オヤジ・エイジ・ロックンロール
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
オヤジ・エイジ・ロックンロールの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
気取らない素朴な文体なので、情景を思い描きやすかったです。 主人公の黒沢は中老の中間管理職ですが、折に触れて揺れ動きやすい少年の心が露呈して、格好悪いけどとても感情移入しやすかったです。 楽器やバンドの人間関係の描写がとても写実的で、ドキュメンタリー映像を見たかのような読後感です。 あらゆる場所になんかどっかで見たことあるような人たちがうろついていて、思わずニヤッとしてしまいます。 「やってる本人はカッコいいと思ってるんだろうなあ」とでも言いたげな映し方が面白い。 ロック・ミュージシャンというと、横浜銀蝿みたいなイケイケの人たちばかりを思い浮かべてしまうのですが、シャイの黒沢みたいなギタリストが多かったり、沙織さんみたいな憑依型のおとなしい子が最前面に立たされてるのもリアルで面白いです。 作中の背景で、音楽を大量生産的に消費するメジャーレーベルに対するアンチ、インディー・ロックへの礼賛、といった雰囲気が漂っているのも小ニクいですね。 ライブの緊張感と、ボーカルの入りから急騰しだすボルテージには圧倒されました。 それは黒沢の心理描写に負うところが大きいと思うのですが、音楽を聴いている訳でもないのに感動で鳥肌が立って、視界が滲んできます。 還暦も目前のオヤジだけど、オフィスビルの間を青春と共に走り抜ける、そんな爽快な物語です。 「大人」は夢を諦める理由にはならない。 甘酸っぱい夢を忘れかけている方に、是非とも手に取ってみてほしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
比較的淡泊な文体ゆえか、非常に読みやすく、一気に読めました。そんな文体ながら、登場人物の感情は良く伝わってきます。アマチュアバンド活動でありがちな、メンバー間のやる気の差、メンバー脱退、メンバー間の恋愛、演奏したい曲の食い違い、オリジナル曲をメンバーに披露するときの気恥ずかしさなど、一通り網羅されていて、なぜか上から目線でうむうむと納得。この世代でエフェクターを知らんのか?、といった時代考証的ツッコミもできますし、著者が魂を削って書いた、というような内容でもないのですが、多少都合の良い展開も含め、楽しませていただきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもおもしろかった。自分の過去と重なりすぎ❗ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先に書店で同作者のティーン・エイジ・ロックンロールを購入して、面白かったので、この作品を購入しました。実に面白かった。主人公とほぼ同世代ということもあり、そうそうと共感する部分と、腕は主人公とは段違いだから、今からやってもこうはうまくいかないぞ、といましめたりしました。でもそそられる。 この作品の続編という形でティーンエイジがあるので両方を読まれることをお勧めします。私は逆に読んだので、ああなるほどそうだったのかと、楽しめました。ティーンエイジが3.11の地震でせっかく作ったライブハウスが崩壊したところで終わっているので、その後が気になります。ぜひこの続きも読みたいと強く思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔の夢が現実の寓話で再現、80年代のハードロック・ブリティッシュロックファンはご一読。レッドツェッペリン、ディープパープル、等々。読後の爽やか清涼感も完璧。おやじ臭を忘れてください。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 22件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|