台北野球倶楽部の殺人
- 野球 (93)
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日本統治下の台湾で日本人警察官と台湾人警察官が協力して事件を解決していく物語。 松本清張の『砂の器』にヒントを得たような記述が方々にある。 日本統治下の日本人と台湾人の地位関係を考えると、こんなことはなかったはずだと思いながら、終わりまで読んだ。 | ||||
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野球は登場人物たちのつながりの背景に過ぎない。一応、被害者が野球にはまった理由が野球の実力主義からというきちんとした理由はあるが。謎解き部分は推理マニアたちにはツッコミどころもあるのかもしれない。しかし、そのどっちの要素よりもこの小説は戦前台湾という舞台を描く社会小説として読み応えがあり、そんなこと言って良いのかわからないが謎解きを流し読みしても面白い。 戦前台湾の支配ー非支配の関係性を事件背景から暗めに描けているが、主人公サイドや他の本島人の描写を見ていると意外とただ抑圧だけがある社会でもないのがうかがえる。50年100年後の台湾に主人公が向ける思いは「そうならなかった」以上は虚しい思考実験だが、実際は主人公も当時の社会でもう少し昇進できたと思う。日本人の「相棒」には活躍シーンがまるでなく、良い友以上の存在ではなく「相棒」たりえてない。劣るのに階級が上の存在としてのみ配置されたのかな。台湾生まれの日本人の存在と彼の思いもいい。被害者の藤島みたいな輩も実際に居たのだろう。色んな人がいて、矛盾を抱え美しくはない社会だが、美しくなる可能性はあったがその前に壊れた世界、それを現代の目から再構築しようとして読み込ませてくれる小説である。繰り返すが、野球やトリックは重要じゃないです。 | ||||
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日本統治時代の台湾を舞台にしている時点で、かなりマニアック。台湾でも近年まで歴史教育の空白地帯になっていたし、日本では今もそうだろう。そのため、膨大な注がついている。 トリックとしては鉄道ミステリーがメインで、野球はあくまでも社会背景の一つ。 犯人側の身の上に起こった、殺人の遠因である事象がなぜ成立しえたのかに多少の疑問は残るが、全体としては秀作と言えるのでは。 ただ、申し訳ないが、このレビュー対象の邦訳自体は、最初の数十ページで、訳の整合性がつかないところが気になって仕方がなくなったので、読むのをやめた。 その後、原書を買って通読した。 | ||||
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ネタバレもあって細かくは書けないが、殺人の動機となった身バレについては、適当に流せたのではないかと思われ、腑に落ちない感がすごく残った。 殺人の動機は疑問だが、台湾のちょっとした歴史、台湾と日本の関係、特に台湾の人から見た日本みたいなことが分かったりしてなかなか良かった。 ただ、この本は初めから日本人読者をターゲットにしているのではないかということも思った。 翻訳については、読みやすく感じた。 | ||||
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読書中。 | ||||
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