骨ん中



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初公開日(参考)2003年04月
分類

長編小説

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骨ん中 (小学館文庫)

2011年03月04日 骨ん中 (小学館文庫)

一九九四年。東北の地方都市・岩館で絶大な影響を誇る川戸建設会長・川戸英太郎は、特別背任容疑の渦中にいた。逮捕直前には、息子で社長の英介が自殺したが、英太郎は容疑をすべて認め、裁判は淡々と進んでいった。程なくして懲役二年の有罪判決を受けた英太郎は、あらゆるものを失い、静かに朽ちていった。すべてが決したかにみえた八年後の二〇〇二年冬。この事件を追い続けていた東日新聞社社会部記者・宮浦弘樹が、川戸英太郎の死亡記事を地方紙の片隅に偶然見つけたことから、物語は激しく転調を迎え、三代にわたる一族の“血の物語”を呼び覚ます。 (「BOOK」データベースより)




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骨ん中の総合評価:7.60/10点レビュー 5件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(4pt)

うーん、複雑

巻頭にある「主な登場人物」で川戸家と福永家の家系図と姻戚図を最初に作成し(できれば余白をもたせた広い紙に)、読みながらそれにいろいろ書き足していくことをお勧めします。最終的にはかなり複雑になってきますし、細切れに読むと途中で今の主人公の「川戸」さんがどの川戸さんかわかりにくいので。
小説としては、親子の情あるいは任侠に近い判断と、法律に従った判断とのせめぎ合い。個人的には前者の方が正しく感じるのは日本人のせいでしょうか。
親が子を思う情に打たれた後に渦が巻いて整理される思いがけないどんでん返しと、語られないその先が気になる小説です。
骨ん中Amazon書評・レビュー:骨ん中より
4093874360
No.4:
(4pt)

骨太な小説をお望みの貴兄に

東北の親子三代に渡る大河ドラマ

前半の読みづらさ(他の方のレビューにもある通り人物の識別がしづらい、エンジンのかかりが遅い)は
あるものの、昭和という時代と、時代に関係ない父と子の関係、を描いた秀作

このひと、これがデビュー作なんでしょう?
小説デビューでこんなの書けるなんてすごいよ。

実績がある作家なら、もう一つ要素を加えて大長編に出来たかもしれないのに、と思わせるのが惜しい!
骨ん中Amazon書評・レビュー:骨ん中より
4093874360
No.3:
(3pt)

骨太の物語

三代に渡る親子の物語。
象徴的な事件から始まる冒頭から、勢いをもって物語が展開して行くラストまで、ぐいぐいと惹きつける力を持っている。
ミステリーとしては凡庸な事件かもしれないが、この作品のテーマとは関係ない。この作品の主題は、親と子の繋がりだ。
親の思い、子の思い。体の中に流れる血をめぐる親子の物語こそが、ずしんと心に響いてくる。意表をつくようなどんでん返しではなく、重量級のパンチのように重く響く展開。それでも残る絆。
こういう父親になりたいと思った。こういう父親を持ちたいと思った。
骨ん中Amazon書評・レビュー:骨ん中より
4093874360
No.2:
(4pt)

僕のせいなのでしょうが・・・

~中途半端に作品の取りかかった僕のせいかもしれませんが、なんだか随分と名字だけのちょい役とか似ている名前の川戸家の人とかがゴチャゴチャと出てきて、最後まで誰に感情移住していけばいいのか分からないまま終わっちゃいました。せめて章ごとに一人、主観となるべき対象がいてくれれば助かったのですが・・・。
~~
あと著者が元新聞記者にも関わらず、イマイチ新聞記者像が見えなかった。最後の川戸栄太郎と対峙する場面など、もっと記者として、より冷静に向き合えばこそリアリティーと迫力が増すのでは、と思ったりです。
~~
それでも星四つなのは絶対的に読ませる力を持っている事、父親像というテーマが良いこと、あとラスト~エンディングにかけての展開の早さですかね。それだけでも読む価値はあると僕は思います。
欲を言うなら、上下巻の分厚い本でも良かった。それくらい重厚なテーマだと思うからです。~
骨ん中Amazon書評・レビュー:骨ん中より
4093874360
No.1:
(4pt)

地震カミナリ火事〇〇〇

朝一番で新聞を受け取って、すみからすみまで読んでる余裕のある人はよほどの早起きさんだと思う。殆どの人ならば、ぱらぱらと頁をめくって目に付いた記事を拾い読みする程度のはずだ。記事が目にとまる3大ポイントとして、テーマとギャップと出だしの言いまわしなんじゃないかなぁと勝手に思うのだが、元新聞記者(社会部)の筆者が送り出してきたこの作品は、読み手に適度な緊張感を与え、豊富な語彙を巧みに操っており誠に気持ちが良い。それでいて小難しい描写が少ないので、読者はぐいぐいと読み進められることができるだろう。この物語には、三代に渡る父親が登場し、それぞれみな大きな存在感として語られ、また実際にとても大きな重要人物になっている。物語がありがちな経営者の背任事件として見えるかもしれないが、最後に訪れるクライマックスは二重三重に手が込んでいて「ラストでがっかり」というそんじょそこらの小説とはワケが違う。テーマもギャップも言い回しも申し分無いが、何よりも父親達の発するその迫力には圧倒される。父親の背中を見て育った人も、そうでない人も、存在感を十分に味わえる一冊だと思う。
骨ん中Amazon書評・レビュー:骨ん中より
4093874360



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