戦後ハリウッドの映画界でもがき、爪痕を残そうと奮闘した特殊造形師・マチルダ。

星の数ほどあるケーキの種類のなかでも、不動の人気を誇る「苺のショートケーキ」。

分かるし、刺さるし、救われる――自由になれる7つの物語。

島に現れた巨大カマキリと連続自殺事件を結ぶ「鍵」とは? 荻原版「ジュラシック・パーク」ともいえるサスペンス長編。

上司との不倫にやぶれた「あたし」は、 自暴自棄になり、夜の公園を彷徨う。

ドンデン返しの魔術師、第三短編集。

地方公務員への国際結婚斡旋にロシアンマフィアが絡んでいる――。

遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。

「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」――かつて皇祖が口にしたというその言葉が現実のものとなり、次々と災いの連鎖が起きていくなかで、アイシャは、仲間たちとともに、必死に飢餓を回避しようとするのだが……。

女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。他、短篇の名手が贈る、和佐見消防署消防官たちの9つの物語。

岩倉の〈警察内での〉宿敵・サイバー犯罪対策課の福沢が殺された。

菊作りで糊口を凌ぐ御家人の中江と知り合った、朝顔同心こと中根興三郎。ある日、彼は、中江と間違えられ謎の侍に襲われて……。

呪われた帆船で連続する怪事件は 悪魔の仕業か? 海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。

明治時代のニッポンにも、感染症との終わりなき闘いに挑んだ二人の男がいた。

あなたのお父さんは、殺人犯なの――? ネグレクト、貧困、そしてコロナが少女たちを追い詰める。

日本人特派員、土井垣侑が降り立ったソ連は“特ダネ禁止”の地だった。

かつて広島の比奈町に現れた謎の類人猿・ヒナゴン。約三十年ぶりの目撃情報に町は右往左往。

森藩藩主の命により、参勤交代に先行して国許の豊後国を訪れることになった小籐次。

1968年、静岡県千里見町に近づく台風は、五十年に一度とも百年に一度とも言われる豪雨をもたらしていた。。

2021年2月、7年ぶりに声を聞く母からの電話で父の危篤を知らされた小説家の「わたし」は、最期を看取るために、コロナ禍下の鳥取に帰省する。

「臨床犯罪学者 火村英生シリーズ」誕生から30年! 最新長編は、圧倒的にエモーショナルな本格ミステリ。

僕が恋したのは、美しい80代の女性でした…。

大人気「幽霊」シリーズ第27弾! 宇野警部と恋人の永井夕子が旅先のレストランで食事をしていると、”死んだはずの男”から「予約」の電話が入った。

ミュージシャンとなった僕は、元牧師の“電気治療(ヒーリング)”のおかげでヘロイン中毒を克服していた。

少年時代、僕の町に新任牧師がやってきた。

日常の娯楽、おやつの時間。銀座の名店から量販店のお菓子まで、甘いのもしょっぱいのも分け隔てなく食べ尽くします。

赤い博物館こと犯罪資料館に勤める緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に、未解決事件に挑むシリーズ第二弾。

25年前に別れた恋人から突然の連絡が。「あなたの息子が重体です」。

切り立った岩の上で独り稽古を積む、藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男・屋島剛(やしまたける)。

武者修行中の嫡子・空也の身を案じる江戸の坂崎磐音のもとに、長崎会所の高木麻衣から文が届く。

ホラーミステリーの名手による、素人探偵「物理波矢多(もとろいはやた)」シリーズ第3作。

アフターコロナの介護業界の闇に迫る社会派ミステリー。 高齢化が進んだ団地は、都心の限界集落といえる。

東京の生活に疲れ、仕事も恋人も捨てて上海留学した有子。ある日、大伯父の幽霊が突然現れ…。

二十億円を用意しなければ「特急リバティ会津」を爆破するという脅迫状を送り付けた「戊辰百五十年の歴史を正す者」の真意とは?

女性の膝に異常に興奮する男、怪しい育毛剤に手を出す青年、アヒルのようなお尻の女子高校生。

没後に発見、 青春歴史小説! 現代の高校生たちが 過去に転生してーー 西郷隆盛 大久保利通 勝海舟 江藤新平らを 援け、奔走し、 明治維新に立ち会う! 浩太、舜、冬実、美樹の 高校生4人は、 交差点で雷に打たれ、 目覚めると、明治維新直後の時代に転生し

大身の旗本・山崎主税助の屋敷の池に妙な生き物が棲んでいるとか。

八月の新月、三毛猫のマスターのもとに、美しい海王星の遣い・サラが訪れた。特別に満月珈琲店を手伝うという。

新小岩駅南口、下町情緒溢れる商店街の路地裏にある居酒屋・米屋。カウンター七席の小さな店に今夜も悩みを抱えた客が訪れる。

平戸を発ち、長崎へと辿り着いた空也は、島巡りの途中で出会った長崎会所の高木麻衣、奉行所の鵜飼寅吉と再会する。

長崎の地で福岡藩黒田屋敷の剣道場に加わり、稽古を繰り返す空也。

直木賞候補作、高校生直木賞受賞作『くちなし』から4年―― 私たちは一人じゃない。

菊池寛の将棋小説への疑問、志ん生のCDに隠された秘密、小津映画の原作をめぐる謎……国語教師の父と編集者の娘が解き明かす。

『満願』『王とサーカス』で「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の国内部門1位でミステリーランキング3冠を2年連続で達成。

ひとりにつき650万円で始末してくれるビジネスライクな殺し屋、富澤。

クワコーが帰ってきた! 「日本のジーヴズ」と讃えられるユーモアミステリ不屈のカムバック。

小説誌編集者・田川美希は本にまつわる謎にてんてこ舞いの日々だ。

学習塾からアルバイト講師の時間外労働の相談が持ち込まれた。

四日市支局長の藤岡が川で転落死。

事故をきっかけに左手に亡き兄・海斗が宿った高校生の岳士。

真犯人を探すため違法ドラッグ密売組織に潜入した岳士に危機が迫る。

日課の研ぎ仕事に精を出す小籐次親子の前に現れた貧相な浪人。

眉月に縁がある高麗の陸影を望む対馬へと辿り着いた空也。

一九二三年、大震災による未曽有の被害で帝都は壊滅状態にあった――。不安と恐怖から人心は乱れ、治安は荒れるばかり。

親しい人だけでなく、この国さえも操ろうとした、愚か者がいた。

この者は、神か、悪魔か――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。

山下公園前に浮かぶ氷川丸や象の鼻パーク、コスモワールドの観覧車、外国人居留地――横浜の歴史的名所に、隠された謎を解き明かせ。

『黒面の狐』事件後、海運の要から戦後復興の礎となろうと灯台守になった物理波矢多は、二十年の時をまたぐ怪奇事件に巻き込まれる。

八代の湊を出た空也は、五島列島の福江島へと辿り着く。

ヘイトクライムの犯人を捕らえた流浪の名探偵ショウは、背後に自己啓発カルトがあるとにらんで潜入するが…。

死に場所を求め、生きる女が、裏切りの果てに辿り着いた終焉の地とは。

冴えない僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい 日常の風景が一転! 思わず二度読み! 痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。

――炎上、上等! ストーカーと化したADが自殺。 「悪女」「尻軽」と大炎上し焼かれた女子アナ。

シリーズ第十弾。最新長編。

あの子を「この国」に失望させない! アジアからの留学生であふれる北口の日本語学校。

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。

薩摩を発った空也は肥後国人吉城下へ戻り、タイ捨流丸目道場の門弟として同世代の若者と稽古に励んでいた。

戦後最大の怪事件、「下山事件」。その闇にイギリス作家が挑む未曾有のミステリー大作。

舞台はどこにでもある平凡なニュータウン。そこにカルト教団の信者の家族が引っ越してきます。

おみくじを引いたら大凶ばかり、墓からは死人が化けて出るし檀家は落ち目になる一方という深川の題経寺。

豊洲で高齢者を狙う殺人事件が発生。

大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。

私、人を殺してしまった―― 言い寄ってきた老人を灰皿で殴り倒した未亡人リナは、倒れ伏した相手を前に愕然とした。

薩摩国の国境に近い牛ノ峠に、一人の武者修行の若者が辿り着く。

外城衆徒との死闘の末、狗留孫峡谷の滝壼へ落下した若者は、大河を漂流するところを、薩摩藩前藩主・島津重豪の重臣、渋谷重兼と孫娘の眉月に救われる。

罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー! 「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。

外事一課の倉島は、「ゼロ」の研修帰りのエース公安マン。

「あなたは誰?」 徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく泉。

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。

人気作家6人の新作ミステリーがいきなり文庫で登場! 現在のミステリー界をリードする6人の作家による豪華すぎるアンソロジー。

『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートル、 まさに極上の心理サスペンス。 あの日、あの森で少年は死んだ。

台湾発、私立探偵小説の新たなる傑作が登場! 監視カメラの網の目をかいくぐり、殺人を続ける犯人の正体は? 劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ―チェン)は若い頃からパニック障害と鬱に悩まされてきた。

【第165回直木賞受賞作!】 鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とは――。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

三十二歳独身、声優になる夢に破れた未來は、入院した祖母を元気づけるため祖母の故郷、台湾・台南市を訪れる。

「この夏が、永遠に続けばいいのに」。

スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。

実家の農家を飛び出した女性 リタイヤした元企業戦士 夫に先立たれた介護士―― それぞれ秘めた思いを抱いて トラブル連発のロングドライブへ

――神の声が聞きたい。 牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。

大西洋を横断する豪華客船で母と娘が忽然と姿を消したーー。

〈生きるために、荒野を拓け!――大地に生きる人々を力強く描く長編歴史小説〉 赤土で水源に乏しい武蔵野原野は、長く耕作に不向きな土地だった。

惨殺事件の日、彼は旅行に出ていたはずだった。無実の男を陥れた〈アウトサイダー〉。

惨殺事件の日、彼は旅行に出ていたはずだった。無実の男を陥れた〈アウトサイダー〉。

『キネマの神様』映画化に際し山田洋次監督は自身の若き日を重ねて脚色。

大手出版社を定年退職後、カルチャースクールで小説講座を持つ澤登志夫、69歳。

本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。 娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。

十年振りに発見された少女の白骨死体。

天明八年、小梅村の尚武館坂崎道場。庭では九歳になった空也が独り稽古に励んでいた。

田沼との激闘の日々は遠くなった。尚武館道場に入門し、兄弟子と立ち合い稽古に励む空也。

寛政七年仲夏、豊後関前藩の湊に降り立った坂崎磐音一家。