荒蝦夷

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種別
長編
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あらすじ

2007年12月14日 荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6)

宝亀五(西暦七七四)年、陸奥国の北辺には不穏な火種がくすぶっていた。陸奥を支配せんと着々と迫り来る大和朝廷。そして、その支配に帰属する、あるいは抵抗する北の民、蝦夷。動乱の地に押し寄せる大和の軍勢の前にひとりの荒蝦夷が立ちはだかった。その名は呰麻呂。彼が仕掛ける虚々実々の駆け引きの果て、激突の朝が迫る―。古代東北に繰り広げられる服わざるものたちの叙事詩。(「BOOK」データベースより)

評判

荒蝦夷の評価:

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荒蝦夷の総合評価:

8.60/10点 レビュー 10件。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10
(5pt)

奈良時代の東北地方を描いた魅力的時代小説

奈良時代の陸奥=東北地方で起こった
伊治公呰麻呂(これはりのきみあざまろ)の乱
所謂「宝亀の乱」を描いた時代小説です

これとほぼ同じ時代を描いた小説が以前に読んだ高橋克彦の「風の陣 烈心篇」ですが
同じ時代をモチーフにして居ながら全く異なる趣の小説になって居ります
何しろ資料と呼べる物が朝廷側の「続日本紀」の僅か数行なので
大雑把に一ページもあれば書き切れる情報しか無い訳で
コレを小説化するとなると殆んど創作小説となるのは否めません
従ってこの「荒蝦夷」も「風の陣」も著者の想像(創造)で描かれて居る訳ですが
同じ空想作品ならば断然こちらの「荒蝦夷」の方が読み応えがありました

ただし
呰麻呂と阿弖流為との関係性や母礼の関係性等は史実とは異なった設定なので
これが歴史的事実だとは勘違いしないで読んで欲しいです

同著者の作品で阿弖流為の乱を主題とした「まほろばの疾風」の前編に当る作品ですが
登場人物等の設定等で一致しませんので
その辺は御理解戴きつつ両方御楽しみ戴くのも一興です♪
荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6) Amazon書評・レビュー: 荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6)より
4087462420
No.9
(5pt)

奈良時代の東北地方を描いた魅力的時代小説

奈良時代の陸奥=東北地方で起こった
伊治公呰麻呂(これはりのきみあざまろ)の乱
所謂「宝亀の乱」を描いた時代小説です

これとほぼ同じ時代を描いた小説が以前に読んだ高橋克彦の「風の陣 烈心篇」ですが
同じ時代をモチーフにして居ながら全く異なる趣の小説になって居ります
何しろ資料と呼べる物が朝廷側の「続日本紀」の僅か数行なので
大雑把に一ページもあれば書き切れる情報しか無い訳で
コレを小説化するとなると殆んど創作小説となるのは否めません
従ってこの「荒蝦夷」も「風の陣」も著者の想像(創造)で描かれて居る訳ですが
同じ空想作品ならば断然こちらの「荒蝦夷」の方が読み応えがありました

ただし
呰麻呂と阿弖流為との関係性や母礼の関係性等は史実とは異なった設定なので
これが歴史的事実だとは勘違いしないで読んで欲しいです

同著者の作品で阿弖流為の乱を主題とした「まほろばの疾風」の前編に当る作品ですが
登場人物等の設定等で一致しませんので
その辺は御理解戴きつつ両方御楽しみ戴くのも一興です♪
荒蝦夷 Amazon書評・レビュー: 荒蝦夷より
4582832393
No.8
(3pt)

蝦夷に対しての想像が広がりました。

蝦夷と一括りに定義するので無く、朝廷の支配が徐々に進行するに連れて蝦夷の形態が変わらずを得ない状況や蝦夷の部族間の葛藤など興味深く読みました。
荒蝦夷 Amazon書評・レビュー: 荒蝦夷より
4582832393
No.7
(3pt)

蝦夷に対しての想像が広がりました。

蝦夷と一括りに定義するので無く、朝廷の支配が徐々に進行するに連れて蝦夷の形態が変わらずを得ない状況や蝦夷の部族間の葛藤など興味深く読みました。
荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6) Amazon書評・レビュー: 荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6)より
4087462420
No.6
(4pt)

力強い骨太な作品でした

高橋克彦の「火怨」を読んで古代東北に興味を持ち、本作「荒蝦夷」を手に取りました。

火怨が大和朝廷に対する蝦夷の反抗を描いた作品なのに対し、
こちらは荒蝦夷のタイトルどおり、蝦夷の荒々しさ、野性や残虐性を描いた作品でした。
物語は宝亀の乱(呰麻呂の乱)までを描いています。
主人公は伊治公呰麻呂、狂言回しは道嶋御楯です。

呰麻呂は後世の武士のような大義や義理・忠義などの価値観は持っていません。
あくまで己や部族の利益のために活動する様は、変に高潔な思想をもつよりリアリティがありました。
その狡猾さや残虐性が魅力のキャラクターであり、そこが評価を上げる良い点だともおもいますが、私は読んでいてなかなか不快でした。
後半は青年のアテルイ、坂上田村麻呂が登場し、さわやかな風が吹きますが最終的にはその二人にも黒いものが見え隠れするようになります。

続きを読んでみたいと思える良い作品でした。
荒蝦夷 Amazon書評・レビュー: 荒蝦夷より
4582832393

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