真夜中の死者
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種別
長編
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評判
真夜中の死者の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
真夜中の死者の総合評価:
4.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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巻末に書かれている筆者の「青樹社版あとがき」は大切なコメントです。
「初期作品集のお話を受けたとき、私は何度か固辞した。手を入れるどころか、読み返すこと自体に、躊躇したからである。」という感想は津村秀介の本音だと思いました。
収められている「沼の偽り」は作者が「推理小説の体を成していない」と述べているように推理小説ではありません。1964年に立原正秋らによって創刊された同人誌「犀」の創刊号に収められた純文学の作品ですから。この作品以降、推理小説の方面に津村の関心が移るわけで、津村の作品群を俯瞰して眺める上での意味合いはあるでしょうが。
個人的には期待が勝ちすぎて、読み進めるのが苦しい作品でした。推理小説への転身は正解でしたね。
「美貌という名の仮面」は後に書かれた「時間の風蝕」の原型にあたるもので、そちらを先に読んでいたので、内容の新鮮さはありませんが、津村の個性が感じられる作品でした。登場人物、設定等は全て変えられています。
この短編集の巻末に津村秀介著作リストが掲載されています。出版社、発売年月日だけでなく、推薦・解説者が収められていますので、津村ファンにはありがたい配慮でした。
一般的にはどうかな、という思いを持った短編集ですので、それを分かった上で興味がある人は手に取ってください。