京都着19時12分の死者
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本書は1986年7月に単行本で発売され、1989年7月に講談社文庫化した後、2003年12月に光文社文庫として発売されたものです。このように文庫として再発売されるということは、それだけの値打ちを占めていると判断しているからでしょうから。 津村秀介は、長らくルポライターとして生計を立てていたことにもよるのでしょうか、登場人物の描写に優れています。その背景、家族、職場の描き方、そして動機など。社会派推理小説として大変しっかりと描けていると感じました。 また本格派推理小説として、表題『京都着19時12分の死者』にもありますように、時刻表という時間と空間に制限があるものを題材に使用しています。 アリバイ崩しとその構築はとてもよく出来ていると思います。その他のトリックも一定の巧さを秘めており、読み応えがありました。多作な作家ではないので、かえって1作にしっかりとした取材と描きこみができているようです。そのあたりが他の有名な量産作家の姿勢とは違うところでしょう。 推理小説ですからネタばれになるようなことは書けませんので、レビューは難しいのですが、今ならもっと違った展開になるでしょうし、殺人に使用したものも変わるでしょう。ある一定の時代性を考慮しながら読み進める必要はあるかもしれません。 | ||||
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