諏訪湖殺人事件



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初公開日(参考)1988年04月
分類

長編小説

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諏訪湖殺人事件 (光文社文庫)

1991年06月01日 諏訪湖殺人事件 (光文社文庫)

信州・諏訪湖畔の毒殺死体は、殺人で指名手配中の永沢洋三だった。事件を追うルポライター浦上伸介は、永沢の愛人・関根由貴の存在をつきとめたが、彼女は銀行から1億5千万円を横領し蒸発。ところが、由貴は諏訪湖の事件から24時間後、愛媛宇和島で服毒死。しかも現場に死者永沢の指紋が。列車を駆使したアリバイトリックの妙味。浦上は時間の壁に挑んだ。 (「BOOK」データベースより)




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No.2:
(4pt)

信州 諏訪湖とはるか遠方の場所とのつながりは如何に

肩の凝らない小説と言えば推理小説が挙げられます。津村秀介のトラベル・ミステリーは気分転換にはもってこいの内容ですし、結構しっかりとした展開が組まれています。作家が亡くなってからファンになったわけで、後追いでその著作を少しずつ読み進めていますが飽きませんし、毎回ワクワクする展開が待ち受けており、期待を裏切らないのが嬉しいです。

雑誌記者であり、名探偵でもある浦上伸介が今回も活躍します。作者・津村秀介の分身のような浦上は実によくお酒を飲みます。その飲んだくれぶりと鋭い推理の取り合わせが魅力なのでしょう。

この『諏訪湖殺人事件』は、『宍道湖殺人事件』を第1作とする「湖シリーズ」の第3作にあたります。諏訪湖以外は、かなり遠方の地も舞台となり、そこを結ぶであろう道中が強固なアリバイとなって読者の前に立ちふさがります。旅の道中や出張の途中で本書を手にとる読者に共感をうむような設定です。リアリティが小説に付加されているからこそ、出版社を代えて再発売されているのでしょうから。

ネタばれにならないように注意しますが、今回の殺人の動機の背景は、いつもの津村秀介が得意とする社会背景を反映したものとは少し違い通俗的でした。加害者と被害者の関係は別として、ラストには恒例のアリバイ崩しが始まります。
被害者の場所が相当離れているだけに、アリバイはよく練られており、時刻表に書かれたダイヤを駆使しながら、堅牢なトリックを崩していく過程は、読者にとってもパズルを解く快感につながっています。それよりも小説としての文章の深みが津村秀介の持ち味で、今回もそれを堪能させてもらいました。
諏訪湖殺人事件 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:諏訪湖殺人事件 (光文社文庫)より
4334713505



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