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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 661~680 34/37ページ
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ダブル受賞の期待が大きかったでしょうか? 物語のウェイトが片寄っているような気がします。私としては後半部分を膨らませて欲しかったです。なんだか消化不良気味です。 途中から風間塵が名探偵コナンにしか見えなくなりました。 | ||||
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お話の感想は他のレビューを参考に。 2回目の本屋大賞と、満を持して直木賞と、 このタイミングで実力者・恩田陸が選んだのは幻冬舎。 実写化などメディア戦略も期待してよさそう。 作品数が少ないぽっと出の新人に「芥川賞」をあたえても「ぶたに真珠」。 出版業界全体が潤わなければ意味は無い。 そうじて作者の過去の名作も重版出来だろう。 | ||||
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始まりから終わりまでの疾走感とリズム。頭の中に情景が流れていく。良い時間でした。 | ||||
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良かったなぁ~『ハチミツと乾杯』もとい『蜜蜂と遠雷』。 読書好きと音楽好きの人に勧めたくなりますね。 ん?ハチミツ王子だっけ、ハンカチ王子だっけ? とりあえず乾杯だな。 | ||||
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「夜のピクニック」夜間歩行訓練中のおしゃべりがうるさかった、エッこれが本屋大賞?と思った程 あれから十余年、計算し尽くされた構成、緻密さ、恩田陸は覚醒した!主人公・栄伝亜夜は恩田陸自身に写った 読書中、何度もこみ上げるものを抑えられなかった。二次予選で落選した高島明石はわたし自身であった 本書はわたしへの「ギフト」になった。手にして良かった | ||||
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趣味で、ピアノを勉強してますが、曲のイメージ、表現がとてもリアルで、繊細で、3日で読み上げてしまいました。 | ||||
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何より作者の音楽に対する愛情がすごく伝わってくる小説です。やはり音楽好きな自分としてはこれは否定のしようがない。事あるごとに「音楽は素晴らしい」と語られ、これがものを書く人の技巧からは離れ、ひたすら熱量をもって語られるのが素晴らしい。読む人によってはこんなに熱くならなくてもと思うかもしれません。でもいいじゃないですか、熱さには熱さで応えたい、そんな作品です。 3人の天才の演奏を手を変え品を変え、いろいろな人の言葉で描写していますが、天才の天才性を語ることはたいそうハードルが高いことだと思います。中でもマサル・カルロスの演奏は、風間塵と亜夜の演奏に比べて情緒的でない分、表現が難しかったのではと勝手に想像してしまいます。(実際、コンテストウィナーであるにもかかわらず、文章から伝わってくる感動は一番低いように思う。)この3人の天才の物語とは少し違った趣の高島明石の物語が、この作品のいいアクセントになっていて、ここに共感した人も多かったのではないでしょうか。かくいう私もその一人、こういう人、この世界に確かに存在します。 もう一点、追伸的に、ここでのレビューや個人ブログ等での感想を閲覧すると、映像化のことが書いてあって、「映像化必至」とか「映像化しやすい作品」というコメントが結構ありますが、私は無理ではないかと思っています。特に風間塵の演奏はどんな演奏が提示されても一定の違和感を感じると思います。まあ参加者の人物描写に特化するという手もありますが(それでもこの深みは2時間や3時間の作品では表現できないでしょう。)この作品から音楽は不可欠。音楽面で納得できないような映像作品は勘弁してほしいと思いました。 | ||||
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おもしろかった。音楽が聞こえてくるみたいだった。 音楽を知らない私でも、彼らの音楽がなんとなく伝わってきた。これがすごい。改めて言葉のすごさ、小説の凄さを感じる物語だった。マサル、亜夜、風間塵、高島明石。それぞれみんなすごい音楽なのだけど、ちゃんと違う音楽として書き切っているところがすごい。一つのコンクールを描いた作品。人によっては長い、と感じる人もいるだろう。しかし私はそうは思わなかった。彼らの心情の部分を丁寧に描くことで、彼らがコンクールを通して成長しているのがものすごく納得できた。成長、というと少し陳腐な感じがしてしまう。けれど、成長しているのだ、たしかに。特に好きだったのが栄伝亜夜の話。コンクールを通して一番変わったのは彼女だろう。彼女はコンクールを勝ち進んでいくにつれて覚醒してゆく。それには風間塵の存在が不可欠だった。演奏順が風間塵→亜夜だったのも、運命だったのだろう。本選での亜夜の演奏は書かれなかった。それが惜しい気もしたが、読者の頭の中に亜矢の最高の音楽が流れたことだろ。 また個人的に感動したのは、高島明石が菱沼賞を受賞したことだ。彼の『春と修羅』が認められたことが本当に嬉しかった。いつの間にかコンテスタントたちのファンになってしまうのも、この作品のすごいところだろう。 最後に、ホフマン先生が遺したのは、「災厄」か「ギフト」か。これに対して審査員の三枝子が答えを見つけたところもよかった。風間塵は、たしかに、ギフトだった。彼の存在が、ほかのコンテスタントに、コンクールに、審査員に、そして、音楽へのギフトだった。遠雷。それは彼の音楽を表しているのだろうか。 | ||||
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演奏を言葉で語ってその感動を伝えられるだろうか。その試みは曲、演奏の心象風景や物語を語ることである程度成功しているように思える。多くの曲は聴いたことがないので実際に聴いたときに作者に共感できるかはわからない。が、そんなことは別として、スリリングでスピーディーな展開、全ての登場人物が活き活きとえがかれ、頁を繰るのがもどかしくなった。タイトルや構成から主人公は蜜蜂王子なんだろうけど、個人的に復活少女がメイン。どの演奏も聴いてみたいが、やはり一番聴いてみたいのは(語られなかった)プロコフィエフの2番だ。 | ||||
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大変おもしろく読みました。絶対音感のある人の世界は碁や将棋で一目で1000手読む人に共通な世界があるのかも。 | ||||
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excellent❗ どんどん吸い込まれて、まるでそこにピアノがあるかのように、草原が広がっているかのように酔いしれてしまう作品です。 同時に申し込んだCDを一刻も早く聴きたいくらいです | ||||
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読みごたえあった❗わくわくしながら読み進みました。作者は、どのようにしてあれほど深い音楽の理解をえたのでしょうか。 | ||||
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音楽という芸術を言語で表現するとこのようになるのかなー。語彙が豊富でないとなかなか困難であるが、わりと簡単な言葉を使用しているので 読みやすかった。特に個性のある参加者の描き方は物語に深みを与えサスペンスフルでさえある。でも決勝戦までの戦いが長く、途中から疲れてしまった。今度はどんな言葉を駆使してストーリーを進めて行くんだろうと・・・。 | ||||
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漫画、ラノベのようだ、というレビューを見て納得。私もそう感じました。 表現、描写も最後はじっくり読めませんでした。お腹いっぱいというかめんどくさくなってしまって。 いっぺん読んだら、もう良いかな、そんな感じ。 | ||||
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決まった作者と生活に関する本しか読まなくなって久しいですが、のだめにはまった自分は躊躇なく読みたい!と思った次第です。物語にずんずん引き込まれ、一気に読みました。自然の中に音楽が溢れている下りは、同感でした。ピアノコンクールの仕組みや苛酷さが描かれ、圧巻で、ピアノの楽曲の表現力が素晴らしく、久しぶりにクラシックが聴きたくなりました。 | ||||
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音楽に対する造詣の深さ、文章の巧みさ、久し振りに感銘することの出来た小説です。 | ||||
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音楽も好きで常にクラシックを聴いています。今回の小説を読んでコンテストなる物とカデンツァについても知識が深まりました。作者の音楽に対する造詣の深さに感動しました。 | ||||
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評価に関して、単に恩田さんの新作という観点では『得意の奇抜な設定ではないにも関わらず、恩田さんにしてはまともな終わらせ方』という感想で☆3ですが、 こんな未完成な作品に直木賞&本屋大賞1位のW受賞させ、例えば年に1冊しか読書しないようなライト読書家への影響大という重責を担わせた関係者の無責任さに対する評価がマイナスなので、警鐘の意味も込めてトータル☆1になります。 内容は、日本のとある国際ピアノコンクールを、予選3回と本選という構成・主要参加ピアニスト4人並びに関係者と審査員の視点で紡ぐ音楽小説。 『良かった所』 終盤でマサルが内心で語る壮大な夢。 明石の最終的なサプライズ結果。 何曲か作中の表現で音楽を楽しめた。 『ダメな所』 ①作品のペース配分が破綻。 コンクールの本選は最大の見せ場であり、音楽的にも予選3回はピアノのみ本選はオーケストラ共演という事で、どんなに素晴らしい音のコンビネーション世界が体感出来るのか?楽しみにしてたのに、 一次予選82ページ、二次予選118ページ、三次予選138ページという分量で、 本選はたったの58ページ。 本選に残った主要ピアニスト3人のうち2人の演奏シーンは予選に比べて僅かな量で、残る一人は何と演奏シーンカット(>_<) 感動の最高潮となる場面で、まさかの尻切れとんぼ。作品内で『コンテスト中の個々の持ち時間内のペース配分が重要』と言いながら、小説そのものがペース破綻という愚の骨頂状態に。音楽への愚弄にも感じた。 また逆を言えば、予選3回で(本選ではない=最高ではない)演奏シーンをたくさん書きすぎた事により、『演奏シーンはもうお腹いっぱい』と飽きがちにもなりました。 ②主要ピアニスト4人にコンテストへの執着なし。 文字通り、主要ピアニスト4人は全員、舞台のコンテストで『優勝したい!』『誰にも負けたくない!』『仲間にも負けたくない!』という情熱や執念が一切なく、 また4人のうち3人が仲良しで、残る一人も3人の中の女性のファンで、最後に仲良し抱擁。 彼等の基本スタンスは『皆の才能凄いな!触発されて、僕の私の音楽世界も新たなステージへ昇華したよ!僕の私の新たな音楽世界を聴いて!』という繰り返しであり、 彼等にコンテストへの情熱がないから、僕もコンテスト結果への興味が失せるし、主要ピアニスト全員をこんなスタンスにするなら舞台をコンテストにした事が意味不明だし、 こんなスタンスの主要ピアニストなら、『コンテストは半分の量にして、もう半分でマサルが語った壮大な夢実現へと4人が奮闘する展開にして欲しかった』 以上の欠点から、小説は分厚いほど燃えて喜ぶ僕でも、『(全507ページが)無駄に長くて質に反映されてない』と感じたし、本屋大賞2位の『みかづき』がこれよりも少ない467ページという事にビックリ!体感的にみかづきは質に反映された文量だから、『蜜蜂~』よりも文量面でも優れてる(3倍位に感じる)ように感じてました。 本屋大賞で、こんな未完成作品に神作や名作の『みかづき』『罪の声』『桜風堂ものがたり』が負けるなんて悔しいし信じられませんし、 音楽小説としても、より崇高で感動的な音楽世界を描いた『さよならドビュッシー・シリーズ』『ハルチカ・シリーズ』が名誉的に劣るなんて信じられませんし、 来週、『蜜蜂と遠雷』に使われた曲収録&恩田陸エッセイ付きのCD発売という点と、映像化しやすい作品という事から、他メディア売り上げの相乗効果目的のステマW受賞に感じました。 これを本気でW受賞させたのなら、小説並びに音楽への冒涜です。 これに恩田さんは構想12年、執筆7年、大学卒業まで音楽していて、こんな尻切れとんぼと言うのが現実とは思えない。まぁ恩田さんは尻切れとんぼが普通の作家なので受賞させた審査員が1番信じられませんが。 ただ、対比出来る作品群があるからこそ、そう感じるだけで対比作品がなかったら僕も雰囲気に呑まれて『W受賞凄いな!』と☆4にしてたと思います。 この作品を読まれた方、恩田さんの最高傑作は『ドミノ』になります。本屋大賞作や音楽小説では上記の作品たちの方が、もっと感動出来ます。 そして今後、今作を読まれる方、期待せずに読むと楽しめるかと思います。 | ||||
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「あっという間に読んでしまいました」というレビューがありましたが、下手に音楽を知っているせいか一曲一曲が思い出されて、しばしそれにひたらないと先に読み進まない(ながら族ではないので)、という疲れた読書になりました。唯一このコンクールのためのオリジナル曲(架空の作曲家による)があって、ありがたかったです。 さてこの小説、本当にこのような結末を最初から構想されていたのでしょうか。 「音楽を外に連れ出す」という魅惑的な主題を持ちながら、結局コンサート会場で自然を感じられるくらいのことで終わっていることはちょっとがっかりです。 クラシック音楽の在り方、行く末など、端々に興味深い考察がありながら、結局すべて中途半端なままの単なる恋愛小説に終わっていました。 オムニバス形式の恋愛小説としては、楽しめましたが。 それにしても、どのような権威ある国際コンクールであれ、一つのコンクールにこれほど天才が集中するってありえません。 | ||||
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普段、直木賞受賞作には見向きもしないのですが、佳作を挙げることもある本屋大賞も受賞したとのことで、読んでみました。 感想としては、一気に読ませるしそれなりに面白いけど、わざわざ人に勧めるほどかな?という感じ。 題材となる音楽コンクールやクラシック音楽について相当勉強されたことは十分伝わりますし、良くも悪くも軽い文章なので、ぐいぐい読ませます。現代の資本主義社会で音楽業界が直面している問題やアーティストのジレンマについてもよく描かれていると思います。 しかしながら、プロットと人物造形には現実味がなく、如何にも娯楽作品向けという印象。語弊があるかもしれませんが、ライトノベル的とさえ言えます。いやまあ、エンターテインメントなんだから、多少はね? しかし、あまりに非現実的すぎる…お前のような天才がいるか。ロクにピアノに触れる環境にすらいないのに超絶技巧、独創的な演奏ですか…。天才を舐めないでいただきたい。 また、楽曲を文章で表現するのは非常に困難な作業であると承知してはいますが、もともとの表現力に突出したところがないので、コンテスタントの弾く楽曲の描写には今ひとつ乗れませんでした。全体的に冗長で陳腐、CDの解説書を見れば書けそう、あまりに安直すぎる表現で苦笑してしまった箇所もあります。まあ楽曲のイメージって人それぞれですけどね。途中でお腹いっぱいになったので、物語の最後、コンクール本選の描写があっさりしていたのは逆に有り難かったです。私自身は、まだ多数のコンテスタントがひしめき競い合う予選の段階にフォーカスして描くのは、コンクールをテーマにする作品という観点からはあながち間違いではないと思うので、コンクールの各段階に対する文量配分が不適切だとは特に感じませんでした。 クラシック音楽のコンクールを仮想体験できるという点ではお薦めできます。 けれども純文学では勿論ないし、重厚な人物ドラマも期待できません。そもそも主要人物たちが揃いも揃ってコンクールの結果にそこまで拘ってないって、音楽コンクールを題材にした作品としてどうなの…。知ってる人には常識ですけど、クラシック音楽の世界って綺麗事ばかりではないですよね。むしろその対極です。これ、実際にコンクールで汗と涙を流した人が読むとどんな感想を抱くのでしょうか…。 感覚としては、娯楽小説というより漫画を読んでいるのに近いです。 クラシック音楽に興味があって、読書が好きで、類似する作品を読んだことがない人にはお薦めできるかな?といったところです。 | ||||
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