不法滞在の外国人が暮らす木造アパートで放火!現場に出動した新米消防士・大山雄大は“水をかけると広がる炎”に疑念を持ち、独自の調査を開始する。

ヒモのヨシキは、ヤクザの恋人に手を出して半殺しにあうところを、妖艶な女性に助られる。

半導体開発研究所に勤める木島優二は、成果は横取りされても仕事一筋に生きてきた。

全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。

フクスケが『劇団大人サイズ』の作家になって3年。動員数も飛躍的に伸び、劇団は規模を拡大。

巨頭の少年フクスケは15歳にして生家を追われ、未知の大都会東京へと旅立つ。

旗本の三男から八丁堀同心の家へ婿入りし、平同心を世襲した日暮龍平。

女子大生・亜由美のもとに従兄の頼夫から結婚式の招待状が届いた。

リストラされ、家族を養うため、生まれて初めて他人様の家の泥棒に入った有田。

十津川警部宛てに、ある作家から送られてきた一冊の本。

一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。

美人妻と二人の娘。ちょっとメタボなサラリーマン鳥取五郎は充実した日々を送っていた…つもりだった。

ある時、センコーがアタシらを見てこう言った―「プラスとマイナスとゼロが歩いてら」。

前代未聞の篭城事件が発生。現場は警視庁十一階の会議室。

このままじゃ、私殺される…!年下彼・英之のDVから逃げ回っていた梨沙は、ケータイに出ていたアヤシイ広告に飛びついた。

那覇基地で待機中の戦闘機パイロット・風谷修に緊急発進が下令された。

ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。

休暇で訪れたスコットランド。

テレビ朝日の大人気ドラマ『相棒

茶を商っている砂栖賀屋が押し込みにはいられたと報せがあった―。

「完全犯罪テクで悪人を始末せよ」裏活動に精を出す醍葉学園“推理小説研究部(通称・完全犯罪研究部)”が学校爆破事件で廃部に。

入学後の友達作りにしくじった女子高生チナツ、第二演劇部の一人部長ユリヤ、戦士部のサトシ、ネットごしの参加者で姿の見えないスカイプさん。

女優、OL、キャバクラ嬢、資産家令嬢―年齢も職業も異なる四人が耽溺する、美容整形の世界。

両親を航空機事故で失って以来、達哉は姉・伊月とふたりで暮らしてきた。

浅草の古びたアパートで発見された女の絞殺死体。被害者は大手旅行代理店のOLだが、夜になると街で男を誘っていたという。

“首夢”の世界から、やっとの思いで抜け出した凪浜そよか。

歯科医の夫と離婚をし、実家に戻った香奈子は、その日息子の圭太を連れ、スーパーに出かけた。

その事件は、小川香奈子の息子の圭太が、スーパーで連れ去られそうになった出来事から始まった。幼稚園での信じられない誘拐劇。

渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件。警察は衆人環視のなか、別人を現行犯逮捕するという失態を繰り返してしまう―。

冬のある日、歌舞伎町の片隅で町会長の高山が死体で発見された。死因は急性心不全。

15年前のサマーキャンプに参加した27歳の男女5人が、キャンプ主催者の遺言執行者と名乗る女性弁護士に突然集められた。

人生に絶望し、集団自殺をしようと集まった男5人の前に現れた謎の女・ハナ。「まだ間に合うから。

緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。

森の中の学園に隔離されて育った、性別のない子どもたち。成人するにつれ性別が確定し、ひとり、またひとりと巣立っていく。

女子大生のサチコは、なぜか隣人のおばさんに命を狙われていた。

貴重な演者対談から、舞台裏潜入写真まで。文楽入門書の決定版。

50年の時を隔てた戦時下と現代の日本で、時代と集団の空気に逆らい、それぞれ立ち上がった二人の男たちは、どう生き延びるのか?家庭、軍隊、職場にあって、死、幸福、不安のあいだで大いに揺れる人間を描く長編大作。

高校に入学した宮本剛太は、とあるアクシデントによって“菜々子先輩”と出会う。

「これからおまえは裁きを受ける」オセロの公開対局を映すスクリーンの文字に観衆は凍り付いた。

「いや吾輩は君には全然興味がないけど、世の中の正義にはもっと興味がないから」どん底だった私に、あいつはそう言った。

函館を訪れた美貌の女。彼女に秘められた切ない過去とは……。

夜が明けても伯母は帰らなかった。今泉酒造の奔放な家付き娘ながら、無断外泊は一切したことのないあの伯母が。

かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、画家の夫と暮らしている。

君がため、産み落とされたバケモノだ。　　完全無欠の委員長、羽川翼は二学期の初日、一頭の虎に、睨まれた―。

廃屋で激しく愛を交わし、直後に射殺された男女。偶然居合わせた悠季は女から「娘に渡して」と写真を託される。

学問の深遠さ、研究の純粋さ、大学の意義を語る自伝的小説。

赤ん坊のときに捨てられた美帆。だが、心優しい治子に育てられ、すくすくと成長した。

十年の商社勤めの末、三十四歳にして「島流し」の憂き目にあった夏季は、出向先の若き取締役、渡辺真理の手腕に羨望と疑念を抱く。

亜紀子はある日、見知らぬ女性の訪問を受けた。最後の記憶は、訪問者を玄関に請じ入れたこと。

町工場が作った洋服を、世界的に名の知れたショップに流通させられると豪語する女が現れた。雨森華蓮・26歳。

公園の片隅で発見されたホームレスの死体。八年前に起きた迷宮入り強盗殺人事件。

戦国擾乱の世。主君筋の御台、右京太夫に邪恋を抱いた梟雄・松永弾正は、幻術師・果心居士配下の根来鴉天狗に美女狩りを命じる。

精神科医の望月が勤務する病院に1人の女性患者が収容された。入水自殺を図り救助されたその女性は、記憶と言葉を失っていた。

生き残るためクラスメイトに投票し生贄を選出するか。

「永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」生物教師・伊藤が着任した女子校「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。

15歳の「私」の主人は、数百年に1度といわれる呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「お前が私の玩具になれ。

清国の宦官・徐丁垓殺害の罪に問われた孫寧温は、孤島・八重山へ島流しにされてしまう。

日雇い仕事で糊口を凌ぐ17歳の北町貫多は、彼の前に現れた一人の女性のために勤労に励むが……夢想と買淫、逆恨みと後悔の青春の日々とは? 『苦役列車』の著者が描く、渾身の私小説集。

一代で財閥にのし上がった男・灘尾儀一郎に嵌められて、瀬戸俊介の父母と姉は自殺した。

ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25世紀。

私立伯東高校。問題児ばかりで構成されたクラス、それが二年四組だ。

「ぼくらの七日間戦争」を戦った英治と相原たちは、遊びに行った山で、泥棒たちのアジトを発見する!「七福神」と名のる七人の泥棒は、アジトに盗んだ品をかくし、催眠商法をつかって老人に高く売りつけていた!ぼくらは盗品をうばい返し、貧しい人にバラまく計画を立てる。

人生暗転の瞬間は5分だった!51歳・銀行マン、転職の軌跡。

2022年のクリスマスイブ、ハワイの海底で、グレゴリオ聖歌を正確に繰り返し歌うザトウクジラが発見された…。

見知らぬ声に導かれるように、果てしない旅は続く。やがて青い地球を彼方に眺める宇宙空間に想像を絶する告白が。

ゲームとダンスが大好きで、勉強と父親は嫌い。

警察組織の腐りきった体質は外からじゃ治せない。なかにいるおれたちじゃないとできない仕事だ。

森島巧は公立小学校で臨時教師として働き始めた23歳だ。

名探偵だけで勝負することはゆるさない―。

人気女優の桂アヤが誘拐された。青い蛇と名乗る犯人が要求した身代金は1億円。

海外レーベルからビッグステージへ招待された奏者たちは北米へ旅立つ。

謎の多い祖父の戸籍、沈黙が隠した家族の過去。すべての家庭の床下には、戦争の記憶が埋まっている。

妊婦連続殺人犯の少年を担当することになった弁護士の夫・尚彦―。

大いなる母・西太后を喪い、清王朝の混迷は極まる。

新生中華民国に颯爽と現れたカリスマ指導者・宋教仁。

人気俳優・君津邦彦が新宿の高層ホテルで転落死した。

沢木刑事が殺されて二十五年。島田警部は執念で真犯人に辿り着いたが、新たな謎に突き当たる。

日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。“算盤侍”の唐木市兵衛である。

拾った宝くじが一等二千万円に当せん!偶然、手に入れた「幸福」をきっかけに、団地に住む三二歳の平凡な主婦・早希子はさまざまな出来事に巻き込まれていく。

東京・目黒の喫茶店で中年セールスマンが毒殺された。

「ほっこり」を愛する和子は、お気に入りの雑貨を並べたカフェを開くのが夢。

杜の都・仙台。大和新聞東北総局に、遊軍記者・宮沢が敬愛する先輩記者にして編集局次長の村田が訪ねてくる。

モーゼル拳銃と仲間、そして自らの信じる大義を武器に、抗日義勇軍に身を投じた柴火。

日本軍の侵略に揺れる満州。戦災で孤児となった少女・柴火の人生は、街に立ち寄った馬賊の荷物を盗んだことで一転する。

山本知乃は、病弱な母親と二人暮らし。ごく平凡な女性だが、一つだけ、特殊な能力があった。

第８回『このミス』大賞受賞作『さよならドビュッシー』の作家・中山七里氏の第２作目です。

「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。

貿易会社の社長と刑事が殺された。現場に居合せた宇野警部は、意図に反して、犯人を射殺してしまう。

三十すぎても「坊っちゃん」扱いされる浅見光彦は、うるさい母から逃れるために愛媛・松山へ漱石、子規らを辿る取材に出た。

遠藤慶太は29歳。大航ツーリスト本社から成田空港所に「飛ばされて」きた。

マンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。

殺人を犯しながらも、逃げるより復讐するため警察官になった南條。完璧な容貌をなぜか分厚い眼鏡でひた隠しにする財前。

医師の神崎秀一郎の娘で、重い心筋症をわずらった玲香に、脳死と判定された少女・社洋子の心臓が移植される。

交通事故で意識不明になった三島耕一の自宅から尊厳死の要望書が見つかった。

「実は前から、ハヤ坊に頼みたいことがあってなぁ」東京に住む小学生のハヤトは、トンダじいさんの“一生に一度のお願い”を預かり、旅に出る。

映画館でバイトを始めた恵介。そこで出会った映写技師のルカは、一歩も外へ出ることなく映写室で暮らしているらしい。

横浜みなとみらいの公衆トイレで発見された、著名人の絞殺死体。胸ポケットには10桁の数字が記されたメモが残されていた。

なぜ私なの?―賭博師シェルの奸計により少女娼婦バロットは爆炎にのまれた。

少女は戦うことを選択した―人工皮膚をまとい、高度な電子干渉能力を得て再生したパロットにとって、ボイルドが放った5人の襲撃者も敵ではなかった。