(短編集)
柳生十兵衛秘剣考
- 歴史ミステリ (189)
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ミステリはもっぱら洋物派ですが、武士(剣豪)物の時代小説も好みなので、しかも初めて読むには入りやすい短編だったら購入するしかない!と飛びつきました。 4編の短編はミステリとしても、楽しめました。今までには読んだことのない剣豪時代物との組み合わせに新鮮さを感じました。剣の世界って奥深いなぁと改めて思いつつ、そこにミステリをどう絡めていくのか、ワクワクしながら読みました。 特に4編目の新陰流“月影”は、小説でないと、味わえないミステリに仕上がっていて、読みながらそうだったのかーっと唸ってしまいました。 女剣士毛利玄達と柳生十兵衛の剣術に長けた者同士のやりとりも面白かったです。 剣豪に詳しいわけではないですが、宮本武蔵やら出てきて、豪華だなぁと思いつつ、ミステリだけでなく、剣術の話題としても楽しめました。 1冊目のこちらの本を読み終わり、2冊目も購入しました。楽しみにしています。 ドロドロとしたところがなく、嫌味なくさっぱりと読めたのが良かったです。 | ||||
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ミステリとしては、謎解きに不満が残るが、娯楽時代劇として読めばおもしろいと思う。 十兵衛がホームズ、男装の武芸者、毛利玄達が(ほぼ)語り手にしてワトソン。 という構成上しかたないのかもしれないが、諸国をまわって修行しているわりには玄達が バカに子供っぽくて違和感あり。 ただ、体育会系美少女の趣のある玄達も、豪放な十兵衛も、さっぱりした個性に書かれていて つかず離れずの適切な距離感がイイ感じ。とても爽やか。 情景としては、雨のしのふる、桜の吉野山をふたりで登っていくときの場面がよい。 春の初めの雨の冷たさ、その雨をうけて香る春の土の香りがするようだ。 | ||||
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なかなかないタイプの時代小説。最近時代小説+ミステリ+ラノベ風味というのは、かなり増えてきたジャンルだが、本作は、謎解きの内容が、伝説の達人の秘剣の謎を解くというもので、そこに殺人も絡むから、なかなか奥行きのあるミステリになっている。男装の武芸者玄達を出して、柳生十兵衛と絡むところが、軽くラノベ風味で軟派と言われそうなところを、緻密な時代考証と背景が、うまく引き締めている。良く読むと、各話に、ラストエピソードの伏線が、ところどころに仕込まれ、ミステリとしても緻密で端正な作品になっているのが興味深い。それと、これはお約束だから、いたし方ない、どの時代小説にも言えることだが、携帯も電話もなく、各地を渡り歩く武芸者が、良くところどころで都合良く巡り合って戦えるものだとは思った。よく、宮本武蔵が、その時代の超一流の他の武芸者、例えば伊藤一刀斎とかと勝負してないのはなぜだ?とか、本当に強かったのか、どちらかが勝負に逃げているだけじゃ?とかあるが、それは案外単純な理由。お互いに相手の居場所が分からないから、すれ違ったり、遠方すぎて、たまたま行く気分じゃなかっただけとか・・・。大体、仇撃ちだって、ほとんどは仇に巡り合えず一生探し続けて諦めることが多かったみたいよ。そんな事は余談として、面白かったのは間違いない。しかし、これは一冊だけなのかね。シリーズ化してほしいところだ。 | ||||
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ミステリのふりをした剣豪小説、もしくはミステリにかこつけたチャンバラ小説であります。 主人公柳生十兵衛をはじめ、塚原卜伝、草深甚四郎、小笠原源信斎、宮本武蔵など、メジャー級中心に剣豪が集められており、剣豪小説入門編としてもぴったりでしょう。ミステリ的な謎解きよりもチャンバラの盛り上がりが見もの。 さりげなく上杉謙信女性説が確定あつかいだったり。 | ||||
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柳生十兵衛を探偵役にすえた時代ミステリである。4本を収める短編集となっている。 ただの時代ミステリではなく、剣豪たちの「伝説」を解き明かすのが主眼である。柳生家当主と「土佐のト伝」との戦いに隠された目的、遥か遠距離から敵を倒した達人の技の秘密、真新陰流の必殺技とはなんだったのかなど。 切り口としては非常におもしろいと思う。 しかし、結末はがっかり。拍子抜け。かなり不満が残る。 | ||||
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