人質オペラ
- 人質 (101)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
人質オペラの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです!登場人物が多いのですが、ストーリーは分かりやすかったです。表紙から映画化された作品かと思いましたが、同タイトルの映画は見つけられませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性内閣官房長官、財務大臣、公安、外務省の若手女性社員、それぞれの立場で人質誘拐を描く。 途中から真相は読めてしまうが、それでも各人がした決断が面白く一気に読めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
イスラム過激派が日本人女性をトルコで拉致したという報が政府に入る。日本はテロリストとは交渉しないのか、それとも国民に知られぬうちに秘密裡に過激派と交渉に入るべきか。政府、外務省、公安が情報収集に奔走する中、さらに新たな日本人拉致事件が発生する。しかも今度の被害者は財務大臣・矢島の息子だという…。 ---------------------------- タイトルの『人質オペラ』といい、昭和人情喜劇風カバー絵といい、昨今のテロ事件を笑いのめすコメディタッチの物語かと勝手に当て推量して読み始めたのですが、それは私の思い込みにすぎませんでした。ストーリーは真面目至極。日本政府内のセクショナリズム、政権与党内の派閥争い、近づく参院選を巡る政治的思惑、自己責任論と人命尊重派に二分される世論といった多岐にわたるテーマが盛り込まれていきます。元朝日新聞記者である作者の文章が確かに新聞記事のように平易簡明なだけに、大変軽やかに読み進めることができます。 とはいえ、新聞・テレビの報道になじんだ身には、この小説の政治的駆け引きの側面は大きく予想をはずれることはありません。さもありなんと思われる展開が進められ、驚きがありません。財務大臣・矢島の息子の拉致事件の背景にあるものがわずかに予想を超えるものではありましたが、その結末は少しばかり漫画チックに感じました。 400頁に満たない物語に膨大な数の人物が登場するうえ、とりたてて誰かひとりに焦点をあてるのではなく、平等に紙数が割かれているだけに、読者が特定の誰かに感情移入するいとまがないことも指摘できるでしょう。 ---------------------------- *42頁と132頁に「ひと段落」という表記がありますが、『』(すばる舎/2014年)によれば、ただしくは「いちだんらく」です。「『一段落』は「文章などの、まとまった一部分を指し、そこから『物事が一区切りついた』様子を言います。『ひと区切り』からの連想で『ひと段落ついた』というのは本来の言い方ではありません。」(同書149頁より) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めの頃の疾走感が徐々に失われていく所が残念。一人一人の個性をもっと際立たせてくれるともっと面白くなるはず。政治家の風景がもう少し欲しかった。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|