十津川警部捜査行 殺意を運ぶリゾート特急
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「蔵王 霧の中の殺人」P6〜80 「恐怖の湖 富士西湖」P82〜166 「北への危険な旅」P168〜233 「十津川警部の休暇」P236〜278 「殺しの風が南に向う」P280〜355 表題作はなし、解説は山前譲。 「蔵王 霧の中の殺人」 山形県警が動かなかったので、日下刑事の友人の写真家が口封じに殺された話。最新鋭の画像処理技術を使えば、写っていた女性が消えた写真から、湖面の波紋を調べることもできただろうに…。大御所ゆえに、最新技術までは無理だったか。 「恐怖の湖 富士西湖」 亀井刑事が一泊二日の家族旅行の二日目に石和温泉の家族と離れ、一人で釣りに行き、西湖で釣った死んだ鯉を食べた猫が死ぬ。 5歳の娘を連れた旅で、帰りが深夜というのも、かなり違和感。しかも亀井は翌日仕事なのに。一泊二日の二日目に単独行動するのも、とってつけたようで変。 結末からすると、亀井の休暇での釣り、の、必要性は薄いように思う。 「北への危険な旅」 同僚の刑事が殺されたのに、みんな、悲しまないんだね。 十津川警部も、部下が殺されたのは、自分が占いなんぞを薦めたからなのに、罪の意識が弱いんだね。 戸倉刑事を殺さなきゃならない必然性が、ないのも、気になる。 みんな殺されちゃうと、あとは全部、推測でしか描かれないのも、消化不良になる要因の一つかもしれない。 「十津川警部の休暇」 直子久々の登場ながら、活躍は一切無し。 それにしても、高級旅館の食器で、猫に餌をやるのは、嫌だな〜。 ちゃんと洗うのだろうが、高級旅館なら、それなりの食器を使っているはずで、それで猫に刺し身を食べさせるというのは、非常識ぢゃないだろうか。 愛人を殺すのに、自社製品を使う発想も安易に感じる。 「殺しの風が南に向う」 掘り下げれば、長編の一冊として耐えられる素材をちりばめている、ように感じた。 短編にしたため、描き足りず、中途半端になり、もったいない感じ。 舞台は沖縄。玉城と書いて「たまぐすく」と読むと、情報を信頼する、というのも首が傾いてしまう。 | ||||
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標題作があるわけでなく,リゾート特急を題材にした作品もある短編5話。()内は他の単行本。 蔵王霧の中の殺人(哀しみの北廃止線) 恐怖の湖 富士西湖(恐怖の海 東尋坊) 北への危険な旅(特急「あさま」が運ぶ殺意) 十津川警部の休暇(謀殺の四国ルート,日本列島殺意の旅西村京太郎自選集4) 殺しの風が南へ向う(倉敷から来た女) 「北への危険な旅」は,軽井沢の話し。 「殺しの風が南へ向う」は沖縄の話し。 同じ東京からの北と南でも,距離が違う。 「十津川警部の休暇」を読むのは3回目。 | ||||
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