絶対服従者(ワーカー)
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エンターテイメント色の強い作品です。 ただ残酷描写やグロ系描写がある為、それらが苦手な方にはキツいかも。 虫が当然のように話し、社会に参加している世界観。 まだまだ被差別存在ある虫の、とある名士による市長選への立候補が軸になってはいますが「人対人」 がメインであり人と虫との葛藤や社会的扱いの差によるジレンマだのと言った深いテーマは扱いません。 虫は普通に「良き隣人」であり扱いもラノベテイストにあっさりとしています。 内容も割とアクション寄りで途中からはジェットコースター的な流れに入ります。 主人公やその周囲が割と好感の持てる人物揃いで、対立存在はどいつもとことんクズと言う 勧善懲悪色の強い作品で終わりも思ったよりもあっさりと言う感じでしたが楽しめました。 設定面で荒い部分はありますが細かいことは気にせず流れに乗って楽しむのが正しい娯楽作品。 文体も読み易いのでとりあえず何か読みたい、と言う方にはお勧めです。 | ||||
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話が一人称で進んでいくせいか、文体にやや荒っぽさを感じる人もいるかもしれません。 しかしその分、平易な文章なのでとっつきやすく(軽いという意味ではないですが)、ショッキングな描写やスリリングなシーンもあって、勢いにのって一気に読まされます。 読後感も少し酸味があり、ちょっと切なくなる部分もあり、あぁ一冊の本を読んだなあという満足感がありました。 総じて、ちょっぴり荒削りな部分もあるけれど世界観がちゃんとあって、それ以上に(それ故に?)本当に面白い“物語”だと思います。 完成度が高いものよりも、こういった勢いがあるものの方が愉しく読めますね。 | ||||
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良い点 ☆.昆虫ならではの生態をうまく取り入れている この作品は、昆虫を擬人化し、それをモチーフとして書かれていますが、 その使い方が非常にうまいと感じました。 ただ漠然と昆虫を使ったと言うのではなく、昆虫ならではの生態を人間社会の中にうまく取り入れ、 現代社会でぼやけてしまった生き物としての真理をしっかりと浮かび上がらせています。 ☆.一人称で描かれている 主人公の視点で描かれているので、物語に入り込むのが容易でした。 ☆.先が読めないストーリー これまでに無いパターンの作品なので、ラストが読めません。 作風に慣れるまでは少し苦労するかもしれませんが、 一度入り込んでしまえば、ラストが気になり一気に読んでしまいます。 悪い点 ★.イメージを掴むのに苦労する モチーフが人間であれば、文面だけでその場面を容易に想像する事ができるのですが、 「突然変異の生物」として昆虫を擬人化している為、「酒を運ぶ」「機械を動かす」「車を操作する」 というような場面で、その姿をイメージするのに少々苦労しました。 物語の前半は、擬人化した昆虫のイメージをつかむのに多少苦労するかもしれません。 総評 ストーリに関しては触れませんが、つっこみ所は多々あります。 が、それら全てをチャラにするくらいの「面白さ」と「新しさ」がこの作品にはあります。 なるほど、日本ファンタジーノベル大賞 優秀賞を受賞しただけの事はある。 そう思わせてくれる、大器の予感を感じさせる作品です。 しかし、なにぶん今までに無いタイプのジャンルなので、 評価が真っ二つに分かれてしまうかもしれません。 満足するかどうかは、読み手次第だと思いますが、 内容が濃い作品なのは、間違いないでしょう。 | ||||
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