気になる人の場合、気をつけたいのが本の奥付の前のページにあるコンクール本選結果である。誤ってそちらが先に目に触れると興ざめになるかと。。 | ||||
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上下二段組500ページの労作。とにかく演奏描写が圧巻でした。次々湧き出る音楽同様に、次々湧き出す言葉の渦に飲み込まれます。多少饒舌すぎるきらいはあるものの正に音楽に淫している感じ。以前のレビューでどなたかが「音楽を言語で表現することは不可能」と仰っていましたが、それは当たり前のことで、少々的外れな批判と思います。この作品で表現しようとしているのは音楽そのものではなく、「音楽を奏でる喜び」「聴く愉しさ」なのですから。あと終盤、作中人物の言葉を借りて現代音楽について痛烈に批判していますが、正に我が意を得たり、「つまんなくてもとにかく現代音楽を聴け」などと宣うどこぞの若手作曲家に読ませてやりたいと痛快な気分になりました(現代音楽ファンの皆様ごめんなさい)。それと「コンテスタント」という聞き慣れない言葉に違和感、単に「出場者」じゃダメだったのかなあ。 | ||||
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そもそも、本屋大賞というのは本屋さんに 勤めている方々が選んだのですよね? あれだけ人気があった『ピアノの森』を ご存知ないこと自体が怪しい。 あまりにそっくりで途中でやめました。 この本はお返ししたいです。 何かに構想12年とかなんだとか書いて ありましたが、それって思いついたのは 漫画より早いと思わせたいなどでしょうか? 呆れます。 | ||||
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とはいうものの、実は全部読んでいません。 途中で投げ出してしまったままです。 1つ言いたいのは、序盤の各登場人物像を描いたところが入り乱れ(視点がコロコロ変わり)、「さてこの人には、どんなバックボーンがあったっけ?」と前の登場シーンを確認しないと憶えられない感じです。 個人的問題なのかもしれませんが、ここがネックでした。 本の冒頭に人物紹介リストでもあったら楽だったのですが、曲のリストしかないので、自分のような物覚えの悪い人間には少し難解に感じた。 文芸ってそういうもんなんでしょうか。 氏の他作品には好きなものがあるので、ここは読んでおこうかと思ったのですが、無理するもんじゃないですね。 | ||||
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うーむ クラッシック音楽の解釈をした事のない私には、少し難解で退屈な部分があった。 内容から想像されるコンクールの重さとコンテタント達の発言の軽さのギャップが気になる部分が多かった。 似た様な雰囲気の作品ならば「チョコレート コスモス」の方が面白かった。 | ||||
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恩田作品はあまり好きではない作品もあるのですが、この本についてはとても素晴らしかったです。久しぶりに思いっきりピアノ曲を聴きたくなりました。 | ||||
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描写が豊かで読みやすい文章でした。全然音楽には馴染みがない私でも引き込まれる作品でした。 | ||||
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コンテストで演奏されたピアノ曲の物語が感動的だった。 アフリカ幻想曲は何度も聞いてしましました。 | ||||
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ぼくは、聖書を読み、「解釈」し、そのテキストのメッセージを汲み取り、何らかの工夫をして、それを数十人の人びとに伝える、という仕事をしています。つまり、キリスト教の牧師です。学者さんは、もしかしたら、「工夫」にはあまり時間を割かず、解釈をそのまま伝えるのかも知れませんが、ぼくらには、メッセージを相手の心や体に染み込ませる努力が求められます。それは、洗脳などではなく、むしろ、音楽の演奏に近いように思います。 この小説に出てくるピアニストたちも、まず楽譜を「解釈」し、作曲家のメッセージを汲み取り、それを自分の「演奏」で伝えます。同じ音程、同じリズム、同じ強弱であっても、ひとりひとりの演奏は違います。それを「工夫」と呼んで良いのか、「表現」と呼ぶべきなのかは、ぼくにはわからないのですが。 「解釈」は英語ではinterpretationです。そして、interpretationは「演奏」とも訳せます。ぼくらは、聖書のテキストを解釈し、「工夫」して演奏します。それを「説教」と呼んでいます。ピアニストは、楽譜を解釈し、それを演奏します。それは、ひとつの作業のふたつの側面なのかも知れません。両者は、こうして、何かを聴き手の心身に伝えようとするのです。だから、この作品は、ぼくら聖書の演奏者への示唆に満ちています。 「音楽それ自体が有機体のように『生きて』いる」(p.291)。 ぼくらの説教も、単調な死んだような説明ではなく、二~三十分にわたって生きる生命体でありたいものです。 「彼女自身がピアノを媒体とした、巫女か依代のようなのだ。彼女を使って誰かが『弾いて』いる」(同)。 けれども、彼女は意識なしに演奏しているのではありません。終われば、起こったことをすべて忘れてしまうのでもありません。自分は自分でありながら、その自分を何かの道具として差し出しているのです。ぼくらの場合は、神のメッセージの語り部、という道具になるのです。 「彼は観客を根こそぎ彼の風景の中に連れてゆく――広くて思いがけないところに連れ出してゆく」(p.390)。 ぼくらは、聴き手を「イエスの居る風景」に連れてゆきたいのです。 「彼自身の才能が起爆剤となって、他の才能を秘めた天才たちを弾けさせているのだ・・・・・真に個性的な才能を、風間塵の演奏を触媒として、開花させる・・・・・」(p.423)。 天才が天才を、のレベルではなくても、ぼくらは、聴き手の中に、イエスとの出会い、神との出会いの炎を立てる導火線になりたいのです。 「耳を澄ませば、こんなにも世界は音楽に満ちている」(p.505)。 「世界に満ちている、この濃密な何か」(p.506)。 「この、命の気配、命の予感。これは人を音楽と呼んできたのではなかろうか。恐らくこれこそが音楽というものの真の姿なのではなかろうか」(同)。 世界に満ちる「命の気配、命の予感」。 聖書は、イエスは、そして、ぼくらは、これを「神」と呼び、「霊」と呼んできました。 | ||||
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ピアノ聞いて宇宙が見えたとか草原が見えたとかそんなのばっか。 幻覚見すぎ。ピアノがわかる人には本当にそう見える、感じるものなのか? ピアノわからない自分には表現が大げさに感じた。 | ||||
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書いている内容は過去作の『チョコレートコスモス』に近いが、あの時よりも才能と人格の関係性へ一歩踏み込んでいる。 音楽という無形のもの。 才能とそれに付随するあらゆるしがらみ。 表現の困難なそれらを難解な文章なく書き切る文章力には脱帽だった。 | ||||
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天才達は、影響しあって進化していくんですね。そんな才能が羨ましい。 | ||||
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半分の量で十分です。後半にたどり着くのに時間がかかりました。 | ||||
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本当に面白かったです! 著者は音楽の造詣もさることながら、読者にキチンと伝える能力が突出しているのでしょうね。 星4つの理由は最後の採点方法詳細が載ってないからです! 気になって仕方ないですよ 笑 | ||||
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読書中からピアノを聞きたくなって、久しぶりにCDに手を伸ばしました。少女マンガを思わせる登場人物も魅力でした。王子様マサル君がお気に入りです。 | ||||
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音楽の経験のある人なら共感を持って引き込まれる内容ですが、プロットは四月は君の嘘に、心象風景の描写は神の雫に似ているなと思いました。 | ||||
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久々に寝る間が惜しいと思う本に出会いました。 もう一度読み直すなら、演奏曲を流しながら読みたいです。 | ||||
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音楽には、全く疎い私ですが、とてもとても面白くてアッという間に読み終えてしまいました。ナマの演奏会に行ってみたいなーと思いました。 | ||||
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登場人物は独特な背景、個性を持っていて好感が持てたが、どこか表面的というか物語内で印象が変わるような流動性がなかったことが残念。 コンクールの緊張感も最初の予選時は伝わってきてのめりこんだが、以降大きな変化もなくただ淡々と曲の紹介と、「クラシックとなにか」という持論を説明されただけという印象が否めなかった。最初がおもしろかっただけに残念。 | ||||
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