華麗なる論理パズルの誕生。同期会が催された山荘で3日3晩に3人のメンバーが絞殺された。

楽しいはずの独立記念祭をひかえて、アニーの心は重かった。

2025年、腐蝕の街・東京―。人々を震撼させた連続猟奇殺人鬼“ドク”が、再び彼を襲う。

無名だが才能溢れる若者たちが情熱を傾けて取り組んでいた特撮映画「大怪獣ザラス」。

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。

アリスがまだ魔女や妖精を信じる幼い少女だったころ、親友のエルシーが突然姿を消した。

パラダイン男爵家を脅かす怪現象の数々―ポルターガイスト、うろつく尼僧の亡霊、外から鍵をかけた部屋で夜ごとひとりでに曲を奏でるハープ。

古来よりきわめて盛大であった京都の葵祭。西陣の繊維問屋の長女富川朝子は、祭の女王ともいうべき斎王代に選ばれた。

奇妙な手紙が十津川に届く。

十一年前、私が高校卒業を控えたある日、長野県小諸で両親の営む旅館が放火され、身元不明の美しい女性が焼死した―旅行作家川内功次郎のエッセイを読んだ女性が、焼死したのは姉で、放火犯を捜してほしい、と十津川警部に懇願した。

日下刑事は困惑していた―。

中央サウンドの戸田琢二は、テレビやラジオなどのBGMに使用するための、代表的な「日本の風」の音が欲しいという依頼を受け、京都の竹林を吹き抜ける風、鳥取砂丘に風紋を作る風を録音した。

悪の吹きだまりを生きてきた男。理知的な顔だちの裏に、もう一つの顔を持つ女。

強引な捜査が原因で警察を辞職したダイヤモンド。デパートの警備員として雇われたものの、再び失職してしまった。

山頂から愛のメッセージを送るために山麓に恋人を残して頂に向かった影山隼人。しかし翌朝、彼は無残な死体となって発見された。

その二人の男たちは皮膚の皺の寄り方すら寸分違わなかった…。双生児として宿命を授かった男が考えに考え抜いた完全犯罪。

おもしろ怖い絶品。

帰省する途中、大学生の醍醐と夢摘は車中に脱走した子供が紛れ込んでいるのを発見した。

誕生日を祝うはずの若い女性が、横浜のホテルで青酸化合物入りの洋酒を飲み変死した。

“ある所に不老不死の仙薬と、美女をはべらす「悦楽のルート」がある”殺人容疑で逃亡中の多門辰也は、バスの中で自分に酷似した男から、そう打ち明けられた。

「最悪、ゆえに存在価値あり!」。『笑う万月』に続く第2弾エッセイ集。

多重の謎と驚愕の真相。これぞミステリの醍醐味。

厳寒の北アルプス、焼岳で男の変死体が見つかった。その男はツエルトから首を出した格好で頭を割られて死んでいた。

輝きに満ちた天国の階段―本書には、創作の神の恵みが溢れています。全篇新作書下ろし。

2034年、地球の夜空から星々が消えた。正体不明の暗黒の球体が太陽系を包みこんだのだ。

鉄を食べる人間が出現した!彼らはやがて大阪の街の一郭から、日本全国へとひろがっていった。

二十五歳の女教師が、廃校となった校舎内で男たちに乱暴された後、改造銃で射殺されるという残虐な事件が起きた。

北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼に、奇妙な光景を目撃したとの通報があった。

連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。

雪に閉ざされた山荘。

「大人の犯罪を犯す子供はもはや子供ではない」凶悪化する少年犯罪に警察は市民に宣言した。

記憶狩りによって消滅が静かにすすむ島の生活。人は何をなくしたのかさえ思い出せない。

太閤秀吉の愛妻・淀の方が秘所に潜ませた歓喜をよぶ「楊貴妃の鈴」を浮気相手に盗まれた。

太閤秀吉の愛妻・淀の方が秘所に

ヴィクトリア朝のロンドンの貧民街で娼婦が絞殺された。

覇気あふれる初期の3大長編会心作! 幕末騒乱の中で剣に己れを賭けた伊庭八郎、関ガ原にいたる戦乱を生きぬく忍者・丹波大介の凄絶の死闘、元禄の世に大衝撃をあたえた剣豪・堀部安兵衛の見事な進退

自らの掟に従い、15歳で父親を手にかけた少年。一人息子を国家に惨殺され、それまでの人生をなげうち鬼となった男。

本所深川をあずかる回向院の旦那こと、岡っ引きの茂七が、下っ引きの糸吉、権三とともに摩訶不思議な事件の数々に立ち向かう。

二の矢を携えず、ただ一矢のみを持って真剣勝負に臨む侍の姿を通し、 武士道の真髄を描いた表題作。

泡のような日々。静穏。

浅見光彦が淡路島の寺で出会った製薬会社の営業マンが刺殺された。

最北の国境をのぞむ利尻島で起きた変死事件。浅見に託された、「エンジン不調、不時着する。

無人島とはこれまた古風な―とは言い条、お得意ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店“北斎屋”の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島へ。

我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。

杉原爽香、二十六歳の春。友人の田端将夫が社長を務めるG興産で、爽香は畠中澄江という女性に出会った。

クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。

臍出しルックのために臍整形を母親にねだる少女。しぶしぶ娘と病院を訪れた母親が下した意外な決断とは…。

群馬、新潟間を結ぶ世界最長の谷川トンネル坑内で、核燃料輸送トラックを先導する県警パトカーが、横転したタンクローリーに激突、さらに車数台が玉突き衝突して炎上した。

“息子を誘拐した。

北多摩署・相馬刑事には、三年前、再会を誓った少女・坪山千江がいた。

大震災直後の阪神、折尾調査事務所の別所が受けた依頼は、男を一人捜せばすむはずだった…。

四月初旬、都会では桜の季節だが、三千メートル級の山々がそびえる中央アルプスは、まだ厚い雪に覆われていた。

北宋―遼、西夏の外圧に苦しみながら都市文化が繚乱とした時代、検屍の技術・制度は当時の世界最高水準に達していたという。

奈良から柳生村に通じる滝坂の道にある首切り地蔵が何者かに盗み出され、その跡に首を切断された男の死体が磔にされていた。

富士山麓に広がる青木ヶ原樹海。自殺の名所とよばれるこの場所で、左手のない首吊り死体が発見された。

東京都内で、毒物による変死が連続して発生。捜査に乗り出す、警視庁科学特捜班の五人のメンバーたち。

いよいよ、キッド・ピストルズが講談社ノベルス初登場!名探偵が活躍する「パラレル英国」で起こるのは、童謡がらみの連続変死に、「靴の館」の雪の密室、死んだはずの子供の誘拐に、「最後の偉大な執事」の謎、拘束具に身を包んだ娼婦の惨殺と五つの怪事件!全編に溢れる、本

人も街も、バイオレンスと隣り合わせの文明社会。連続殺人の濡れ衣を着せられた精神分析医が吠える。

1971年ワシントンDC。

ダニーとボブの狙撃ティーム“シエラ・ブラヴォー・フォー”は幾多の戦闘を勝ち抜く。

真夜中に家に忍び込んできた強盗。不意に発砲され、家主のリチャード・デインは男を射殺してしまう。

公安刑事とのキャッチボールに倦み疲れ、仮面と素顔の区別がなくなった俺の脳髄に、現れては消える殺人現場の記憶。

「私を殺していただきたいのです」―大富豪・千住忠高の晩餐に招待された四人の男は、千住のとんでもない頼みに呆然とした。

堕天使!堕天使!この稀代の怪人は一挙に男女十数名を惨殺し、日本各地に花嫁衣裳の死体をバラ撤いた。

彼を殺したことを告白します…枕元にいた映画監督のトマスを神父と誤り、死の間際、老人はそう囁いた。

夫が肺癌で死んだのは、長年の喫煙が原因だ―未亡人はタバコ会社を相手どって訴訟を起こした。

熾烈な陪審員買収工作が水面下で進行するなか、被告側陪審コンサルタントの親玉フィッチに近づいた謎の美女マーリー。

里見昌枝は、結婚七年にして突然、夫の慎治が嫌いになった。

工業用プラスチックを作る洋和化学工業に勤める山本甲介。

1958年のNY。元CIAの腕利き工作員ウォルターは、欧州から愛するマンハッタンに帰ってきた。

ダイアナの父、辣腕で鳴らすチャーンウッドは、我々の企みをすべてお見通しだった。

1931年、豪華客船「女王陛下号」に乗りこんだ詐欺師コンビ、ガイとマックスの目にとまった絶世の美女ダイアナ。

北アルプスを縦走中、雪盲に罹った魚住晋一は、草野夕子と名乗る若い女性に助けられた。

自分の偽者が出現!?―小説家・北村直樹を騙る男が、女性に対し、詐欺行為を繰り返しているという。

天の橋立に向かう列車内で殺人事件が起った。被害者は、東京の証券会社に勤める田辺義彦。

タナーの飲み友達のトムが、謎の自殺を遂げた。

京都・一条戻橋で、安倍晴明の生まれ変わりを自称する行者が辻説法をおこなっていた―「平安銀行の会長に呪いをかけた。

拳銃使いローランドは、新しい二人の仲間、車椅子のスザンナと麻薬の運び屋だったエディとともに暗黒の塔への旅を続ける。

アカデミー賞授賞式の夜、見事に監督賞を射止めたブルースは、意気揚々と帰宅する。だが栄光の夜は、思いもよらぬ展開を見せた。

新橋駅から歩いて五分のおもちゃ屋で殺人があった。

第一次世界大戦後の英国。ウォリックシャー州の静かな村で、乗馬中のハリス大佐が惨殺される。

ムーアたち特捜班は少年男娼斡旋所を監視下に置く一方、犯人割り出しに努めるが、犯人は捜査の網を潜り犯行を繰り返した。

テキサスの若き経営者にふりかかった放火の容疑。

八ヶ岳の岩場から絞殺された若い女性が投げ込まれた。

西表の密林で発見の死体は失踪中の男?私立探偵・岩波をリーダーとする探検グループのメンバー真那津が、阪神大震災で母を亡くした少女・花をつれて神戸から帰京した。

骨の折れる音に耳を澄ますボーン・コレクター。すぐには殺さない。

ある日、大学の後輩とおぼしき男から郵便が届いた。「読んでください。

―紀元71年のローマ。

名医として町の尊敬を集めるベンだが、今まで暗い記憶を胸に秘めてきた。

握手をするように人を殺す男。一歩踏み出したらもう戻れない。

政界進出を噂される官僚出身の元総理大臣秘書・佐久間要が、謎の写真を残して失踪した。

インターネットのホームページに小坂井ゆきという人物の葬儀を知らせる奇妙な伝言が。

雑誌「旅と人間」のカメラマン・木下孝は、新型寝台特急“サンライズエクスプレス”を取材するため、高松まで乗車することになった。

日本を代表するシャーロッキアンによる新訳全集第5回配本第6巻。

島での連続殺人、各現場に残された『バベルの塔』の絵―。

自殺を図り奇跡的に助かったらしい写真家の女性は、昏睡から目醒めたとき過去数日間の記憶をなくしていた。