「お前たちは島から生きて出られない」―廃墟の島『矢郷島』でのロケ中、突如送られてきた動画メール。

帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。

ミスター・ボーンズは犬だ。だが彼は知っていた。

萌子は、かつて夫だった男と待ち合わせをしていた。折り入って相談があるというのだ。

さらりと驚くような都市伝説を語る女。芸能界との繋がりを自慢する主婦。

真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。不登校の陽子と誰にでも優しいリン。

希少な映画グッズのコレクターの家が火事になり、プレミア品の数々が灰になった。

ネットで知り合った、顔を知らない6人の少年たち。

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。

お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟2人が切り盛りする小さな店「出雲屋」。

ボン・タン周辺で変身人間が銃撃される事件が頻発。“マーロッテ”オーナーのサムも銃撃されて重傷を負った。

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが解き明かす事件の数々。

幾多の難事件を解決してきた辣腕FBI捜査官スモーキーは、ある極秘捜査を命ぜられる。

リサには大きな秘密があった―それが動画サイト上で、世界に向けて暴かれていくのをスモーキーたちは呆然と見つめるしかなかった。

サンテレサ市警に正式赴任したセマーニ人の美少女ティラナ。

都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装に女面をつけた男の死体が見つかった。

夕士、高校二年の夏休み。魔道士の修行がレベルアップされ、息も絶え絶えな日々。

少年はなぜあえて五本足のクワガタを選んだのか。なぜこんな些細な出来事が夢の実現に悩む人々に勇気を与えたのか。

立花家の一人娘瑞紀にもたらされた格違いの婿取り話。糸を引くのは奥右筆組頭を手駒にしたい松平定信か。

俺は殺された。しかも世界一嫌いな男・別所に。

警視庁特命遊撃班に、はみ出し刑事の風見竜次警部補が赴任してきた。

鳴海市郊外の漁港で、悪漢刑事佐脇は不審な男に絡まれている女性を救う。地元で「美しすぎる漁師」と紹介された律子であった。

〜一路、江戸へ/剣術大試合を目前に、金杉父子が選ぶ岐路と最後の試練とは!〜 享保十一年初秋、江戸の金杉家では父不在のまま、長女みわとめ組の纏持ち昇平の祝言の日を迎えていた。

大富豪が殺された。

大好きなパパが死んでしまった。松木尚二は妻の佑子と九歳の娘・千絵を残してビルの屋上から飛び降りたのだ。

大学生・柱田真一はある日、反故紙の中から樋口一葉の遺稿らしき紙片を見つける。

浅見光彦は、芸能界の大物・加堂孝次郎が箱根の別荘で毎年開く豪華な晩餐会に招かれていた。

あの殺人機械、小島恵美子がかえってきた!とびきりの肢体に燃えるような瞳。残虐にして冷酷非道。

東京駅の爆破を予告する脅迫電話が、駅長室にかかった。五十万人の乗降客を人質にとった犯人の要求は一億円。

魔術師リュウがやってのけた一世一代の大奇術。

その銃弾が放たれたのは、1984年のことであった。

警察が20年前の射殺事件を蒸し返して来た裏には、刑務所にいる兄ゲイツの証言があった。

生粋の南アフリカ人作家が描く話題の国のダークサイド。

彼女の名前はアデル・ブラン=セック。比類なき知識と勇気、すばらしい行動力を持つ、パリでも評判のジャーナリストだ。

レッドカーペットを歩く、華やかなドレスに身を包んだセレブたち―歴史あるベルヴェデーレ劇場で、映画祭が開催されることに。

牢医師を務める千鶴は、子殺しの罪で小伝馬町の牢に入っているお勝から、娑婆に一人残してきた娘の暮らしぶりを見てきてほしいと懇願された。

電話の向こうで親友が殺された。死に際に僕の住所を殺人者に告げて。

「ああ…分かったよ。僕が―僕が、『王』になってやる」クローズド・サークル『王降ろしの国』。

東町奉行所に吟味役同心組頭として出仕する義弟の銕蔵と、久しぶりに楽しい酒を酌み交わした菊太郎。

柳原堤で、物乞い二人と浪人が次々に斬殺される凶事が起きた。

ドラマ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」も絶賛放送中、救命救急センター・速水医師の外伝が登場! 単行本に収録されたジェネラルの原点「ジェネラル・ルージュの伝説」に、新たに書き下ろした「疾風」と、その後の物語「残照」も収録! さらに、文庫用に

新宿で在日朝鮮人が殺害された。

年が明けたばかりのフィラデルフィア。雪に覆われた野原の地中から、胸の中央で手を組んだ女性の他殺死体が発見された。

発掘された九体の無残な遺体。

罪人に同情し、逃走の手助けをしたとして、同心の稲葉七十郎が蟄居を命じられてしまった。

いつの時代も生きて行くのは切ねェものよ―「福助」の息子の良助が、早朝、両親の弘蔵とおあきに、最後の挨拶にやって来た。

幕末・江戸の本所に、「福助」というおでんが評判の縄暖簾の見世があった。

空には暗雲がたれこめ、気温は下がりつづける。目前には、植物も死に絶え、降り積もる灰に覆われて廃墟と化した世界。

「野球って、こうやって、誰かと誰かを結び付けてくれるものなんだね」忘れがたい面影とともに、あのときの私がよみがえる…。

生活のためボストンに戻ったルイザは、親友と出かけた占い師の館で密室殺人に遭遇する。

社長夫人殺害の容疑者となった浅倉は無実だと信じ、調査を始めた田辺。塾講師の夫が不審な死を遂げた背景を知ろうとする新妻。

恋人にふられ、職場でもつらい目にあい、絶望に沈むOL玲香。

女子大生の夕紀は、ある日突然頭の中に響く声を聞いた。それはひとりの女の子の家庭教師をしろという命令。

将軍の首が消えた!尼将軍・政子の深謀とは?『銀漢の賦』『秋月記』『花や散るらん』で時代小説界を席巻した新鋭が挑む、鎌倉幕府最大の謎。

ある夜、逢坂柚希は幼馴染の紗雪と共に、重大な罪を犯そうとしていた舞原星乃叶を助ける。

島の豆腐屋で働く津奈美はシングルマザー。

極意“サニーサイドを捜せ”を使っても、目的の猫は捕えられない!? 美女とヤクザ、別々の依頼なのに同じ猫を捜すなんて……。

事務所で兄の射殺死体を発見した弁護士サイモン。兄は恐喝者であったが故に殺されたのか。

医師パーソンズは突如として25世紀の北米へ時間移行した。

捨てたはずの故郷に戻り、父が大金を持っているとの噂に踊らされた男。呆けて我がまま放題の母と猫の世話に煮詰まっていく女。

俺、28歳。金もなけりゃ、女もいない。

昼はマイアミ・デイド郡警察で働く鑑識チームの好青年。

この想いを告げられる日は来なくても―― 戦争で失明した放蕩伯爵とそこに突如現われた謎の美人看護師。

世界の医学界から注目される万能細胞に関わる先端技術を開発し、業績を伸ばしていたバイオセラピー社の社長・久枝治臣が広島のホテルの浴室で死亡していた。

解体するのが面倒と自宅に火をつけて北多摩署を困らせた家主。焼け跡から泥棒の死体が出てきて、仰天の事件に。

6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。

帝政ロシア崩壊直後の、ウクライナ地方、ミハイロフカ。

上野・アメ横。

桜の花が咲き、江戸が晩春に移ろう頃、佐々木磐音とおこんは小梅村にある両替商・今津屋の御寮で静かな日々を送っていた。

行方知れずとなっていた伝馬町牢屋敷の鍵役同心堀田平左衛門が、本湊町の沖合で死体となって引き上げられた。

宮崎一晃は、難病に冒された車椅子の画家だ。ゆっくりと全身が麻痺していき、十年後には寝たきりになる運命…。

幼時に父を亡くした勅使河原冴は、ずっと不思議な力に護られていた。

ギンちゃん&ムーちゃんは不思議な兄妹。

紗江の甥・俊は、小学生ながら天才的な絵を描き、この日もひとり石仏をスケッチしに行くが轢き逃げに遭い死亡。

根室の名勝・風蓮湖で発見された女の扼殺死体。死体には情交のあとがあり、その夫も姿を消していた。

看護婦・田代由美子の協力を得て、生涯最後の大作を描くために、三陸海岸の名勝・浄土ヶ浜に向かった老画家・篠崎源一郎。

メイドの結婚式に老医師の葬式と、ペニーフット・ホテルは大忙し。ところが老医師の柩には見知らぬ若い男が。

かつて四条大橋近辺には五つの芝居小屋があり賑わっていた。ただ一つ残った南座に加え、西座が復活。

山梨県の山林で行われた生態調査で、捕獲されたカラスの胃から大量の人骨が発見された。

夫の自殺がきっかけで立て続けに不幸な出来事に見舞われていた享子は、ある日訪ねてきた刑事から、友人でスピリチュアル系のライター・真弓の失踪を知り、行方を探るべく情報を集めはじめる。

江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代として働く周吉。

公園でゲートボールに興じているお年寄りたちを撮影した一枚の写真。そこから小さな物語が浮かび上がる。

被害者の血が抜き取られる連続怪事件が起きた。

高校生のクリスとエミーは誰もが認める理想的なカップルだった。

クリスは恋人エミリーの殺害容疑をかけられ、拘置所に収容される。

カボット家の末妹ポーシャは、姉と結婚した子爵の弟ジュリアンを一途に慕い続けていた。

ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にも、ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。

そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。

ある日、あなたのもとに届いた一通の呼出状。それはあなたが裁判員候補者として選ばれたという通知だった。

書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。

大東広告の社員・村久の恋人・恵津子が失踪した。

日常のなかで、ふと感じる誰かの“まなざし”。

モトクロスに人生の全てを賭ける貞二は、思うような結果が出せず、また、若い天才の出現に焦りを覚える。

新宿、仙台、福岡など日本各地で、見知らぬ通行人の女性をバットで殴って、死傷させるという事件が連続発生。

フリーランスの翻訳者・弘美は、自殺とみられた親友の死の真相をつきとめたことをきっかけに、探偵事務所の調査員となる。

ベロニクは、見知らぬ土地で見つけた自分のサインに導かれるように「三十棺桶島」と呼ばれる島へたどり着く。

私立探偵の松永は、政界の黒幕・服部宗十郎から、奇妙な身辺調査の依頼を受ける。

ビジネス界の一匹狼たちが情報を武器に、ある者は不審な死を遂げた友の復讐を果たし、ある者は巨大企業の策謀を暴く。

旅行代理店「WTA」の美代川麗子が添乗する、ライブハウスのスタッフと常連客によるツアー先のホテルで女性が殺害される。