過去を捨て、警備員として暮らす桐生。迷い猫が縁で、飼い主の少女・翔子と出合う。

河川敷の車から、男の死体が発見される。

6年生と元たち5年生は、学校を出て街の中を走る3キロのコース。

銀杏が丘小学校恒例の冬の一大イベント、マラソン大会。

人の住まぬ荒地には、夜どこからともなく現れた女のけたたましい笑い声が響き渡るという。

網を打つ者。とどめを刺す者―。

友を陥れてまで、己は出世を望んだのか――。若き執政がゆく道は、栄達か、修羅か。

失恋したばかりの『あずさ』は、会社の先輩、藤宮から突然プロポーズされる。

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その真の姿は、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす「報復屋」だった。

昭和3年6月4日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。

「一気に最後まで読んでしまった! これぞリアルの中のファンタジー!」真島ヒロ氏もこう絶賛した傑作長編。

恐るべき新興ウイルス"竜脳炎”感染後に意識を取り戻したのはたった3人。その仲屋京介、落合めぐみ、興津繁。

母親と東京に住む小学生のハヤトは、同じ団地のトンダじいさんから「一生に一度のお願い」を頼まれる。

ミステリー作家・有栖川有栖が挑むまったく新しい大阪の怪談。

黒蛇頭(くろじゃとう)の内紛に巻き込まれ、名もなき邨(むら)で鉄格子の檻に囚われた藤之助(とうのすけ)。

本能寺の変から十年。天下人となった秀吉は朝鮮出兵の大号令を発した。

テロ組織「黒い三角定規」が、いよいよ浜村渚に直接対決を挑んできた。

鳴海市で起こった女児誘拐殺人事件。異様な捜査の統制を悪漢刑事・佐脇が怪しく思う間もなく、続けて女児が誘拐される。

便り屋・日々堂で代書をする剣術家・戸田龍之介は、剣でも恋でも道を譲ってばかり。

2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。

眉目秀麗、頭脳明晰、白面の貴公子。輝かしい形容に彩られた名探偵、神津恭介。

深夜帰宅中、変質者にナイフを突きつけられた三枝英子は見知らぬ男性に救われる。

「恋はいつか終わります―」そんなことを言う後輩の千代田百瀬に巻き込まれ、野々村九十九は「失恋探偵」である彼女に手を貸す日々を送っていた。

小さな町での講演会に出た帰り、テスは山道で暴漢に拉致された。

理不尽な犯罪で突然命を奪われ、悔しくて死にきれない人が、ときどき神様の気まぐれで、魔物として生まれ変わる。

『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家・友井羊のデビュー第二作目! 著者自身もボランティアとして足を運んだ、震災・被災地をテーマ、舞台にしたミステリー。

願いが叶うチケットがあるという。それは学校伝統のチケットで、使用者の願いを叶えるのだ。

彼はやっぱり、わたしの運命の人―そう確信し、クリスチャンのプロポーズを承諾したアナ。

エーランド島の石切場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルネル。

家族の気持ちがバラバラな若菜家。その中を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。

じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣は、初めて家族のルーツに興味を持った。

じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣は、初めて家族のルーツに興味を持った。

昭和四十年代、宮城県。捕鯨船の漁師たちは捕獲禁止の流れに不安を覚え、稲作農家は減反政策で前途多難な状況を迎える。

甥の結婚式のため、故郷・青森に向かった亀井刑事は、東北新幹線の車中で謎の男に脅迫される。

茨城県の鹿島神宮は古来、武芸の神を祀ってきた。そこで生まれた剣法が鹿島新当流である。

三月三日のひな祭りの日、東京と小樽で七歳の少女の誘拐事件が発生した。

次期将軍の座をめぐり火花を散らす、紀州徳川、甲府徳川、館林徳川の三家。

運動能力、聴力、記憶力…に常人とはかけ離れた能力を持つ昴、沙耶、隆二、良介。

暑い昼下がりにもかかわらず、その男はシャツのボタンを胸元から手首まできっちりとかけていた。

能勢伝七郎は、江戸城内で奥と表御祐筆を務めた家禄二百五十石の小旗本。

平凡な結婚の、その先に待っていたのは思いもよらぬ夫の暴力だった。

大学生のソウスケは天才的な球体間接人形作家。こだわりぬいた作品は妖しい魅力に満ちていた。

人間の心理状態や性格的傾向を計測した数値、通称“サイコ=パス”によって、罪を犯す前に潜在犯として裁く、シビュラシステムによる絶対のルールが破られた。

小仏太郎探偵事務所に警視庁警部・安間からの電話が鳴った。

2030年9月16日午前6時19分。

冬の日曜日。みんなでアイススケート場へ。

元の近所に住む翔兄ちゃんが、濡れ衣とも思える事件に巻き込まれた!? そして、クラスメイトたちをも巻き込んで、思いがけない結末

夢羽のところに昔から夢羽をライバル視している森亜亭から挑戦状が届く。

あのとき、ふたりが世界のすべてになった。なにげない日常がゆらいで光を放つ瞬間をとらえた、心ゆさぶる7ストーリーズ。

西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。

「この作のサスペンスは飛びきりである。

王は人々の希望。だから会いに行く。

人は、自分の悲しみのために涙する。

小間物問屋橘屋の手代だった益治郎は、濡れ衣を着せられ店を追い出された。

江戸は深川。

“グレンデル”という伝説の巨人の名が付けられた基地の恐るべき正体と、そこに込められた暗い野望の姿が徐々に明らかになり、北極は風雲急を告げる。

北極海を潜行中の米海軍調査潜水艦が、最新鋭ソナーで浮標する氷島の内部に廃棄された基地らしきものを発見した。

悪党から金を盗み、その悪事を暴く窃盗犯がいる――山猫呼ばれる神出鬼没の謎の男をめぐる、様々な悩みを抱える者たちの人間模様。

"悪人"に天誅を下す「ウロボロス」と名乗る謎の集団の取材を進めていた雑誌記者・勝村が、絶体絶命の窮地に!? そんな中、あの男が動き出す――爽快ピカレスク・アクションミステリー最新作、ついに登場!

昭和12年、大阪。老舗薬種商の鴇屋蛟龍堂は、元祖と本家に分かれ睨み合うように建っていた。

娘・綾奈と悲劇の再会からふたたび酒浸りの生活に戻り、無断欠勤を続けていた高城。

将軍直属の隠密、お庭番の下忍である織江は、凄腕のくノ一。

「みなさんには、ケーキのように愛おしい宝物はありますか?」―大切な想いが込められたものには、必ず他人を魅了する力があるといいます。

オランダ記念病院の見学席から手術を見守るエラリーの前に運ばれてきた患者。だが、シーツをめくると彼女は絞殺されていた。

親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。

ヴィクターの次の暗殺はベラルーシの首都ミンスクで決行されることになった。

銃声がゆっくりと薄れていく。

濃霧に包まれたロンドンに暗躍するメフィスト殺人犯と警視庁きっての知恵者マクドナルド主席警部の対決。

一人娘のトーヴェは思春期の難しい年頃。彼氏がいることも打ち明けてくれなかった。

凍てついた雪野原。地平線に立つ木の枝に、奇妙な物体がぶら下がっていた。

マイルズのクローンのマークも、バラヤーに戻ってきた。

皇帝の結婚式を前にバラヤーに戻ったマイルズは、コマールで出会ったエカテリンに求婚しようとしていた。

このままでは、この国は滅ぶ。

魔女の家系に生まれながら、魔法を否定して生きてきた歴史学者ダイアナ。

あの熱いコンビが帰ってきた! 吉祥寺に出店する大手書店チェーンに転職を果たした理子と亜紀。

大学に通いながらキャバクラで働くことになった駒子。ここには「カワイイ」以外の価値観は存在しない。

セレブ相手を謳って躍進するミナミの高級美容院の娘が、生徒会室で殺害される。

桜の樹の下で盗んだのは、一枚の呪いのお札だった。それ以来、掏摸を働いた桐の周囲で、気味の悪い出来事が頻発。

名古屋の名家に代々伝わる「幽霊箪笥」の修理を依頼した男が、港の運河で殺された。

凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に襲われた極寒の地・知床。

小樽での子守奉公で初めて都会の暮らしに触れたとわは知床に戻り、森のなかでアイヌの青年と偶然再会する。

私はマドレーヌ。犬語が話せるめずらしい猫で、柴犬の玄三郎さんとは夫婦なの。

一九七六年春。職を辞して実家に戻ったスティーヴンは亡くなったはずの伯父が生きていたことを知る。

伯父が語り始めたのは、勢力を増すナチスがベルギーに侵攻しようとしていた一九四〇年夏の出来事。

数学のテストの結果が悪すぎて、大ショックの彩。いくら苦手とはいえ、平均点以下なんて…。

リニューアル版「new」の第4弾はシリーズ内でもとくに人気の高い、電子探偵団の5人の東北でのミステリー合宿編!旅先はザシキワラシやカッパの伝説で有名だったり、謎解き攻めにあう「5つの謎の館」があったりで楽しい旅行だったのに、マコトとみずきの仲はギクシャク。

大奥に将軍家斉の子を殺めた輩がいる…。

星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。

片山義太郎は幼なじみの白井の結婚式に招かれた。

長野県警安曇野署管内の穂高交番で時限爆弾が爆発し、警官が重傷を負った。拾得物の鞄に仕掛けられていたらしい。

牧原藤子がようやく手に入れた一戸建てのわが家。だが、思わぬ不幸が近所に潜んでいた。

婚約破棄された上に、ダニ研究の仕事までリストラされた桐野真衣(32歳)。

大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。

時代小説の名手が描く、江戸の女の恋愛模様 江戸の占い本が女たちの吉凶をズバリ! 月ごとの風物を織り込みながら江戸の女を生き生きと描く、切なくも愛らしい傑作時代小説。

大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。

13世紀、フランス。“天啓”を受けた羊飼いの少年・エティエンヌの下へ集った数多の少年少女。

北朝鮮が、日本に向けた中距離弾道ミサイルに燃料注入を開始した。中身は核なのか。

十津川警部の妻・直子に、京都K女子大同窓会の招待状が届く。同期の金井富美が、日本画の賞を受賞したお祝いだという。

―うちの理生ときたら、高校生になったというのに、泣き虫で弱虫でこまったもんだ。やれやれ、おれがなんとかしてやるか―。