定山渓・支笏湖殺人事件 寝台特急「エルム」の暗転
- 琵琶湖 (35)
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旅行に行きにくい時世柄なので旅情だけでも楽しみたいと思って購入 風景や人物の描写がクドくなくてそれていて印象に残る感じが良かった 犯人と真正面から対決すると言うよりは少しずつ犯人の足取りや影を追っていく謎解きも面白かった | ||||
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津村秀介お得意のアリバイ崩しの本格派推理小説です。湖シリーズの第9作にあたります。2000年9月に鬼籍に入られた後にファンになったわけで、後追いでその著作を少しずつ読み進めていますが20作近く読んでも飽きませんし、毎回ワクワクする展開が待ち受けており、期待を裏切らないのが嬉しいです。 犯人と思しき人物はかなり早い段階で書かれていますが、今作は特にアリバイが堅牢で、それを崩すのは至難の業と思えるような張り巡らせ方がしてありました。作者が好きだった詰将棋のように様々な仕掛けが施してありますので、それを一つずつ解きほぐしていく過程が魅力になっています。内容は、紹介されているあらすじを見ていただくとして、それ以上の情報は出せないのが、推理小説のレビューの辛いところです。先入観を持たずに読むほうが作品の中に没頭できますので、紹介する際もそこのところは注意を払うようにしています。北海道の不凍湖・支笏湖と日本最大の湖・琵琶湖において、特殊な構造を持つある凶器によって、ほぼ同時刻に殺害された、という設定が見事に生きています。これだけ広範囲なエリアをカヴァーしながら、被害者と加害者を結び付けていくカギは何なのか、というくだりが上手く描けているからこそ読みたくなるのです。殺人の動機の背景は、津村秀介お得意の社会背景を反映したものですので、違和感はありません。このあたりの描写は達者です。殺人を行った状況には少し無理があるとは思いますがそこのところは目をつむります。今回もまたルポライター浦上伸介とアシスタントの前野美保、先輩の毎朝日報横浜支局の谷田実憲による謎解きで、3人の生き生きした鋭い推理展開が魅力的でした。 | ||||
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