小樽発15時23分の死者
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
小樽発15時23分の死者の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
小樽発15時23分の死者の総合評価:
8.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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北海道から東京までを移動する中で作り上げられた強固なアリバイを崩さないといけないという津村秀介特有の凝った展開ですので、本格派ファンにとって満足のいく内容だと思います。
推理小説の場合、何を書いてもネタばれになりそうで、慎重に書きます。彼のアリバイものは大変練ったものですし、今回は凶器そのものにアリバイがある、という2重のアリバイ崩しをする、というのが本書のテーマです。
そのトリックはよく出来ているのですが、小説の世界でしかおこりえないエンターテイメントであるとも思いました。警察は必ずそのトリックを見破りますし、凶器そのものをアリバイとして成立させる行動もあり得ません。普通凶器は残さずに抹殺するはずですから。あくまでアリバイ崩しの材料として使用している、という理解で読みました。現実と推理小説の本質的な違いでしょう。
津村の小説は、犯人や被害者の動機、背景、人物描写、登場人物など、社会派推理小説としての魅力も沢山持ちえているからこそ読まれているのだと思います。今なお再発売されているのもアリバイ崩しの醍醐味を知る根強いファンに支えられているからでしょう。
講談社文庫版の解説は山前譲氏が書いています。シャーロック・ホームズから始まり、クロフツ、鮎川哲也を引き合いにだし、それらの作品と照らし合わせながら津村の作品を評しています。作風が違いますので、それはどうかなと思いましたが、読み物としては参考になりました。